蛸唐草、渦状に巻く蔓の外側に葉を点々で簡略化してつけた模様だ。
起源はエジプトまたはメソポタミア。唐を経て仏教と共に日本に伝えられた「忍冬唐草文様」が日本で独自に発展したものである。
平安時代頃から、公家や学者といった有識者の装束に用いられたことから「有職文様(ゆうそくもんよう)」とも呼ばれた。
古伊万里でも蛸唐草は大人気で、値段も高めだが、なぜかこの三段重は不人気。
お重は、正月のおせち料理をいれるものと思われている。
しかしワシは、普段から、ランチを入れる器として重宝している。
仕事がない日は、自宅でのランチを、弁当のおかずで作ってもらう。
それを重ね置いて、昼の楽しみにしている。