Yamaguchi-Takuto 音楽と調律 

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天満音楽祭にエントリー

2013-06-05 16:06:02 | 仕事

毎年、10月に天満音楽祭というイベントあり、合唱団つながりの友人のT満さんとY田さんと3人で今年は、エントリーすることになりました。
この5月30日に、審査用のデモCDの為の曲 ・友達がいて良かった(オリジナル)・遠い世界に・涙そうそう と録音をしました。
デモ演奏と言うと30数年前にラジオ大阪でオーディション用のデモテープを録音したのを思い出します。
テープとCD・・・時代を感じてしまいます。
それでも、マイクスタンドやドラムセットやキーボードいろんな機材にかこまれての、録音前の独特の緊張感は30数年前と変わらないように思いました。ちょっと怖いようなワクワクするような、この感覚けっこう好きです。
合唱団のピアニスト、サクランボ娘さんも急遽エントリーするということで、同じく録音をしました。
久しぶりに、充実した時間でした。
 
翌日31日が、締切日だったので、郵送せず、T満さんと直接届けにに行ってきました。なんとか間に合ってほっとしました。
録音の場所(げんきジム)を提供してくれたげんきジムのY田さん、録音機材一切よういしてくれた同じ合唱団のMさん、ありがとうございました。

パイプオルガン演奏会

2013-06-04 18:16:52 | 音楽

先月、5月22日に、甲南女子大学の芦原講堂で 第220回パイプオルガン演奏会が、あり聴きに行ってきました。私が、聞きに行くようになって4回目になります。もともとオルガン好きの友人Y路氏(同業者)の紹介で行くようになり、今回は、もう一人同業者の友人Y崎氏(教会のオルガニスト)と3人で聴きに行ってきました。

演奏会は、~パイプオルガンは百面相! ひとりで奏でる、さまざまな音色!~と言うタイトルです。

 オルガニストの 土橋 薫さん  プロフィール≪大阪音楽大学ピアノ科及びオルガン科を卒業。東京藝術大学大学院修了。大学院在学中に西ドイツ、ウェストファーレン州立教会音楽学校に奨学金を得て留学し、西ドイツ教会音楽家A資格(オルガン演奏,声楽)を取得。ドイツを中心とするヨーロッパ各地において演奏活動を行い、好評を博す。日本国内では、いずみホール、ザ・シンホニーホール、京都コンサートホールなど大阪を中心に東京、京都、神戸、その他各地で多くの演奏会に出演している。なかでも、ザ・シンホニーホールでの「オルガン名曲コンサート」(1994年より毎年)、いずみホール・パイプオルガン・シリーズ(1995年、1996年、1999年、2006年)は、多彩な企画とわかりやすい説明で好評を得ている。また、大阪府下初の公的ホールのオルガン、2001年羽曳野市にオープンしたLICはびきの・ホールMのジルバーマンスタイル・オルガンにおいても、多くの演奏活動及びオルガン講座の講師として活動。ソロ・コンサートの他に、合唱やオーケストラとの共演も多い。その他NHK・FM放送等にも出演。CD「For you オルガン音楽をあなたに」、「SPARKING ORGAN オルガンのきらめき」に引き続き、DVD「パイプオルガン入門」を2006年6月に、およびCD「美の都・パリのオルガン芸術」を2006年7月にリリース、好評発売中。(いずれもコウベレックス)大阪音楽大学、及び甲南女子大学の講師。LICはびきのオルガン講座講師。日本オルガニスト協会関西支部会員。≫―当日のプログラムより―

 

曲目は、 

J.S.バッハ      トッカータとフーガニ短調 BWV565

 

       H.パーセル       トランペットチューン

 

       J.S.バッハ   「我、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ」BWV639 

                 「我ら悩みの極みにありて」BWV641  

                  など

       N.D.グリニ     賛歌「来たれ、創り主なる聖霊よ」

 

C.フランク     前奏曲、フーガと変奏曲Op.18

 

M.デュルフレ    アダージョと「来たれ、創り主なる聖霊よ」

           によるコラール変奏曲 Op.4より抜粋

バロックから近代の曲まで、楽曲と音色(レジストレーション)を説明をはさんでの演奏で、わかりやすいコンサートでした。

土橋先生の説明では、4000本程のパイプが並んでいるとのことです。

友人のY崎氏によると、芦原講堂のオルガンは、マルクッセンオルガン製作所(デンマーク)のもので関西はもとより日本の中でも指折りのオルガンだそうです。

私が、見ても壮大でデザインも良く素晴らしいオルガンでした。

 

調律師の目から見てもオルガンはとても興味深い楽器だと思います。

以前に何かで読んだのですが、14世紀頃、イタリヤで発達した楽器だそうで、ヨーロッパのなかで

経済が大きくなるにつれてオルガンも大きくなったとか?

17世紀の建築家でオルガン技師だったアルプ・シュニットガー古典調律の提唱者でもあります。パイプオルガンは建築物に組込まれてこんなに大きな楽器は他にありません。

 以前、調律師協会でパイプオルガンの研修会があった時に、講師の方がパイプオルガンの調律は、ほぼ作った時に基本的な音程は決まってしまうと言っておられました。

大きいがゆえに、バイオリンやギターのようにいつでもどこでもチューニングができるが、パイプオルガンはちょっと調律という訳にはいかないのです。だから調律法を考えざるおえなかった、のだと想像してしまいます。

パイプオルガン~チェンバロ~ピアノと時代が進むにつれて古典調律から平均律へと進化

していったのだろうと・・・。

友人2人と土橋先生とは、面識があったので、ご一緒に記念写真を撮らせて戴きました。

厚かましいお願いに、先生は、快く応じて戴けました。ありがとう御座いました。

 

 プログラムのさいごに、書かれてありました。

   ―2013年度のパイプオルガン演奏会予定―

第221回   10月30日「内容未定」

第222回   12月4日  「クリスマス・コンサート」

第223回   2014年1月15日(水)「学生のコーラスとオルガン」

全日程とも、16:20開演 甲南女子大学の芦原講堂にて。

入場無料、申し込み不要です。

みなさま、おそろいで、どうぞご来場くださいませ。

 

 


ハープシコードの調律

2013-06-03 05:57:43 | 仕事

4月の下旬に、初めてのハープシコードの仕事をしました。

と言っても突然そんな仕事が入ってきたわけではありません、以前からハープシコードについて指導していただいている、Hさんの紹介で茨木市のオワゾリール・ハウス(ハープシコード・クラビコード・フォルテピアノなどの専門店)から受けたお仕事です。

当日の本番までの間2か月程、Hさんの特訓をうけて、準備万端!?で臨みました。

実際に取り組んでみると、理論的には理解していても、なかなか難しいものがあります。

ピアノと比べてハープシコードは、弦も細く張力も弱いので、ちょっとした気温や湿度の変化で音程が狂います。なので、ある程度その場の状況を感じて調律をします。

 

ハープシコードは、とても繊細な楽器だと思いました。弦もチューニング・ピンもきゃしゃな感じでピアノの調律とまた違った緊張感を感じました。

       

リハーサルが終り修正の調律をして、お客様にも確認をしてO.Kをいただき無事、仕事を終わることが出来ました。

 

コンサートは、最後まで聴いて帰りました。内容は、バロック(ハープシコードを使った曲 :コレッリ・合奏協奏曲第4番ニ長調 :バッハ・管弦楽組曲第2番ロ短調BWV/1067)からロマン派~近代音楽まで・・・とても素敵なひと時でした。