イチ子さんより少し遅く起きて、まだ薄暗い階段を上がり、キッチンへのドアを押すと、彼女がいつも切らさぬように注意を払っているチキン・ブイヨンの匂いが既に食堂を満たしていた。
やがて、短く切ってオーブンで温められたパン、ドリップしたての珈琲とミルクが食卓にのぼる。
いつもと同じ朝だ。
しかし、今朝の話題は、まさか昨日に続き『パリの(食用)馬肉屋』の話ではあるまいな、と思うのだが...。
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