ビルフラン物語 最終回及び全話所感

最終回及びシリーズ全話通しでの所感を記す。


最後の大どんでん返しだ。　しかしドラマチックなどんでん返しでなく「なんで？」 と疑問
を感じその後すぐに疑問を深める時間的余裕も与えられず駆け足で終盤未回収だった伏線が
消化不良承知でせかされるように回収され処理を終えた。　という終え方だ。

しかしこれは書き手が下手とかいう事では全く無く現実のビルフラン、エドモンでもこうなった
のでありそれを小説の文にすると終盤非常に駆け足みたいに読めてしまうのかな。という評価が
最も正しいと自分的には感じられた。　余りに物語としてのテンポが良過ぎても不自然だろう。


ペリーヌ物語に直行で通じるとして、エドモンの見え方が大きく変わった。　大収穫であった。