4/14 電力ホール 6列
＜原案・演出＞森崎博之
＜脚本＞宇田学
＜出演＞TEAM NACS（森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真）
飯田隆裕 井上和茂 梅田喬 大野朱美 栗原寛孝 黒岩司
後藤祐香 菅原健志 田中温子 新田健太 広瀬諒人 松尾英太郎
宮川康裕 山中雄輔 和田成正
ネタバレありますのでご注意下さい
時は戦国。桶狭間の戦いで今川義元を討ち、天下獲りへ突き進む織田信長（戸次重幸）。
永く信長に仕える豪傑柴田勝家（森崎博之）。百姓から信長の腹心へと出世し、天下統一の
野望を抱く羽柴秀吉（音尾琢真）。思慮深く戦術に長けた智将明智光秀（大泉洋）。
そして、桶狭間の戦いで命を落とした徳川家康に瓜二つのため、影武者に仕立て上げられた
絵描き又兵衛（安田顕）。
信じる者。裏切る者。奪う者。逃げる者。命を懸ける者。命を捧げる者。
自らの運命に翻弄されながら、侍達の向かう先は本能寺・・・。
もう1ヶ月経っちゃいましたね
でもNACSさんたちはまだまだ全国公演真っ最中！
私にとっては『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』以来、実に3年振りのNACS本公演
年々5人が揃うって難しくなってるんでしょうね…
去年ワンマンショーで洋ちゃんには会いましたが、
やっぱり5人揃ったNACSさんたちの威力はものすごかったです
今回は脚本をモリじゃない人が書くことと、客演がいるらしい・・・くらいしか知らずに
のほほんと観に行ってしまったんですが、ここまでド派手で男前な舞台とは
オープニング、殺陣やらなにやらで混沌とした舞台の上で、
『WARRIOR』の題字が書かれた幕の前に並ぶ5人が見えたときは
もう大興奮で体温上がっちゃいましたよ（笑）
シゲの信長。冷徹で残忍で恐ろしく頭の切れる男。
殺陣好きのシゲは大喜びだろうと言うくらい立ち回りも多く、ホントに格好良かった
『LOOSER』の時に初めて生でシゲのお芝居を観てから何本か観て来ましたけど
その度にシゲは違った顔を見せてくれます
とか、偉そうに上からなことを言ってスミマセン
でも最後まで見事にシゲは信長で、私も子残念になりかけました（笑）
モリの勝家。シゲとは対照的にいつものモリで抜群の安心感
今回は脚本は別の作家さんが書かれてモリは原案と演出と言うことで
いろいろ新しい試みで何かと大変だったんじゃないでしょうかね～。
客演の方がいたり、セットも大掛かりでしたし。
でもやっぱりモリの考えるお芝居は良いですよ
昔洋ちゃんに“大きな引出しが1つ”と言われたモリの役者としての部分も大好きです（笑）
音尾君の秀吉。ああいう役柄をやらせたらやっぱり音尾君の右に出る人はいないですね
無邪気に信長を慕っているかと思いきや、隙あらばと野望を抱く秀吉。
心の奥に秘めた人間のドロドロした部分が鮮明でした
顔は笑っていても本当は何を考えているのか分からない…横井イズムです（笑）
洋ちゃんの光秀。そりゃもうスターのオーラ全開
とことん格好良く、とことん良い人で非の打ち所がないって感じ。
でも光秀＝雨男ってとこで笑いのバランスも忘れない、さすがモリ（笑）
それにしても洋ちゃんのお芝居のときのイケメンぶりは驚愕ものです！
初めて洋ちゃんを見たのがどうでしょうな私にとっては、ものすごいギャップ
ヤスケンの家康。毎度自分が国民であることを再確認させられますね
今回は家康の影武者に仕立て上げられる又兵衛と言う普通の絵描きの役。
最初は弱々しく逃げ回る情けない又兵衛。そりゃそうだ、だって侍じゃないんだもん。
でも周りの人たちの生き様、死に様を目の当たりにして、だんだん侍・家康になっていく様が
さすがヤスケン、素晴らしかった
一生ついていきます！！
歴史を創りながら歴史に翻弄された侍達の物語は、切なくて、でも生きる力に満ちていました。
そしてお芝居が終わって、まず客演の役者さんたちから登場。
で、最後にみんなに迎えられてNACS5人が登場したときの鳥肌と言ったらすごかったです（笑）
5人だけでやるお芝居もNACSらしくて良いけど、こういう醍醐味は大人数ならでは
さぁ、お待ちかねのカーテンコール
NACSのお芝居はここ非常に重要ですからね（笑）
なにせお芝居の興奮が続いてて夢の中状態だったので記憶も曖昧ですが、内容を簡単に。
1番手：音尾君。いつまでも拍手が鳴り止まなくて話し出しづらそうでしたが、“一応僕から
喋ることになってるんで…”とご挨拶スタート。劇中、仙台ご当地ネタ『八木山ベニーランド』の
歌を歌う場面があって、それに対する観客の反応の良さに驚いたと。次仙台に来たときは
ぜひベニーランドに行ってみたいと言う音尾君でした（笑）
2番手：洋ちゃん。公演中仙台のクラシックは“ユーコン”が放送されていたそう。ドラマや
映画でどんなに格好良い役をやっても、藤やんからは“うちではビシッとやってもらうぞ”
と言われ、どうでしょうは悪影響でしかないと（笑）これからはどうでしょうに影響されない
役者になりたいと言ってました（笑）
3番手：シゲ。今回面白いことは一つも言わない役だったのでストレスが溜まっていると、
のっけからハイテンションのシゲ（笑）。突然“信長物まね58番勝負！第12回目！”と、
ラピュタの中の、パズーとドーラがシータを救出に行くシーンの物まねを延々披露（笑）
会場の盛り上がり方も素晴らしく、洋ちゃんにも“そこからが良いとこじゃないですか！”
と煽られ最後までやり切ったシゲ。最高にバカバカしくて素敵でした（笑）
4番手：ヤスケン。シゲの物まねを横目に冷ややかなヤスケンの表情がまた最高（笑）
シゲに触発されたのか懐かしのonちゃんポーズも！でもご挨拶では、“いつも皆さんに
元気をもらってばかりなので、今日は自分が皆さんにエールを送ります！フレー！フレー！
宮城！”と応援してくれました。ヤスケン…（涙）。
5番手：モリ。シゲの物まねが今日1番盛り上がったのは演出家としては不本意だと
不満そうなモリでしたが（笑）、震災後、被災地のドキュメンタリー番組にも携わったと言う
モリは、仙台公演はやっぱり特別な思いがあると。こうしてお芝居をやることで少しでも
みんなの心に届いたら良いと言う、モリの思いが伝わって来ました。
3年振りにNACSのお芝居を観て、心から元気になりました
でもあの場所に来たくても来れなかった人もたくさんいるはずです。
自分の幸せとNACSさんたちに感謝した1日でした。
またいつか。
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