きみの靴の中の砂

港に夏の喧騒と太陽が充満していた

 

 

 『港に夏の喧騒と太陽が充満していた』 —— カミュの初期中編 "La Mort Heureuse" の一節。

 この作品は1930年代の終わり頃には成立していたとされているので、著者二十五歳頃の作品。

 年齢にしては豊富な語彙。小説家として、ほとんど完成目前の文体を呈している。

 哲学者よりは、やはり小説家に分類しておきたい。

 

 


【The Walker Brothers - My Ship Is Coming In】

 

 

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