今後の課題は肘関節の屈伸と捻りの可動域の拡大
迂闊にも9月の24日に仕事中の労働災害で全治3ヶ月の重症を負った。
会社の方々には本当に迷惑を掛け通しで面目なかったが、
治療の甲斐も有って怪我の状態は徐々にでは有るが治癒に向かっている♪
ここで改めて怪我の内容を記すなれば、
「 肘関節部分の脱臼複雑骨折+尺骨開放性骨折
+肘関節の橈骨頭粉砕骨折+複数の靭帯断裂 」と言う、
なんとも“ 豪華 ”な?内容に、なっているっ!(-_-;)
↑の画像は9月の27日に行われた5時間にも及ぶ大手術の縫合あとで
10月16日に撮影したもの。
この時に比べれば、手術の傷跡も、だいぶ良くなっているし
リハビリ以外の普段の生活で痛むという事も無い。^^
「 シーネ 」とか言う石膏で固めた様な肘と手首の二関節固定装具は、
とっくに外れ普段は特注の「 装具( 米国製 ) 」を付けている状態。↓
しかし、この装具が5万円近くもして、とにかく高かった!
肘内部の状態をCT画像とレントゲンで写真で公開
それでは肝心の内部構造は、
どのような状態になっているのだろうか。
チョット前になるが、10月7日に撮ったCTスキャン画像と
レントゲン( X線撮影 )写真で、ご説明をさせて頂こう。
ちなみにCTスキャンとは、
コンピューター断層撮影法( Computed-Tomography )
の事を言い磁力を使って撮影するMRIに比べ放射線を使って撮影するので
「 被ばく量 」は有るが撮影時間は数十分掛かるMRIに比べて
数秒で終わるので格段に早いのがメリットではある。
ただし、X線を使ったレントゲン撮影に比べると
立体的な画像が得られる反面、その「 被曝量 」は
レントゲン撮影の比では無いらしい。
レントゲンの語源は、その名の通りX線を発明した
「 ヴィルヘルム・レントゲン 」氏の名前が使われているが、
こちらの被曝量はCTと比べると本当に微々たるモノらしく
小さな子どもであっても、気にする必要のない安心なレベルであるという。
( ※専門家では無いので保証は出来かねます、あしからず )
まずは親指から繋がっている前腕部の骨、
「 橈骨( とうこつ ) 」側から撮影したCT画像。↓
お次は反対側の前腕部、「 尺骨( しゃっこつ ) 」部分の
CT画像である。↓
ここの部分は、まさに折れた尺骨の先端が皮膚を突き破って外へ飛び出す
「 開放性骨折 」を起こした部分であるが「 プレート 」がボルトで留めてある
レントゲン写真の画像は以前の投稿でも、お伝えしているかと存ずる。
( 11月4日撮影 )↓
「 異所性骨化 」もみられるが、これは今でもここの場所を
まさぐっても突起物の感触は全く感じられない。
ちなみに、ここのプレートを真正面から撮影した画像が、こちら↓
このプレートは上腕部の外側の尺骨の外側に付いているので、
手で触れると分かる。( 笑 )
それではまたCT画像に戻って別の角度から検証して行こう。↓
いわゆる肘の内側で有るがググりながら、よくよく調べて行くと
肘の関節って1本の腕に2つ有るようなのだと今更ながらに知って驚いた!
「 橈骨 」の肘関節部分には「 車軸関節 」と言い、
「 尺骨 」部分には「 蝶番( ちょうつがい )関節 」と呼ばれる部分が
それぞれに付いているのだが、
この様に整形外科の知識に関してはド素人の私めが
いくらここで文章だけで説明しようにも、あなたには
なかなか伝わらないだろう。(-_-;)
そんな中、これぞ「 百聞は一見に如かず 」的な
素晴らしいYouTube動画を発見したのだっ!^^↓
肘関節の骨の動き
しかも非常に有り難い事に「 回内捻り( かいないひねり ) 」時の
橈骨頭の「 右肘関節部分の動き 」まで、ご丁寧にも
3Dコンピューターグラフィックスで再現して頂き、
誠に有り難き幸せである。(*^_^*)♪
ちなみに、この動画と逆の捻りの方向が「 回外捻り 」であり
いずれにしても私めのこれからの課題は、
肘関節の可動制限域の拡大と回内および回外ひねりの角度を
丹念な、リハビリ訓練に拠って広げる事が急務なのである。
あ、それと以前の記事で「 かいなひねり 」と記述したのは
私めの恥ずかしい聞き違いだったのは、ココだけの話である^^( 笑 )
今だに利き手の右手で箸を使って飯が食えない
掛かり付けのリハビリ医( 作業療法士Occupational therapist略称はOT )
が言うには、「 肘の伸展は30°、捻りは60°( 内外併せて120° )出れば
日常生活には支障が来たさないギリギリのライン 」だとの仰せ。
( だったと思う )
リハビリの甲斐あって、徐々に伸展は出て来ているものの、
現状はと言うと、肘関節を真っ直ぐに伸ばせる状態を0°とすると
そこから約40°、回外ひねりは約20°程度である。( 計って貰うと )
しかも手首の捻りは回内捻りよりも、回外捻りの方が
角度が出ない状態なので、リハビリ訓練の先生が補助具を
作って下さったのである。↓
これは捻りを出したい回外ひねりの方向に補助具を使って
固定しながら力の弱いゴムで引っ張り続ける為のもので、
ポイントは「 輪ゴムの引っ張りを強くしない 」ことだと言う。
これを欲張って輪ゴムを強くピンピンに張ると
体が「 無意識の内に拒否反応 」を起こして反発し、
戻そうとする力が働くので効果が出ない、との仰せ。
なにしろ重要なのは、「 焦らずに徐々に 」とのリハビリ指導で、
ここで無理に力を掛けると、また靭帯が切れたりして、
大変な事になるらしいが靭帯や骨が固まるまでに
4週から6週だとの事なので、先ずは一安心といった所か。^^
これからの主体は「 リハビリ訓練 」で、どこまで以前の機能を
回復させることが出来るのか?と言う1点に集約されようか。
それでは、また。(-_-)zzz
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