仙台のMTBショップDimensionの日記

このタイヤのうまみを引き出すためには


このタイヤを使っている人から「滑る、グリップ足りない」ってよく言われるんですが、私はこのタイヤを気に入っています。
このタイヤは言ってみれば〈乗り方 雑だと とっちらかる〉と言う特性のタイヤです。
昔ながらのきちっとタイヤを地面に押し付けてトレッドをつぶして路面とコンタクトさせてやらないとあっというまに滑ります。
しかしこのタイヤの良い所はその先で、駄目な乗り方をして滑り始めても、そこからまだまだ取り戻せる懐の深さがあるんです。
つまりドリフトコントロールが容易であるんです。
私にとって普通の275+企画のタイヤはグリップが強すぎてアンダーステア傾向があるので、このタイヤの自在に滑らせられる特性はかえって乗りやすく感じてしまいます。

もちろん基本に立ち返り、急のつく動作はせず、滑らかに加重を移動して乗れば滑りません。
その乗り方が出来るかどうかがこのタイヤを活かせるかどうか、そしてその先にあるのは自在などリフトコントロール性能ですので、こんなに楽しいタイヤは無いんですよ。

そして、もう一つ重要なのは、圧倒的な転がりの軽さです。
舗装路を含むロングライドではこの性能は絶対です。
普通の29erと同等の転がりの軽さはとてつもなく大きな武器です。

滑りやすいタイヤを滑らせない技術はありますが、舗装路での転がりを軽くし続ける技術はありませんので、どちらが重要と言えば転がりの軽いタイヤですよ。
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