十代で完成度の高い短篇小説を書こうと試みたことのある人は、『コンペで優勝できるレベルの作品』が、様々多くの経験もしくは何かに特化された特殊・特別な経験の集約された先に成立していることを知る。それに気付かない人ももちろんいるが、それに気付くとほとんどの人は創作からの敗退を決める。しかし、もう少し頑張ってみたいというなら無理には止めないが、なるべく早い段階で自信をつかまない限り、経験上、他の生き甲斐を見つけた方が楽しい人生があると思う。
往生際が悪く、転戦にも失敗するとなると、その後はほぼ一生、撤退戦を戦うことになる。まあ、仕舞いにはそれも楽しくなってはくるのだが...。
【John Renbourn - South Wind】
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