今年もコロナ対策から学校のプールは夏休み中の利用が水泳部のみに制限された。だからと言って、水泳部員のプールでの作業で不要になったのは、一般学生入場者の安全監視くらいで、その他はすべて例年どおりで下級生にとっては決して楽を決め込む夏ではなかった。
特別に家の用事のない部員は、午前九時にプールサイドに集合。準備運動の後、分かれて脱衣所の清掃、コンクリート部分のデッキ・ブラシ掛け、プールの塩素濃度測定と取水口のフィルター点検などを済ませる。それから正午まで、決められた練習メニューをみっちりこなして解散。その日の安全監視当番だけが予定どおり四人残る ------ この四人は十二時半から十六時半まで交代で監視台に座るのだが、今年は入場者がいないので、その間、適当に時間を潰し、最後は十七時までプールの中と場内の点検・戸締まりをして帰宅となった。入場者がいないプールに残っている理由は、運動部の土埃まみれの輩が金網を乗り越え、クールダウンのためやシャワー代わりに、裸で勝手に泳がないように見張っている必要があったのだった。
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プールの最深部は2メートル ------ 小学生の頃は、水圧で耳が痛くなって、とても潜れない深さだったのを思い出している。
【The Beach Boys - Honky Tonk】
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