『運命じゃない人』

『アフタースクール』公開記念ということで、地元の映画館で『アフタースクール』の
半券を持っていくと500円で見れたので行って来ました。
1週間の公開で最終日の夜の回だったのでそんなに混んでないと甘く見てて、
上映時間ギリギリに映画館に着いたら最前列しか席が空いてなくて、
小さいシアターだったのでちょっと首が痛い思いをしながらの鑑賞になりましたが

いや～、ものすごい面白い映画でした
こんな幼稚な感想しか出てこない自分が歯痒いですけど（笑）
とにかく一言では言い表せない面白さです

登場人物は5人―頼まれたら嫌とは言えない、典型的“いい人”宮田（中村靖日）。
婚約破棄となり途方に暮れる真紀（霧島れいか）。宮田の親友で私立探偵の神田
（山中聡）。宮田の別れた恋人あゆみ（板谷由夏）。あゆみの現在の恋人で
暴力団組長の浅井（山下規介）。

浅井の事務所からあゆみが持ち出した2000万を巡る一晩の出来事を、宮田、神田、
浅井それぞれの視点から見ることで物語が進んで行きます。
同じ時間の出来事でも視点を変えるとこんなに面白く感じるのかと驚きでした
始めは何も分からずただスクリーンを追うのに精一杯なんですが、
同じ時間の出来事と分かってからの爽快感が最高
しかもそう言う斬新な物語の進み方だけじゃなく、肝心の物語の内容も○
宮田と神田の友情とか、組長の悲哀とか、真紀やあゆみのしたたかさとか。

『アフタースクール』はとっても豪華なキャストでしたけど、
映画は有名な俳優が出てれば良いってもんじゃないと改めて実感した作品でした