「そうだろう、いいかい、お前が思ったその通りになったのだ。
人間はね、自分の思った通りになるものなのだ。
この前あの犬が足を切られた時、犬はどうした。切られた箇所をひたすら舐めながら必死に逃げて行った、理屈抜きに傷口を舐めて舐めて治る事を信じて、ただ舐め続けておった。
ところがお前はどうだ。何を考えていた。私が変わりに言ってやろうか 。いいかい、お前はとっさにこう考えたのだろう。
こんな野良犬の血のついたままの小刀で切られた。
あいにくここは亜熱帯性気候だ。湿度も高くおまけに不衛生な環境だ。消毒も薬も包帯もない。
これでは傷口から破傷風菌が入って、外毒素のために中枢神経が侵された。間違いなく破傷風になると思っただろう。
はい、思わず頷いた。しばらく置いてもう一度、はいその通りですと言って神妙に頭を下げた」
中村天風
「人生とは、自分自身が脚本を書き、主役を演じるドラマだ。
どのようなドラマを描くかは自分次第であり、心や考え方を高めることによって、運命を変えることができる。
人生というドラマにおいては、自分を主役にして脚本を書いた人と、目的意識もなく惰性で生きた人とでは、たいへんな違いができるのです」
稲盛和夫
「私たちは日一日と自分が考えている通りの人間になっていく」
夢とはいつか現実のものとなる自分の姿である
夢は大きく持て。夢で見ていることは必ず実現するだろう
偉大なことの実現。初めのしばらくの間は、単なる夢にすぎないかもしれない。けれどもカシの木も最初は一つのどんぐりである。鳥は卵の中で温められている。人間もそうだ。偉大なる精神の中で目覚めた天使がかすかに動き出す。夢は現実の苗木だ
どのような夢を持っているかはすぐにわかる。 なぜなら人間は、ひそかに最も愛しているものへと自然に引き寄せられていくからだ
夢はばかげた望みではなく、最も大切なもの、最も美しいものなのである
ジェームズアレン