小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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【雪害】声をかけあって乗り切ろう

2006年01月27日 07時40分52秒 | 小千谷(新潟)
ここしばらくはひと晩に降る量としては落ち着いています。
朝いちで雪かきすれば一日中放置してても暮らしていけるし気分的にも楽。
それでもおじいさんたちは朝から屋根にのぼっていたりして毎日毎日何かしら雪のお守りは続いています。
まさに天候と時間との駆け引きというところでしょうか。

地震と豪雪を経験してから近隣の方とよくコミュニケーションをするようになりました。
とっつきづらかった人ともちょっと距離感が縮まったようでゴミ出しするときの挨拶がすがすがしく思えます。

雪かきの手をとめて冗談を言い合うだけでもかなり気分的に楽になります。
穏やかな気持ちを保ちながらなんとかふた冬目も乗り切りたいです。

もうすっかり全国ニュースではとりあげられなくなってしまいましたが、毎日のように雪下ろしで転落して亡くなったり大怪我をする方が後を絶ちません。

ライブドアと耐震偽装のニュースを冷ややかにながめながら、「新潟はもうすっかり落ち着いた」と思われがちな雪との闘いがまだまだ続いていることを忘れないでもらいたいのです。