濡れ縁に座り、南天の白い花の一群を眺めながら、房洲からの到来物 ―― 冷水に浸し置いた枇杷の実を口に運べば、弥が上にも夏に身を置く今日この頃の自分の存在が嬉しくなる。
午後には雷注意報が出てたっけ。
あと一旬日ほどで、陽は早くも夏至点に至るという。
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