伊澤屋

歴史・政治経済系同人誌サークル「伊澤屋」の広報ブログ。

『視覚探偵 日暮旅人』 第3話  所感

2017年02月11日 20時14分35秒 | Weblog
(以下、ネタ暴露注意!!)


所感だ。


今回の主役は雪路だ。 雪路の父が歯に衣着せぬ「保守の論客」な参議院議員なのが少々劇的過ぎて
より「らしさ」「写実性」を求めるなら県会議員か市会議員の悪代官っぽくした方がベターだったと感じる。
しかしちゃんと根拠がある父子の相克なのと、主人と使用人等のステレオタイプ描写が無いのは良い。

ぱっと視ただけでも 『ベルばら』 『フルハウス』 『黒皮の手帳』 といった過去の名作を想起できる
のは原作や脚本サイドの世代的な所からだろうか。 今話で雪路兄が単に 「世襲したくない」 で父に
背いたのでなく余りに胸糞悪い物を見過ぎたのと自分がその当事者になるのがどうしようもなく嫌で
なるべく自分が苦しまない形での(これもずるいが)「社会的自殺」をして十数年も無戸籍のまま「平穏」
に暮らしているのが一昔前なら虚構っぽくても現在(平成10~20年代)ならかなり可能?なのがミソだ。

「…そんなの、虫がいいよ」 と旅人が雪路兄を岸壁でそのまま処刑し全て証拠隠滅とはならなかった。
古典的な表現ではあっても(というよりデジタル媒体より寧ろこちらの方が利点は多いが)「黒皮の手帳」
を雪路兄から託された旅人がこれを糸口に以後どういった行動を取るが注目材料だ。

3話まで視た段階で、以後の展開で自分的な予想。(※自分は原作小説もコミカライズも読んでいない)


 ・増子が旅人への憎悪のあまり保育園や診療所にも無差別捜査。 周囲に巻添え的に被害拡大。
 ・報道他複数の勢力と雪路父の派閥が泥沼戦を開始。 旅人はそれを嫌って灯衣と街を離れ隠棲。
 ・旅人の多くの障害は全て「演技」で実は健常者。 それを知った者は例外無く抹殺する。


今回話運びが多少駆け足気味だったのと話中のギャグパートとシリアスパートが視た感じ調和を欠いた
印象だった事だけが心残りだった。 しかし灯衣と亀吉の人間十字架と雪路の即席牧師は良!だった♪
次回は合コン先生のお話…と。 今回よりは明るい話になるかな。
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進捗 29.2.11

2017年02月11日 19時02分12秒 | Weblog
現進捗。

『格差ごはん』、 今日脱稿した。
これで今年度のほんわら原作大賞応募用の三部作


『元祖 僧職系男子』
『政治のはらわた』
『格差ごはん』


が全て完成した訳だ。 疲れたぜ!


 BGM:「集結の園へ」 Vo:林原めぐみ
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