仙台のMTBショップDimensionの日記

リアサスピボットの管理

MTBの中でもリアサス付きのバイクの場合はリアサスピボットのコンディションを維持しなければならない問題があります。
リアサスの形式にも色々ありますけれど、最低でも1箇所は稼動する部分がありますから、どうしても手間とお金がかかります。
遊びで乗る程度ならばリアサスを避ける人が多いのも良く分かりますよね。
当店でもリアサスは1年で一ケタ台しか売れません。
最近はフロントサスも維持にお金がかかるので前後ともリジッドのバイクがたくさん売れています。

さて、このフレームに関しましては稼動部分が4箇所、各2つのシールドベアリングを使用していたために8つのベアリングが入っていました。
そして、この様な状況でした。
レースで使用していたために、雨だろうが乗らなければなりませんし、走行後は洗車しなくてはならないので、どうしてもバイクにはとても負担がかかります。
本来ならばシールされているベアリングもシールを貫通して泥が入り込み裏側もこんなに錆び付いていました。

同じものに交換しても同じスパンで交換しなければなりませんので、日本製のシール性能が非常に高いものに交換して交換スパンを延ばしました。
シールがガッチリとくっついているので動き出しに若干の渋さがあるのですが、ピボットにかかる力は凄いので人間が感じることは出来ない渋さです。
精度も高く遊びの少ないので、フレームの剛性も上がります。当然感じることは出来ないと思いますが。何せDHバイクの剛性は既にむちゃくちゃですからね。

裏側から錆びないようにグリスでシールしたので1年程度でベアリング交換になることはないでしょう。
3年くらいは保ってもらいたいです。
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