「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる」
松下幸之助
「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ」
トーマス・エジソン
一瞬で消える流れ星。そこで願い事を言うことができるとしたら自分がいつもそうなったらいいなと願うことができている証拠。
他人を褒めることのできない人が成功することはない。
他人の長所を素直に認め、それを吸収しようとする貪欲さがなければダメだ。
そして気づくべきは他人を褒めることのできない人は、なにかしらコンプレックスを持っていることが多いということだ。自分に自信がないから、人の成功を素直に喜べないのだ。
仕事ができるようになろうとするなら他人を褒めることだ。そして人のいいところを吸収しようと努力することだ。他人をけなすのは嫉妬の裏返しであり、自分にとってなんのプラスにもならないことを知るべきである。
積極的でありながら人間嫌いで、他人の長所を見ようとしない人を私は知らない。
他人の長所を見つけることが大切な理由はいくつかある。
まず他人にたいして期待感を持ち長所を見出すようにしていれば、積極的な心構えを維持することができる。そして相手もあなたの期待に応えようとするだろう。
肯定的な態度で接すれば、相手も肯定的な態度で応えてくれるものだ。
相手を信頼して仕事を任せれば、多くの場合、仕事はうまく進んでいく。
今自分がどこにいるかは、たいしたことではない。どの方向に向かって歩いているかが大切なのだ
ビルの建設現場でセメントを流し込んでいる3人に作業員に質問をするレポーターの話がある。
「あなたは今、何をしているのですか」という質問に
1人目の作業員は「食い扶持を稼いでいるんだよ」とつぶやいた。
同じ質問に対して、2人目の作業員はレポーターのほうを振り向きながらこう言った。
「何をしているかだって? コンクリートを流し込んでいるのさ」
3人目の作業員に目をやると彼が楽しそうに口笛を吹きながら仕事をしているのにレポーターは気がついた。
「あなたは今何をしているのですか」と尋ねると3番目の作業員は仕事の手を休め弾んだ声でこう答えた。
「ホームレスのためのシェルターをつくっているのさ」
その作業員は手をきれいに拭いて説明を始めた。
「ほら、ここにはキッチンを作るんだ。それからこっちは女性の寝室で、ここは・・・」
3人ともしている仕事は同じだ。しかし3人目の作業員だけは全体像を思い描くことによって仕事にやりがいを見出している。
彼のしている仕事は夢の実現につながっており、そのことが一つの作業に価値を与えているのだ