小学低学年の頃の夏休みの宿題のひとつに絵日記があって —— 今もやっていることに変わりはないが —— あの頃は日々書くことがないと母親に嘆いていた記憶が未だに濃い。変わり映えのしない休み中の生活では、そりゃあ、あの頃の知能では書くこともなかろう。今なら書くことはいくらでもあって、無いのは時間の方だ。