サオリさんは、カレーの専門店で働いている。 今夜、彼女が仕事を終える時間に合わせて会う約束をした。 *** 「髪に付いてるカレーの匂いを嗅がせてもらってもいいですか」 「えっ? 嗅ぐだけ?」 「6辛とか7辛みたいなカンジがします」 「食べられないくらい辛いのは、頼んじゃだめよ」