さて、十年程前に、野鳥が運んできた種子から延びた庭の雑木が、そろそろ大屋根を超えていこうかというまでになった。 窓辺にしつらえた書き物机に座り、若葉越しに見上げる春の蒼穹は、いったいどこまで続いているのだろう。 【Cliff Richard and The Shadows - I Could Easily Fall (In Love With You)】