仙台のMTBショップDimensionの日記

BURLEYの構造について考える

幼稚園送迎車ですので、当然毎日乗っております。
すでに幼稚園では見物人が出るくらい注目を集めています。
流石に恥ずかしいので、早く通常状態に戻ることを願います。

さて、この芋虫的な黒いものはなんでしょうか。
そして、この部品こそがBURLEYの秘密なのではないかと思います。

通常前が2輪車で後が横方向にタイヤが付いている場合、連結部分のジョイントにはヨーイング方向のねじれ、ピッチング方向のねじれ、ローリング方向のねじれが発生しますね。
そのためこの部分のジョイントは3軸のねじれに対応する必要があるので、金属でそれをやるとユニバーサルジョイントのような複雑なものが必要です。
しかし、BURLEYはそれをこの樹脂で出来た部品一つで済ませています。

この写真ではヘッドの自転車を横倒しにしています。
ジョイントの樹脂部品は今にもちぎれそうですが、外してみると1枚目の写真の状態のままです。
相当に硬い樹脂なのですが、実際はこれだけの柔軟性も持っているわけです。
そして、驚くことにこの部品の交換サイクルは3年から5年とかなりの長寿命なのです。
圧倒的に消費者が強いアメリカと言う国で生まれたブランドで、最も大切なジョイント部分にこの様な樹脂部品を使うことが出来るところにBURLEYというブランドの底力を感じました。
恐ろしいまでの耐久試験をし続け、ユーザーからのフィードバックを受けこのジョイントを完成させたのでしょうが(実際ちょっと旧いモデルまでは金属のジョイントでした)、ある意味心臓部と言っても良い部分に最先端素材を使えるブランドなんです。これは新興国には絶対に真似できませんよ。
樹脂である為にセルフセンタリング(元に戻ろうとする力)機能が備わってしまうので、バイクを真直ぐにしやすいと言うメリットもあります。コーナーから直進に戻るのはとても自然に出来ます。

乗っているときは引っ張られたり押されたりする力を感じますが、実際は千切れない訳で、本当に大事な部品なんです。当然交換部品は国内にも在庫されております。

次はリアアクスル周辺の構造です。

D'Liteは車軸にサスペンションが組み込まれております。
構造は非常に簡単でトーションビーム構造で左右車軸はつながっております。
衝撃が来るとタイヤを後ろ方向に逃がすように動きます。その時にバネが引っ張られるわけです。
面白いのはジョイントにはあんな樹脂の部品を使うのに、下回りは全てアルミのしっかりした部品が使われているのです。LOTUSみたいな部品が。


赤いレバーはパーキングブレーキレバーです。
ベビーカーのブレーキと一緒で穴に棒を突っ込んでまわらなくするだけなのですが、操作性が最高で非常に確実に駐車することができます。

BURLEYの製品は非常に高い技術と品質を持つ信頼に値するものです。
確かにトレーラーに子供を乗せて高速走行をするのは精神的に怖いでしょうが、ここまでちゃんとしたものならば牽引車である自転車よりよほど信用できますね。
何より子供は毎日大喜びで、非常に高い快適性と、おもちゃなどを入れておけるポケットが豊富なこともあり、車に乗っているときのように遊びながら乗っています。

これから通年使用するわけですが、次は一緒にどこに行こうか?と考えるだけでワクワクしてしまう製品です。
ライフスタイルが変化する、してしまう力が有りますね。

当然当店の取扱商品ですから、気になった方は是非一度見に来てください。
そして気に入ったらオーダーお願いいたします。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/
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