それがGROWLERシリーズです。
730は最も廉価グレードになりますが、基本的な構成は上位モデルと同じなのでとてもお買い得なバイクとも言えますね。

29インチ相当の外径を持ちながら、幅も1インチ太いので、より設地面積が稼げる為にグリップ力が非常に強いバイク、それだけではなくタイヤの太さによるクッション性も抜群で空気圧を適切に下げさえすれば非常に乗り心地も良くなります。
つまり、とても安楽なバイクであると言えますね。リムジンと言うかクルーザーと言うかそういう性質があるバイクです。

フォークのストロークは120mmですので、XCと言う性格ではありません。
あくまでもトレイルを恐怖心無く楽しむためのバイクです。
操縦性もあえて鋭くしてないですし、登りも得意とするようなジオメトリーにされています。

それにしても驚くのはフレームがかなり凝っている事ですね。
トップチューブを薄くして柔軟性を出すのは最近のトレンドですが、このバイクもやってあります。
シートステイも同様に潰されていますし、ダウンチューブ・チェーンステイはかなりガッチリと作られていて重いホイールに耐えられるようになっています。

フォークは15×110のブーストを採用しています。この価格では驚異的ですね。
サンツアーの15mmクイックは非常に洗練されていて使い勝手が良いので誰でも使いやすいですね。ネジが無いのも良いです。

ロッキーマウンテンらしく徹底的にシマノです。
ブレーキも変速もこの価格では珍しく全部シマノです。スラムの安いのは駄目なので普及価格のコンポはシマノが付いていることを重視したいです。

そして注目の価格は108000円と10万円付近の絶妙なところです。
はじめの一台に10万円前後のバイクをお考えの方には響くと思います。