福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

『アフター・ウェディング』

2008-03-20 01:22:13 | 映画・音楽
インドで孤児の支援活動に従事するヤコブ(マッツ・ミケルセン)は、
多額の寄付金を申し出てきた実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッスゴル)に
会うために故郷・デンマークへ。
インドの孤児達の現状を訴え寄付金の必要性を説明するヤコブだが
ヨルゲンはさほど興味がある様子もなく、ヤコブはなぜヨルゲンが多額の
寄付金を申し出てきたのか困惑する。
契約を済ませ一刻も早くインドに帰りたいヤコブだったが、ヨルゲンから娘の
結婚式に出席して欲しいと強く頼まれ、断り切れず結婚式に出席。
そこでヤコブはかつての恋人で今はヨルゲンの妻となったヘレナ(サイズ・バベット・
クヌッセン)と再会、ヨルゲンの娘・アナが実は自分の娘であることを知る。
その後、ヨルゲンが余命幾ばくもなく、全てをヤコブに託すために寄付金を申し出た
と分かり、ヤコブはその意思を継ぐことを決意する…


2007年アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされ、東京で公開された時に
gooで特集されていたのを見て、地元での公開を心待ちにしていた作品でした
ストーリー的にはちょっと安直で唐突な感じかなぁと言う気もしましたけど、
北欧の透明感ある風景とキャストのリアリティ溢れる演技で十分引き込まれました。
全編を通して説明的な部分はあまりなく、特に目のアップがところどころに
使われていたのが印象的。
“目は口ほどにものを言う”ってことなんでしょうかね
セリフの代わりにそれぞれの目の動きがいろんな想いを語ってるような、
そんな繊細な雰囲気が良かったです
そしてとにかくヤコブ役のマッツ・ミケルセンが素敵!
突然昔の恋人と存在さえ知らなかった自分の娘に会った戸惑いや、
インドの孤児達を残しヨルゲンの意思を継いでデンマークで暮らす決意をする苦悩が
ストレートに伝わってくる、静かで深い表情が印象に残りました
“号泣するぞ~!!”と気合を入れて見に行った割には、期待しすぎたのか
それほど号泣はしませんでしたけど(笑)、じんわり涙が溢れる映画でした

“結婚式”と言う人生の幸せとその後に訪れる悲しみや絶望。
様々なことを乗り越えてまた歩き出すのが人生。
そんな思いが込められていたような気がします…


コメント
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