きみの靴の中の砂

三十一番目の夏





「セブンアップを飲み過ぎたみたい。ちっともお腹が空かないの...」
 きみはそうでも、ぼくが朝から飲んでいたのは海水ばかり。

 午後は日陰でハメットを読もうか、それとも、うたた寝をして過ごそうか...。

                           

 昼過ぎ ----- 風が落ちて手に合う波が来たのか、きみが小さな影を連れて海へ向かう。




The Hollyridge Strings / No Reply


 

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