馬は人参で走る人は目標で走る

2020-07-11 02:24:00 | エピソード

コンチネンタル航空はボロ会社の代名詞で、時間どおりに飛んだことがなく、機内は汚く汚れていた。

94年には大赤字で破産寸前だったが、最悪の状態でトップが交代した。
社員出身の新任のトップは起死回生策として「定刻の出発」を目標に掲げた。
「定刻の出発」時間の順位が、業界順位の5位以内に入ったら、全員一律に8000円のボーナスを出すと約束したのである。航空会社にとって定刻に出発できればお客の不満が減り、客離れに歯止めがかかる。

定刻の出発目標は、数字が見えることと社員が協力し合えば達成できることから連帯感を生んだ。会社も達成しやすいようにスケジュールを変えたから翌月すぐ達成できたので、全員に小切手を配った。この結果全員がやる気になった。次々に目標を達成したため翌年経営危機は去り、97年には黒字に転換したのである。

努力すれば報われるしくみを作って、大勢の人間をやる気にさせることが会社を大きくし長く続く強い体質を築くのである。

基本的な原則は、昔も今も変わらず、洋の東西を問わず変わらない

人間をやる気にさせる仕組みが必要だ



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