まず前提として、日本の法規に定められた出力に合わせてある(つまりデチューン)ため、絶対的な性能とパワーカーブは同一となっています。法律はパワーカーブまで定めているんですよ。やめてほしいです。
そういうわけで、実際に一定速で坂を登るような場合はどちらのユニットを使ってもほとんど変わらないです。
日本仕様はデチューンされたもののため、内部のメカニズムの耐久性なども全く心配ありません。
ではなにがちがうのかというと、最大の違いはクランクとフロントチェーンリングがダイレクトに繋がっているのか否かです。
Boschは通常のコンポーネントと同じようにクランクとフロントチェーンリングが同じ動きします。
パワーアシストは純粋にBB軸に対して行われる感じです。
弱点はパワーのオンオフが全部脚に伝わってしまうので、制御が相当レスポンシブでないといけません。
しかしBoschはそれをほぼやりきっています。
対してシマノはクランクとフロントチェーンリングがバラバラに動かせます。
クランクを回さずともチェーンリングを勝手にモーターで回せます。
この方式の利点はペダリングが下手くそでもパワーを滑らかにかけることができます。
ペダリングしているいないに関わらず、一定のパワーアシストをかけることができるのでとても滑らかにアシストしてくれます。
欠点はクランクとチェーンリングが直接繋がっていないので、ペダリングした瞬間にパワーアシストが働かせにくいので一瞬のタイムラグが発生しやすいです。
ただシマノはしょっぱのアシストがかなりガツンとくるのでそんなにそれは感じませんが、ペダリングスキルが非常に高いライダーの場合はj勝手にアシストするとも言えるこの方式は違和感があるかもしれません。
個人的な優劣ですが、シマノは8000番代を名乗るだけにXTグレード相当の作りではっきり言ってかなり高級な作りです。特にクランクアームはBoschがかなりお粗末なのに対して素晴らしいレベルの商品です。
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そしてBBシャフトの位置ですね、シマノはユニット後端に位置しているためにバイクのリアセンターを短く設計できます。パワーアシストの関係上あまり短くするとウイリーしてしまうので、ある程度長めに取ったほうがいいのかもしれませんが、Boschユニットはリアセンターが長j区なり過ぎます。明らかに操縦性に影響が出ています。
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ただ、Boschの診断システムがとても素晴らしく、この点はシマノを大幅に凌駕します。
リモート診断(センターからの)もできるんですよ。
ただ、これはシマノも追いついてくると思われますね。
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結局のところ、バイクに実装された状態でしか購入できないので、そのバイクそのものが魅力的かどうかが全てです。
ユニットは何でもいいと思います。