(※以下、ネタ暴露注意!!)
所感である。
日テレで毎週日曜22:30~。(※初回のみ30分拡大の為22:00~) 見始めたきっかけだが一昨年放送の
『sicks』と同じ福原充則脚本作品だと友人から教わったからだ。同氏脚本のドラマは大体皆視た。
主人公の出自等全体的世界観はアメリカ版座頭市や『サンダーボルト』のダリル・ローレンツとも重なる
所があるが何故この種のお話の主人公は文系イケメン率が高いのかな、と。
しかし本作では前番組『sicks』で感じられたような軽妙さが全く無くとにかく 「重い」 の一言に尽きる。
『sicks』では「ギョーカイ人」なTVマン、永世認定●女、腐女と毒気たっぷりでもどこか明るいのが本作は
主人公が重度の身障者という避けられない事情もあるが進行する障害、孤独な娘と逃げ場所が無い。
「兄貴は今だって『活きのいい死体』なんだから!」
は主人公の弟分の雪路の怒りに満ちた一言だがリビング・デッドでやっぱりサンダーボルトじゃん、と。
細部を見ても騒々し過ぎる園長や主人公の娘の弁当を手放さないチンピラ亀吉とどこか描写が「濃く」
従来の福原脚本作品と一線を画す風合いだ。
最後で主人公が 「凄い『ダーク』な奴」 と判るのだがこの続きは来週以降の期待材料だな。
BGM:「薔薇は美しく散る」 Vo:三宅由佳莉