仙台のMTBショップDimensionの日記

山道でのライディングを学ぶなら

一昨日のブログでは、ライディングの基準となるバイクとしてストリート系のバイクで練習することをお勧めしましたが、そのバイクで山道を走るのはあまり適しているとは言えないので、楽しく走ることに焦点を置いたバイクをご紹介したいと思います。

上の写真のようなフレームはリジッドでフロントサスペンションのみのモデル(ジャンル的にはオールマウンテン用?)が楽しいです。

そして目指すべきライディングはこんな感じです。


XC用のバイクよりも、フロントサスペンションのトラベルが長いものが良いですね。
XC用のバイクに長いフォーク付ければいいのではないか?と思う方もいらっしゃると思いますが、自転車のフレームは設計段階で取り付けるフォークの長さを決めてあるので、違う長さのフォークを付けると操縦性が悪化するのが普通なので、出来ればうえの写真のようなスペック前提のフレームが望ましいです。

ちなみにXC用のバイクと下りを意識したジオメトリーのバイクはハンドリングの基本が結構違うので、ハンドリングを楽しみたいならばオールマウンテン用のモデルの方が良いですね。

ステムを長くするとバイクの動きが鈍くなるので、せいぜい70mmまでに抑えたいところなので、トップチューブ長も短いステム前提でサイズを決めます。
下りではシートを下げるので、シートポストが深くまで挿さるものが良いです。
この手のバイクはヘッド角が寝ていて、フロントセンターが長く、リアセンターが短いので、ライダーのお尻とリアタイヤが近くリアタイヤのグリップを繊細にコントロールできます。
コーナーではハンドルを切っても曲がらず、バイクを倒しこむことによって曲がる操縦性なので、DVDのライダーたちのようにバイクを寝かせた格好良いコーナーリングを身につけることができます。
フロントサスのトラベルが長いのとフロントセンターが長い、ヘッドが寝ているためフロントのキャパシティーがでかいので、かなり荒れたところでもハイスピードで駆け抜けることが出来ます。
そうです、とにかくバイクを操っている感覚が強く、それていて結構速く走ることが出来るのがこの手のバイクです。
リアサスが付いてしまうと、途端にライダーの操る感覚ががた落ちになるので、リアサス無いほうが楽しく限界を引き出して走れます。
なので、こういうバイク一台欲しくなっちゃうんですよ。
うちでは嫁がこの手のバイク(dartmoor HONET)に乗っておりバニーホップバンバンしながら走っています。
レースに出るなら機材的には最高を求めるべきですが、出ないのなら楽しさを1番に考えるのも良いと思います。
29erでもこの手のバイクが出てきましたが、いきなり行かずに一度26インチで鍛えたほうが上手くなると思います。

ちなみに私はフロントサスすら付いてると楽しさを殺ぐように感じているので、前後リジッドのファットタイヤに鞍替えです。
はまればはまるほど、どんどんライダーを助けるギミックがいらなくなってくるのが、自転車の面白いところですね。
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