きみの靴の中の砂

眠り損ねた朝に





 ジャーマンポテトかタラモサラダか ------ 栃木の菜園から届いた最後のじゃが芋をどう料理するか ------ それは、ぼく達にとって殊の外重要な問題ではなかった。むしろ、そのわずかな時間をどうやって共有するか ------ それが問題だった。




The Kingston Trio / One Too Many Mornings

 1969年、解散を発表したキングストン・トリオは、お別れの全米ツアーに出る。その時の録音が、後世に残すべくLP2枚組の記念盤『むかしむかし』としてリリースされた。
 ボブ・ディランの作ったこの曲『ひとつだけ余った朝』は、このグループも余程気に入っていたと見え、異なるいくつかの録音が残されているが、この時のツアーのものが、図らずも、グループの歴史上、最高のテイクとなった。


 

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