福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

『劇場版 TIGER&BUNNY-The Beginning-』

2012-10-26 23:22:15 | 映画・音楽

様々な人種や民族が暮らす巨大都市・シュテルンビルド。そこには特殊能力を持つ“NEXT”と呼ばれる
ヒーローたちが存在し、災害や犯罪から街と市民を守っていた。そんなヒーローの一人、ワイルドタイガー
こと鏑木・T・虎徹はデビュー10年を迎えたベテランヒーロー。最近はピークを過ぎた感が否めず人気も
下降気味。ただ、多少不器用で空回りもするが、市民の安全を守るのがヒーローの最大の役目と言う
強い信念を持った熱血漢。
ある日、所属する会社が合併されることとなり、新しく所属先となった大手企業へ出向く虎徹。
そこで契約条件として命じられたのは、新人ヒーロー、バーナビー・ブルックスJrとコンビを組むこと。
ヒーローとしての能力は高いが、自分が目立ち、いかにポイントを獲得するかを常に意識している
クールで生意気なバーナビーと事あるごとに対立する虎徹。
果たして、2人はお互いを信頼しコンビとして事件を解決へ導くことが出来るのか…。

ネタバレあります


まさかのアニメですよ!ww
このブログ始めて8年近く経ちますけど、映画館でアニメってジブリかディズニーくらい?
そんな私がなぜタイバニか?と言うと、きっかけはTwitter
HOTワードにやたら“tiger&bunny”とか“タイバニ”とか出てくる時期がありまして。
で、ちょっと検索してみたら、もう放送は終わっちゃったけどヒーロースーツが活躍するアニメだとか…
んーあんまり興味ないけどスカパーで再放送始まるから見てみようかな…
と見始めたら、完全にハマってしまったという訳でして
TV放送は去年だったので、いろいろとネットで情報収集をしていたら、
とある方面の女子の方たちに絶大な人気なんだそうですね…ww
ホント知らなかったんですよ!!ホント純粋にヒーローものとして見てましたよ!!
でもまぁ、言われてみればここまでハマったのは、13話の虎徹がどストライクだったからですが
ええ、ええ、ぶっちゃけ虎徹とツンデレバニーの掛け合いとか大好きですよ!←開き直りwww

妙なカミングアウトは置いといてww
そんなこんなで劇場版まで見に行ってしまった訳ですが
今回の劇場版はTV版の1話・2話に新エピソードを追加した、バディヒーロー誕生のお話。
TV版最後まで見てる私としては、ツンバニ懐かしかったなぁwww
でもTV版の焼き直しってだけじゃなく、新しいシーンとかエピソードとか盛りだくさん、
アクションとかカーチェイスとか大画面ならではの迫力もあって、私は満足でしたよ
それにタイバニの魅力ってバディ以外のヒーローたちのキャラの良さも大きなポイントだと思うんですよね
劇場版は短い時間でいろいろ話も進めつつ人物紹介もしなきゃならないですけど、
うまくそれぞれのキャラも確立させながらお話に絡めてあって良かったんじゃないでしょうか
ヒーローたちの変身シーンとか、バニーの歓迎会でみんなが集まるところとかはTV版にはなかったので
へぇ~こんな感じなんだぁと感動したり
個人的には歓迎会で“こんなとこにお呼ばれされるの初めて!”とはしゃぐキッドが可愛過ぎました
そして、スカイハイはジェットパックなしでは浮くだけと言う衝撃の事実www

まぁでも、なんだかんだ言ってもTIGER&BUNNYは虎徹ですよ、虎徹!!
愛する妻を病気で亡くし、9歳になる娘を実家に預けてのヒーロー稼業。
世間からはピークを過ぎたと言われ、年下の新人からは考えが古いだの時代遅れだのと言われ、
会社に楯突けば嫌なら辞めて良いと言われる中年おじさんの悲哀
子どもには分からないだろうなぁww
ヒーローだっていろいろ辛いんだよってところが人間臭くてこのアニメの好きなところ。
でもそうやって徹底的に不器用でダメな感じに見せておいて、やるときはやる男だから
これまた格好良過ぎて困りものなんですがね、虎徹さんはwww
劇場版では、TV版ではあまりなかった虎徹と奥さん・友恵さんとの回想シーンが追加されてて
これがまた切ないのなんのって
幸せだった思い出と、体を引き裂かれるような悲しみ。いろんなことがあるから人は強くなる。
と言うか強くならなければ生きては行けない。ましてヒーローならなおさら。
それは実はバニーも同じなのですが、まだここでは明らかになっていません。

そんなシリアスなシーンもありつつ、ワイヤーをバニーに引っ掛けてぐるぐる巻きになっちゃう
ドジな虎徹も素敵ってことで!←なんでも良いんだなwww
ただし!最後にバニーとコンビを組んでやっていく決意を、結婚指輪にキスをして友恵さんに語る
シーンがあるんですが、これ、なんか虎徹らしくないなぁと思ったり
そういうキザなことはバニーにやらせときなさいwww

反発しあいながらもなんとか事件を解決した虎徹とバニー。
まだまだコンビとしてお互いを信頼するには至っていません。少なくともバニーは。
でも最初に虎徹が歓迎会を開こうとしてバニーに電話をしたときには完全シカトだったバニーですが、
事件が解決して改めてヒーローたちで飲みに行くことになり、バニーを誘うために虎徹がかけた電話に
面倒くさそうにだけどバニーが出るラストシーンはタイバニっぽくて良い感じでした
こういう締め方、好きです

映画版ではこんなちょっとだけデレたバニーで終わりましたが、この後TV版ではいろいろな事件を
2人で解決していくうちに絆が生まれて立派なバディヒーローになっていく訳です!
もうあのシーンとか、このセリフとか、語り出したらきりがないんですけど、
これ以上続けてたら相当痛い人になりますのでここらへんでww
需要があれば(?)TV版の感想もいずれww


そして次回作が来年秋公開とか
ずいぶん先だなwww
その時まで私はこのタイバニ熱を保っていられるのか!
それよりこのブログを続けていられるのか!
そのあたりもお楽しみに!そしてお楽しみに!www



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『ローマ法王の休日』

2012-10-07 01:34:34 | 映画・音楽

ローマ法王の逝去に伴い、新しい法王を決めるべくヴァチカンに集まった枢機卿たち。
投票により次の法王が決められるが、皆自分が選ばれないようにと願っている。
何度も続けられた投票の末に、メルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が新しい法王に選出される。
広場には法王就任を祝おうと人々が詰め掛けるが、法王就任の重圧に耐えられなくなった
メルヴィルは、就任演説を前にその場から逃げ出してしまう。
そんな事態を隠し続ける法王庁と、街をさまよい自分の人生や信仰心を振り返るメルヴィル。
やがて連れ戻されたメルヴィルは、ある決断と共に就任演説に向かう…

ネタバレあります


またしても久しぶりの映画館
夏休みも終わって、そろそろ見たい映画も増えて来ました
これは前に見た映画の時に予告をやっていて、絶対見ようと思ってたもの。
やー、こんな映画とは思わなかったなぁ(笑)
予告では完全にハートフルコメディでしたよ
ま、途中まではコメディと言えばコメディでしたけど…
投票をしながら自分が選ばれないかびくびくしたり、新しい法王が決まったら
好き勝手なことを言い出す枢機卿たちとか。
メルヴィルの心のケアをするためにセラピストが呼ばれるんだけど、
これがまた無信仰で自分大好きなやつだったりとか。
メルヴィルが姿を消している間、のんきにバレーボール大会を開いたりとか。
人がこんなに重圧に押しつぶされそうで悩んでるのに、いい気なもんだ
と、まるで自分が法王に選ばれたみたいにメルヴィルに感情移入して見てしまいましたね(笑)

でも法王に就任する重圧から逃げ出したメルヴィルは、結局法王になる決心をすることが
出来なかったのです
広場を埋め尽くす大勢の信者の前に立ったメルヴィルが、自分には法王の重責は担えない、
この決断を許して欲しいと言い残して下がっていくところで映画は終わってしまいます
『え!?これで終わり!?』
って言うのがその時の正直な感想
普通はいろんな出来事があって、法王になる決心をするでしょ?映画なら(笑)
でも人ってそんなに強くないってことを言いたかったのかなぁ。
ホントのとこは良く分からないけど、ローマ法王と言ったら何十億と言う信者の頂点に立つ
ことになる訳で、ほとんど神様みたいな感じ?
自分がその立場に相応しい人間なのか、信仰に誠実であればあるほどその答えは見つからず
のしかかる重圧はどれほどのものかと、想像するだけで息苦しくなりそう

お気楽なハッピーエンドにはならず、もやもやの残った映画でしたけど
人間的なメルヴィルを演じたミシェル・ピッコリは素晴らしかったと思います

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『SHAME-シェイム-』

2012-07-21 19:59:46 | 映画・音楽

ニューヨークの瀟洒なマンションに住み、仕事も順調にこなすブランドン(マイケル・ファスベンダー)。
しかし彼はセックスに依存していた。行きずりの女や娼婦。仕事以外の時間のほとんどを
セックスとそれにまつわることに費やしている。危ういながらもバランスを保っていた生活が、
恋人に捨てられて転がり込んできた妹シシー(キャリー・マリガン)の存在によって一気に崩れ始める。
人とのつながりを持たず感情を排して生きてきたブランドンと、愛を求め感情のままに生きてきたシシー。
激しくぶつかり合い、すれ違っていく2人…。

ネタバレあります


これは6月の頭に見たやつで、『探偵はBARにいる』以来、映画館で見るのは8ヶ月ぶり
見るときは1週間に1本ペースとかの時もあるのに、見なくなると遠のいちゃうんですよ
今回は友達と待ち合わせまでに時間が空いて映画でも見て時間潰そうと思って、
時間的にちょうど良かったと言うのと、『17歳の肖像』以来気になるキャリー・マリガンが
出ていると言うので、R-18だったけどこれにしてみました

さすがR-18、そういうシーンばっかりです(笑)
でもこれがなんか痛々しいと言うか何と言うか…
シシーとの関係も脆くて危うくて見ててヒリヒリする

なんだか普通の兄妹とは違う空気が2人にはあるんだけど
本当のところはどうなのか、そもそもブランドンがセックスに
依存するようになった理由<SHAME恥>がなんなのか、
詳しい説明はないのでよく分からずじまい。
でもセリフの端端から推測するに、2人の子供時代はかなり辛いものだったのでしょう。
その現実から逃げるように、2人は一線を越えてしまったのかもしれないな。
そんな自分に対する嫌悪からか、ブランドンはセックスに依存して心も体も消耗していくんです。
それとは対照的にシシーはそれでも求めて受け入れようとする。
体の仕組みの違いって言ってしまえばそれまでかも知れないけど、男と女は複雑ですな

終盤、ブランドンと口論になったシシーがバスルームで手首を切っているのをブランドンが発見します。
幸い一命は取り留めたものの、手首にはまた新しい傷が一つ増えました。
あー、こうやってこの先も傷付け合って生きて行くんだろうな…と諦めみたいな感情で一杯になりましたが、
ラストシーン、冒頭と同じく地下鉄で女性に目をやるブランドンの表情が、
最初とはちょっと違う雰囲気に見えて、こんな状況から抜け出したい、抜け出そうって言う
思いの表れだったら良いなぁと、期待を込めて見終わりました

それにしてもキャリー・マリガンはやっぱり気になる

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『あなたの初恋探します』

2011-09-19 10:30:46 | 映画・音楽

ミュージカルの舞台監督として毎日仕事に追われるソ・ジウ(イム・スジョン)は、見た目も年収も
申し分のないお見合い相手からプロポーズされるものの、その申し出を断ってしまう。それは10年前、
旅行先のインドで出会った初恋の人が忘れられないから。
一方、旅行代理店に勤めるハン・ギジュン(コン・ユ)は真面目で融通が利かず、上司からは叱責を
受ける毎日。そんな日々に嫌気がさしたギジュンは会社を辞め、“初恋探し株式会社”を立ち上げる。
ある日、いつまで経っても結婚に前向きになれない娘を心配したジウの父が、無理やりジウを連れて
ギジュンの事務所を訪れ、ジウの初恋の相手探しをギジュンに依頼する。
しかし分かっているのは「キム・ジョンウク」と言う名前だけ。しかもジウは初恋の相手探しに乗り気で
なく非協力的。初めての依頼で張り切り、職場にまで押し掛けるギジュンを迷惑がるジウだったが、
ギジュンの熱意に押され『キム・ジョンウク探し』に協力し始める。
やがて、2人で『キム・ジョンウク探し』を続けお互いのことを知っていくうちに近づいていく2人の感情。
そんな時、ギジュンはジウが隠していた本当の気持ちを知ることになり、そしてついに「キム・ジョンウク」
にたどり着く…

ネタバレあります

世間は相変わらずの韓流ブーム
“韓流ねぇ…”と我関せずを決め込んでいたんですが、去年東京に行ったときにたまたまテレビで
再放送していた『コーヒープリンス1号店』に見事にはまってしまいまして(笑)
それ以外のドラマとかは未だにさほど興味はないんですけど、“コーヒープリンス”だけは別格
そんな訳で、“コーヒープリンス”の社長役だったコン・ユさんが主演となれば見とくでしょ!!ってことで
ちなみに私の中ではコン・ユさんは一生“社長”なので、そう呼ばせてもらいますね(笑)
ちょうどこの映画でも社長は社長だし

それにしてもやっぱり格好良かったですよ社長~
ストーリー的にはまぁドラマでも良かったんじゃないですか?って感じでしたけど
気軽に見れて胸きゅんポイントも多数あり、社長好きとしては合格です(笑)

しかしハン・ギジュンの時の社長はイカさなかったですね~
生真面目で融通が利かなくて何をやっても上手く行かない冴えない男
社長はオレ様なイケメンの役でしたから、こんな役もこなすのねと感心
それに、ジウがインドで出会う「キム・ジョンウク」も社長が演じてたんですけど
これが“別人かっ!!”って思わず突っ込みを入れたくなるほど格好良い
一緒に行った友達が“ずっとインドのシーンで良かった…”って言ってて可笑しかったです(笑)
それなのに、10年ぶりに再会する「キム・ジョンウク」は別の俳優さんが演じてて
あれしか顔見せないんだったらいっそのこと顔映さなくても良かったんじゃ…
ここでも“別人じゃねーかっ!!”と心の中で突っ込みを入れて見てました(笑)

あ、でもジウがお菓子の最後の1個を残しておいたり、小説のラストシーンは読まなかったりする
気持ちはなんとなく分かる気がしたなぁ
大人になればなるほど喪失感とか虚無感とかって意外とダメージ大きくて(笑)
後で傷つかないように最初に防護線を張ってしまうと言うか…
それだけ臆病になってるってことなんです

まぁ、そんな感じで社長の感想に終始してしまう映画でしたけど、
最近ホント仕事してるか野球見てるか…みたいな生活を送っていたので
久しぶりに胸きゅんな映画を見てお肌の調子も良くなったような気がします(笑)

結論:社長のキスシーンは女子力が上がる


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ゲキ×シネ『薔薇とサムライ』

2011-07-11 22:41:26 | 映画・音楽

時は17世紀、ヨーロッパ・イベリア半島。地中海を席巻する女海賊アンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)。
アンヌは海賊しか狙わず弱いものには決して手を出さない。そんな心意気に興味を持った石川五右衛門
(古田新太)は用心棒としてアンヌと海賊船に乗っていた。
アンヌの船を襲ってきた海賊バルバ・ネグロ(橋本じゅん)を退け、無事港へ戻り祝杯を上げるアンヌたち。
そこへ現れたコルドニア王国の兵士に捕らえられ城へ連行されたアンヌは、将軍ガファス(粟根まこと)と
妻エリザベッタ(森奈みはる)から、自分が亡き国王の娘であることを告げられる。
国王亡き後、コルドニア王国を牛耳っている大宰相ラーカム(藤木孝)に対抗し、国を守って欲しいと懇願
されたアンヌ。突然のことに戸惑いながらも、バルバ・ネグロと結託しラーカムとその娘マローネ(高田聖子)
が私腹を肥やしているのを知ったアンヌは、女王として城に入ることを決意する。
しかしそんなアンヌを待ち受けていたのは、諸外国に協力して海賊討伐の軍に加わること。国を守る覚悟を
決めたアンヌは、アンヌに思いを寄せる隣国の王子シャルル(浦井健治)らと共に、昔の仲間や五右衛門と
戦うことに…。
激闘の末戦いに勝利したアンヌは国民から愛される女王になっていった。しかし、ラーカムと裏で手を組んで
いたガファスの策略により、女王の名を騙った罪で処刑されることになったアンヌ。
アンヌを助けたいラーカムの孫娘ポニー(神田沙也加)からアンヌの窮地を知らされた五右衛門は、城に
渦巻く陰謀を暴きアンヌを助けるため城へ乗り込んで行く…


私にとっては2本目の“ゲキ×シネ”
『薔薇とサムライ』公開記念で今までのゲキ×シネも上映されてたんですが
なかなか見に行く時間がなくて
でも『薔薇とサムライ』だけはどうしても見たかったんですよ
これ、東京に見に行く予定でチケットも取ってたんですけど、結局見に行けなかったので

やっぱり間違いないです、新感線は
しかも今回は五右衛門ロックのシリーズだもん、面白くない訳がないっ!
まぁ、RXは生バンドだからこその迫力って言うこともあるんですけど
と、五右衛門ロックを生で見たことをちょっと自慢してみる(笑)
でもゲキ×シネならではの楽しみ方が今回も満載でした

それにしても今回はアンヌ=天海祐希さんの独壇場でしたよ
海賊、女王様、アンドレ、ジャンヌダルクなどなど、大コスプレ大会か!って言う(笑)
でもどれもぴったり似合うんだよなぁ
昔、テレビで宝塚の舞台を放送してて、たまたま見たのが天海さんがアンドレの『ベルサイユのばら』で
宝塚とか全く興味なかったけど、あの時の衝撃は今でも覚えてます
“こんなに男前な女の人っているんだ”って
今回、海賊討伐に出たアンヌがまさにアンドレ風な衣装で
絶対狙いましたよね(笑)で、まんまとそのツボにはまった私でした

で、私のじゅんさん(笑)は今回は珍しく良い人(?)の役
最初は敵対する海賊なんだけど、五右衛門に命を助けられて仲間になるバルバ・ネグロ。
乙女な心を持つ見た目めちゃめちゃごっつい海賊って、やれるのじゅんさんぐらいですよね~(笑)
毎度のことながらじゅんさんの振り幅の大きい芝居には感動してしまいます

そんな訳で今回はアンヌのサポートに回った感のある古田五右衛門。
でもやっぱり肝心な場面での存在感は抜群で、さすが看板役者の貫禄でした
ラスト近くの口上とか、カーテンコールで一番最後に他の出演者に迎えられて登場するとことか
やっぱり主役!って感じでカッコ良かったですね~

今回はカーテンコールまでばっちり堪能できた『薔薇とサムライ』
でもやっぱり生でも見たかったですね


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『わたしを離さないで』

2011-05-04 01:00:27 | 映画・音楽

緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校“ヘールシャム”で暮らすキャシー(キャリー・マリガン)、
ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、幼い頃から
《特別な存在》と教え込まれながら外の世界とは隔絶された施設で一緒に生活していた。
やがて18歳になり、ヘールシャムを卒業して“コテージ”と呼ばれる農場で共同生活を
始めた3人。初めて外の世界に触れ、ルースとトミーが恋人同士になり、トミーに想いを
寄せるキャシーは次第に孤立して行く。幼い頃から複雑に絡み合った3人の絆は微妙に
形を変え、キャシーが“介護人”になることを決意してコテージを出て行ったことで離れ離れに
なった3人。
数年後、ルースとトミーに再会したキャシーはかけがえのない3人の絆を取り戻すが、
逃れようのない運命が3人を待っていた…

ネタバレあります

若手実力派3人競演のほろ苦い三角関係ものかなぐらいに考えて
お気楽な気分で見に行った自分を心底呪った衝撃の1本
原作もカズオ・イシグロさんと言う作家さんの有名な小説なんだそうなんですけど
全く知らなかったもんで
なので最初はいろいろ理解出来ないことが多かったんですよ…
子供たちの親はどこにいるんだろうとか、ガラクタみたいなおもちゃになんでこんなに
喜んでるんだろうとか。
でも新しく赴任してきた先生が
“あなた達は臓器を提供するために生まれて、大人になる前に死んでいきます”的なことを
子供たちに言うんですよね
子供たちはそんなことを聞いても泣き叫んだり暴れたりするでもなく、少し困ったような顔をするだけで。
こっちはそんな決定的なネタバレも全然すんなり受け入れられなくて混乱しました
それからは何もかもが救いがなく、ヒリヒリするような痛みの連続で
たいてい映画を見る時って、その物語の中にいろんな意味を探すんですけど、
“生きるって素晴らしい”なんてこの映画の前ではものすごく薄っぺらい感じがしましたね

あまりに重くて救いがないので、“早く終われ…”って思いながら見てましたけど(笑)
3人の若手俳優陣は本当に素晴らしかったです
特にキャシー役のキャリー・マリガンは、『17歳の肖像』の時も大人びた雰囲気が良かったですけど、
今回はまた違った意味の大人っぽさがありました
本当に愛し合っているカップルは“提供”の猶予を許されるという噂を聞いたキャシーとトミーが
わずかな希望に賭けてマダムに会いに行くシーンで、結局それが単なる噂で、猶予などないと言う
ことを悟った時のキャシーの、絶望とも諦めとも何とも言えない表情が本当に切なくて印象的でした。

思い出すと胸の奥がざわざわして、面白かったと簡単に言いたくない。
でもこれほど衝撃を受けた映画も最近なかったと思う、心に残る1本になりました



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『わたしの可愛い人 シェリ』

2011-02-26 23:52:50 | 映画・音楽

舞台は1906年、ベル・エポックのパリ。ココット(高級娼婦)が国王や政治家を相手に
裕福なセレブとして君臨していた時代。
レア(ミシェル・ファイファー)もそんなココットの一人で、ココットをリタイアした40代の今も
美貌は衰えず、自分の力で築いた富と自由の日々を満喫していた。
ある日、元同僚のマダム・プルー(キャシー・ベイツ)の家に招かれたレアは、19歳にして
放蕩三昧の息子フレッド(ルパート・フレンド)について相談を受ける。レアはフレッドを
“シェリ(いとしい人)”と言うニックネームで可愛がっていて、フレッドは子供の頃から
母親よりもレアの事を慕っていた。マダム・プルーはフレッドをまっとうな一人前の男に
してお金になる結婚をさせると言う魂胆を隠して2人の仲を取り持つ。
これまで、幾多の“恋に落ちる危機”を乗り越え男達の間を渡り歩いてきたレア。
シェリとの関係もほんのつかの間の遊びのつもりだったが、気が付けば不覚にも6年と言う
月日が流れていた。
そして突然伝えられた、シェリと知り合いのココットの娘との結婚話。レアは動揺を隠し
ながら大人の女としてシェリに別れを告げるのだが…。


40代の女性と息子ほど歳の離れた青年の恋愛物語
ありがちなストーリーで結末もなんとなく想像できるものでしたけど
とにかく目に映るもの全てが美しくて、それだけでも満足できる作品でした

何と言ってもレアとシェリが美しい
ミシェル・ファイファー、52歳だそうですよ
気品と聡明さとユーモアのセンスもあって大人の魅力に溢れてる
でも少女みたいにチャーミングなときもあって
私が男だったら間違いなく彼女の前にひざまずくだろうなって言う(笑)
そしてそのレアに負けず劣らず美しいのがシェリ
最初はオーリ様かと思いましたけどルパート・フレンドさんって俳優さんなんですね
顔立ちも体つきも本当に綺麗で、レアでなくても見惚れてしまいます
甘え上手でどうしようもないシェリにはまってました

年齢とプライドが邪魔をしてなりふり構わず年下の男を引き留めることが出来なかった女と
大人になりきれず年上の女の人生を背負うことが出来なかった男。

男が去っていった後、部屋で鏡に映った老いた自分を呆然と見つめるレアが切ない
ラストシーンでした


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『ソーシャル・ネットワーク』

2011-02-19 23:30:18 | 映画・音楽

ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ガールフレンドに
振られ、酔っ払った勢いでハーバード中の寮の名簿をハッキングし女子学生たちの顔写真を
並べて順位を決めるサイトを作る。この“フェイスマッシュ”は驚異的なアクセス数を記録し
大学のサーバーがダウン、理事会から呼び出され処分を受けたマークだが一躍注目の的となる。
その天才的プログラミング能力に目を付けた双子のウィンクルボス兄弟(アーミー・ハマー)は、
自分達が企画した、男女の出会いを目的にしたハーバード大生専用のコミュニティサイト
“ハーバードコネクション”の制作協力をマークに依頼。
しかしマークは、親友のエドゥアルド(アンドリュー・ガーフィールド)と共に“フェイスブック”を
立ち上げ、サイトは瞬く間に広がって行った。
そして2人は、“ナップスター”の創立者であるショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)
に出会う。
“フェイスブック”が目標とすべき評価額は10億ドルと豪語するショーンにすっかり傾倒し、
ショーンと共に事業拡大を進めるマークと、自分の知らないところで次々に事が進んでいることに
腹を立て口座を凍結したエドゥアルドの間の溝は次第に大きくなって行き、ついにはエドゥアルド
の持ち株が0.03%にまで引き下げられ重役を降ろされた事をきっかけにエドゥアルドはマークを
告訴。
同じ頃、ウィンクルボス兄弟も“フェイスブック”は自分達のアイディアの盗用であるとしてマークを
訴え、マークは2つの訴訟を抱えることとなった…。


世界最大のSNS“フェイスブック”誕生の裏側を描いた人間ドラマ
何度か予告を見たときは“好みじゃないなぁ…”と思ってたんですけど
アカデミー最有力の声が高くて、賞を獲ってから見るのも癪なので(笑)
見に行って来ました←なんちゅう理由

フェイスブックのことも良く知らないし、セリフは早口だし、回想シーンも多いし
最初はついていくのに必死
でもだんだん“結局のところは人間の話”って言うのが見えてきて
尻上がりに面白くなっていった感じ

マークがフェイスブックを立ち上げるきっかけになったのだって彼女に振られたってことだし。
エドゥアルドとの仲がこじれたのだって半分嫉妬みたいなものだし。
バーチャルな世界だからあえて人間的な話にしようとしたのかも知れませんけど

マーク役のジェシー・アイゼンバーグ、良かったですね
人と向き合うのが苦手な孤高の天才って感じが
でも時折り見せる笑顔とか頼りなげな表情とかが人間的でホッとさせてくれます


私もブログをやったりtwitterをやったりして、ネットでいろんな人とつながってるってことを
実感するんですけど、それだって使ってるのは“人”な訳であって
最低限の誠意とか信頼とかって必要だなぁと思うんですよ

映画も、そういう人間的な表情が見えた時には心が動きますよね

訴訟の合間にマークが元カノのフェイスブックのページにアクセスして
友達リクエストが承認されるのを何度も確認するラストシーンがとても印象的でした

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『あなたは私の婿になる』

2011-02-05 18:27:20 | 映画・音楽

マーガレット(サンドラ・ブロック)は、ニューヨークにある出版社の敏腕編集長。
アンドリュー(ライアン・レイノルズ)は編集者になる夢を叶えるため、マーガレットの
アシスタントとして雑用に追われる毎日。
ある日、カナダ人であるマーガレットはビザの申請を先延ばしにしていたため
国外退去を命じられる。
編集長としてのキャリアを守りたいマーガレットはとっさにアンドリューとの偽装結婚を
思い付く。
断れば失業するアンドリューは、編集者に昇格させることを条件に偽装結婚に同意。
家族に結婚の報告をするため、2人はアンドリューの故郷のアラスカへ向かう。


最近あんまりラブコメって見てなかった気がするんだけど、サンドラ・ブロックのは話が別
休みの日にな~んにも考えないでリラックスして見るには最適の1本
サンドラ・ブロック、やっぱり好きです
高飛車で嫌な女だけどどこか憎めない感じがぴったり
彼女の喋り方とか表情とか、ホント良いんです
アンドリューの故郷で家族の愛に触れて、独りで生きるのに必要だった鎧が取れていく
感じにはホロッとさせられるし
ただもうちょっとマーガレットとアンドリューの間に恋愛感情が生まれていく様子が
分かりやすい方が、見てる側としては胸キュンで良かったんですけどね

でもやっぱり私の中での“サンドラ・ブロックに外れなし”は継続中です

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『バーレスク』

2011-01-30 20:57:59 | 映画・音楽

歌手を夢見てアイオワの田舎町からロサンゼルスへ出て来たアリ(クリスティーナ・アギレラ)は
仕事を探して街を彷徨っていた時に偶然見つけたクラブ『バーレスク』で繰り広げられる
ゴージャスなショーに魅了され、オーナーのテス(シェール)に頼み込み半ば強引にクラブで
ウエイトレスとして働き始める。
フロアで働きながらステージに上がるチャンスを狙っていたアリは、テスの前でショーのダンスを
披露、才能を認めたテスからダンサーとしてステージに上がることを許される。
そんなある日、ショーの最中にトラブルが起こり、機転を利かせたアリが力強い歌声を披露して
ステージを務め上げる。その圧倒的歌唱力が評判を呼び、一気にトップスターへと駆け上がるアリ。
しかし一方で、『バーレスク』は多額の借金を抱え売却の危機を迎えていた…。


2011年1本目は超ゴージャスなエンターテインメント作品
去年予告を見たときからアギレラの歌に心を鷲掴みにされて(笑)絶対見ようと思ってた1本です
期待通り、ぞくぞくするナンバーばっかりで、見てる間の高揚感が最高でしたね
自分もバーレスクのお客さんとしてステージを見てるような感じ

ストーリー的には、田舎の小娘が都会に出て恋と名声を手に入れるサクセスストーリーと言った感じで
ありきたりですけど、そんなのはあのショーの前ではどうでも良いと思えます(笑)
とにかくアギレラがすごい
“映画の撮影はダイエットから始まったと言っても良い”と何かのインタビューに答えてましたけど、
あの完璧なプロポーションにはため息が出ます
もう隠すとこないんじゃないの!?って言う衣装も難なくクリア(笑)
歌の迫力は言うまでもなく、あの華奢な体のどこからあんなパワフルな声が出るのか驚かされます
ステージ用の派手なメイクを落して普通の女の子に戻ったアギレラもキュート

そしてそれ以上に衝撃的だったのはやっぱりシェール
もちろん名前は知ってるけど、『月の輝く夜に』も見たことないしちゃんと歌も聴いたことない
でも“DIVA”ってシェールのためにある言葉なんだなと、映画を見ながら思いました
映画の中では2曲しか歌ってないんですけど、魂を揺さぶられるってああいう感じを言うんじゃないかしら
歌にしてもセリフにしても表情にしても佇まいにしても、誰もかなわない存在感にただただ圧倒されました

そんな2人を支えるバーテンダーのジャック(カム・ジガンデー)と舞台監督のショーン(スタンリー・トゥッチ)も良いです
特にジャックのちょっと優しすぎて頼りない感じが
アリの写真を撮りながら彼女にウインクするジャックは必見です(笑)

映画を見に行った日は寒い1日でしたけど、見終わったときには体が暖かくなってました
体中をアギレラの声やバンドのリズムが駆け巡る、テンション上がること間違いなしの1本です

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