遺伝子を研究する大学院生の兄・泉水(加瀬亮)と2歳年下の弟・春(岡田将生)は
優しい父(小日向文世)と仲良く平穏に暮らしていた。
ある時、仙台市内で連続放火事件が発生。現場には必ずグラフィックアートが残されている
ことに気付いた春は、泉水と共に犯人を捜し始める。
同じ頃、ある男が仙台に戻って来ていた。それは“家族の秘密”に関係する男。
放火事件の真相とともに明らかになる“家族の秘密”と“家族の絆”。
大好きな伊坂幸太郎さん原作の映画化
実は原作を買ってはいたんですが、せっかくだから先入観なしに見ようと思って
読まずに映画館へ行きました
やっぱり切ない
なんとな~く先が読める感じは途中からあったんですけど、実際にその“家族の秘密”を
突きつけられると胸に痛くてね~
泉水も春も、お互いにその秘密をずっと胸に抱えながら、お互いを思いやってきた訳で、
誰にもその絆を壊すことは出来ないのです。
『春が二階から落ちてきた。』
泉水はいつでも春を支えているし、春は泉水がいるから飛ぶことが出来るんだなぁ。
そんな加瀬さんと岡田さんの泉水と春は本当に最強の兄弟でした
加瀬さんは実年齢よりだいぶ若い大学院生の役を難なくさらりとこなしていて、
岡田さんはとにかく美しい(笑)
傷つき苦しみ、時に大胆で時に儚げな春がとても素敵でした
でも個人的には『アヒルと鴨~』の方が衝撃度は大きかったかなぁ
今度はじっくり原作を読んでみます