「どんな困難であろうと人が最後まで克服できないようなものは決してない」ホイットマン
「困難の中にこそチャンスが眠っている」アルバート・アインシュタイン
「成功する人は普通の人ならその困難に打ち負かされるところを反対に喜び勇んで体当たりしている」 松下幸之助
逆境に直面して「よし!必ず乗り越えて見せる」と心のファイティングポーズをとれたなら、その瞬間に脳も闘う姿勢をとる。闘うための神経伝達物質が脳と体内を駆け巡り、脳細胞が発火。シナプスやニューロンが伸びてつながる。
明確な目標が成し遂げることのできないものは何一つない。
目標が具体的かどうか。ちょっとしたことだが、ここが成功する人としない人との決定的な差だ。
目標とは締め切りのある夢である。なぜなら何らかの締め切りがなかったらほとんどの目標は夢のままで終わってしまうからだ。
期限を設定するからこそあなたは夢の実現を頭の中で描けるし、目標が達成された時の気分や人生における変化を想像することができるのです。
この世の中は、私の考えていることをそのとおりに反映するものだ。
「カルガリーの公使がこんなことを言っていました。
世の中は開かれているのだと。自分がどのような考え方を持っていようと、世の中はそれをすべて認めるのだと。
だからもし『俺はチョコレートチップ・クッキーの店を開くぞ』と言えば、そのとおりに反応が返ってくるのです。そして自分の努力に必ず報いてくれます。いつか必ず店を開けるようになります。
反対に、もし『ああ、どうしたらチョコレートチップ・クッキーの店が開けだろう。私にはわからない。一生できそうもない』と言ってごらんなさい。そのとおりの結果になります。まず店を持つことはできません」
「人間は自分が考えているような人間になる」
キャロル・ダウンズは、最初は当然のことだが比較的重要でない地位にいた。
だがやがてデュラントの右腕になるまでその腕を買われ系列の自動車販売会社の社長となった。
ところでこの地位は報酬以上の働きをすることによって得たものである。
彼にどうしてそんなに早く昇進できたのかを尋ねた。
彼はその理由を短い言葉で説明してくれた。
最初デュラント氏の下で働いていたとき、私はあることに気がつきました。
それは、社員全員が退社したあとでも、氏だけが遅くまで残って仕事をしていたことでした。それで私も残って仕事をするようにしたのです。
誰に頼まれたわけでもありませんが、誰かがそこにいてデュラント氏が必要とする手伝いをしなければならないと考えたからです。
というのは、デュラント氏がよく「誰か手紙のファイルをもってきてくれないか」とか、「ちょっと誰か手伝ってくれ」といって、周りを見回している姿を見かけていたからです。いつの間にか私は、その「誰か」の役目を果たしていたわけです。
それでデュラント氏は私を呼ぶ習慣がついてしまったのです。
「私を呼ぶ習慣がついてしまった!」
この言葉を噛みしめていただきたい。この言葉には、深い大きな意味があるからである。
デュラントには、なぜ「ダウンズ」の名を呼ぶ習慣がついてしまったのだろうか。
それは、デュラントが「誰か」を呼ぼうとしたとき、いつもダウンズがいたからである。
しかも、ただいたわけではない。役に立とうという心構えでそこにいたからである。
ダウンズは誰かに命令されて、そこにいたわけではない。また、彼はそうすることによって給料を得ていたわけでもない。
「思考は現実化する」
ウイリアム・クラボ・デュラント(1861年~1947年)
自動車産業創成期にゼネラルモーターズ(GM)を創業した人物
このエピソードで重要なことは、報酬以上の仕事をしない者は、仕事並みの報酬しか得られないということである
これはゆるぎない仕事の法則である。
キャロル・ダウンズは、プラスアルファの魔法を使ったのである。
「私はこの仕事の分の給料はもらっていない。バカバカしい、こんなことをやれるもんか」
こうした事を口にするタイプの人間で成功した人は、一人も見たことはないし、成功することはこれからも皆無だろう。
ハーバード大学の MBA コースの卒業生に、未来について明確な目標を紙に書きそれを達成するための計画を立てていますかと問うたところ
昭和40年頃私は、松下幸之助さんのダム式経営についての講演を聞く機会がありました。
ダムを作って常に一定の水量があるような余裕のある経営をやるべきだということを話されました。
すると一人の人は、私もダム式経営に感銘を受ける。しかし今余裕がないのどうすればいいのかそれを教えて欲しいと質問をしました。
松下さんは、「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけれども余裕がなけりゃいかんと思わないといけませんな」と答えられました。
そうすると全然答えになっていないとみんな失笑するのです。
しかし私は強烈な印象を受けたのです。
つまり松下さんは「まず思わなかったらそうはならない」ということを言われたのです。
理想に対してそうは思うが現実にには難しいという気持ちが心の中にあっては、物事の成就が 妨げられると言われたのです。
京セラ会長 稲盛和夫
そう思わなければ