きみの靴の中の砂

双胴艇

 

 

 夕暮れが迫ると、カリブ海の島々の港には、フロリダ辺りに船籍をもつ大型艇が入ってくる。

 カタマラン(双胴艇)が多いのが目をひく。回転がとりわけ苦手な艇種だから狭い入江は避けたいところだが、生まれたときから広大な大地を見て育つと、細かいところは気にしなくなるらしい。
 安定した乗り心地にも関わらず、日本の金満家が双胴艇を選ばないのは、他人に迷惑をかけるのを気にする日本人気質からか。

 

 
<a href="https://blogmura.com/profiles/11138716?p_cid=11138716"><img src="https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv11138716.gif" alt="PVアクセスランキング にほんブログ村" /></a>

最新の画像もっと見る

最近の「『ノート(Cahiers)』或いは、稿本『北回帰線の南』から」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事