小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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震災を語る会

2005年10月23日 23時41分37秒 | 新潟県中越大震災・地震
黙祷のときからもう駄目でした。
こらえきれるはずもなく陰で涙しました。
土曜の17:56
おそらく毎年10月23日の17:56よりは第4土曜日の17:56のほうが心がざわつくのだと思います。

円になって外を向いて黙祷しませんか、という上村先生の提案を最初きいたときには正直びっくりしました。
そして、先生が本当に山古志や川口だけでなく他の被災地のこともちゃんと気にとめてくださっているということがよくわかる名案だと感動しました。
「震源地川口から、色々な被災地に向かって全犠牲者を想い祈りましょう」というその主旨は小千谷から参加した私の心を強く震わせました。

地震があったときに畑に避難するまでのことがフラッシュバックしました。
硬直して叫び続けるチビを夜中にトントンしてあやしながら自分も泣いたこと。
この「小千谷から」の読者のみなさんに励ましていただいて前へ前へすすめたこと。
いろんなことが走馬灯のように駆け抜けあふれ出しました。

みなさんに映像を見ていただく途中でももう駄目w
自分の作品で泣いてどーすんねんって話。
ナルちゃんもいいとこ。

けど、そのあとに拍手をいただいて、初めて出会った方の目が涙で潤んでるのを見たら、たとえ一緒に震災を乗り越えたというわけではなくとも共感できたのかな?ってやっぱり素直に嬉しかったです。

ほんとみなさんありがとうございました。
自己紹介も何もできないままの取り乱し隊長でごめんなさいでした。

これは個人でボランティアをされてる方のお言葉。
「ぼくらみたいな草の根ボラは大きいボラ団体との交流がないので、こういう会を開いていただけるのはとても嬉しい!」と。
そうですよね。
行政間の壁が厚すぎて、ボラ団体間のコミュニケーションが図れなかったことは震災の課題でしたよね。
本当に素敵な会だったと思います。

上村先生をはじめ川口町の企画商工課長の方、おいしい「ありがとう汁」を作ってくださった川口の方々、ご配慮くださったTenyのディレクター様、そして「震災を語る会」で出会えた皆々様、
本当にありがとうございました。
楽しかったです!

【'05かわぐち体験防災キャンプ】 どしゃぶりだったけど

2005年10月23日 22時25分42秒 | 新潟県中越大震災・地震
「ありがとうを川口から」のTシャツです。
大人のLサイズだったのでチビが着たらひきずりそうな長さ(^_^;)






Tenyの18時のニュースより。
3倍モード(6時間)で録りっぱで出かけたら、テープの最後のほうにすがるように映ってた!
みんなに見せたい!





ところがこの撮影の途中で一瞬にしてどしゃぶりに。
上の空撮は雨雲を心配してのとっさの仮撮りだったのです。






止みますように・・・スタッフは祈りながら雨宿り。






グランドでの撮影はあきらめ体育館に移動。
上村先生の提案で参加者全員で「ありがとう!」と声をそろえ、手をつないでバンザイをしたところを多くの取材陣に撮ってもらいました。
(私は動画に夢中。静止画はこれだけしか撮ってません。今日の日報の朝刊に載ってましたね!)

川口の住民の方がたくさん集まってくださってました。
ジンとしました。

撮影のときに限って大雨が降ったけれど、私にとっては忘れられない思い出になりました。
悔しいだろ?
だったらまたこんな企画を立てて集まってくれよ、と
中越地震を忘れないでくれよ、と空の神様にいわれてるような気分になりました。

みなさまお疲れ様でした。
私からはこの企画に「ありがとう」です。