リリパット・アーミー『天外綺譚』『秘天閣』

リリパット・アーミーⅡ創立20周年と言うことで、
シアテレでずいぶん前に放送された特集をやっと見ました

リリパット・アーミーは、故・中島らもさんとわかぎゑふさんが
1986年に結成した大阪の劇団で、私の好きな“僧正”こと
山内圭哉さんが所属していた劇団でもあるので名前だけは
知っていたんですが、舞台を見るのは初めて
しかも今回の『天外綺譚』と『秘天閣』は今から10年前の舞台で、
僧正好きの私にはかなりのお宝映像でした

どちらの作品も、奇想天外なストーリーと迫力ある殺陣やカンフー
アクション、そして全編に笑いがちりばめられた、大阪らしい“中華活劇”
いい感じに力が抜けていて、いつもならテレビでお芝居を見ると
ぐったりしてしまうんですが、今回は2本続けて制覇してしまうほど、
良い意味で何も考えずに楽しめる舞台だったと思います

でもやっぱり私としては若かりし頃の僧正に注目してしまう訳ですが、
『天外綺譚』では楊貴妃役だった僧正
いや～、綺麗でしたよ、ホント
しゃべると僧正なんですけどね（笑）
一方の『秘天閣』は、流しの賞金稼ぎ。
こちらは変わって、殺陣ありアクションありの男らしい役。
アウトローな感じが素敵でしたね～

カーテンコールでは“ちくわ”を客席に投げてて、
前に見た新感線の『レッツゴー！忍法帖』でも最後に
何かを客席に投げてたので、
“大阪の劇団はサービス精神旺盛なんだなぁ♪”と
変な共通点を見つけたりして（笑）

それに、僧正だけじゃなく、「劇団M.O.P」の三上市朗さんや
小市慢太郎さんも出演されてて、まさに“人に歴史あり”って感じでしたね～