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【現代思想とジャーナリスト精神】

【永岡浩一さんからの通信】ジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE(2023/2/21) 青木理&宮台真司

 襲撃事件から共同体を失った日本社会の危機、個人が大切にされず、竹中平蔵氏らが既得権益のために人間を犠牲にするシステムを作り、政治家は前を見ず、孤立した個人による社会の崩壊、本当の意味で友達を作れる社会の構築が必要なことを語る&武田砂鉄さん、日本学術会議問題で政府のデタラメを指摘する



 永岡です、アマゾンミュージック配信のジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/637a69f1-b664-47e5-b639-341b4082f09d/jam-the-world---up-close-2023-02-21-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86%E3%80%8C%E6%9C%88%E3%82%A4%E3%83%81%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E3%80%8D )。

 ちなみに、文春はこのところ、安倍元総理、疑惑の銃弾という爆笑企画をやっていて、要するに昨年夏にほんこん氏らのスナイパー小屋のネタの蒸し返し、阿修羅掲示板にも一部載っていますがあほらしいので無視しますが、文春、大丈夫か、です。そして、安田菜津紀さん、ウィシュマさんの殺害のビデオをご覧になり、その経過を報告されています、https://d4p.world/news/20001/?fbclid=IwAR3t3moI_HndhO02rX4b4z5QjwMkH53L-6-Hxlhd1DGewr8BULk94Ty0cXI 日本にもアウシュビッツはあった、人間はここまで残酷になれるもの、それを認識すべきです。



 大竹まことゴールデンラジオ、武田砂鉄さん、日本学術会議のことをお話されて、学術会議の会長が会見、岸田総理の提案に対して再考を求めて、菅氏が6人任命せず、日本学術会議は1948年設立、国から独立して、しかし菅氏は戦争準備法案で政府批判の6人を拒否、この理由は菅氏明言せず、総合的、俯瞰的と寝言を言い、任命しない理由は明示しないと6人の名誉に関わり、大変なこと、学問の自由侵害なのに菅氏デタラメ、ネトウヨは、学術会議に税金使うなとわめいて、菅氏は、学術会議の提示したリストを見ていないというものの、日本学術会議の法律で、推薦に基づいてやらないといけないのに、加藤官房長官はデタラメ、どうして6人任命されなかったか問題。そして内閣府の組織改革の話があるが、内閣府は学術会議の会員選考で第3者の組織を使うが、それだと学術会議の独立性侵害、政府の横やりが入る危惧あり。岸田氏、学術会議は国の機関だというが、透明性のないのは内閣、さらに当時から、資金は出しても人選は学術会議の権限、学術は国の役に立つではなく、世界のために、であり、日本国のみのためではなく、そのために政府から独立は必須、独立の会員選出は必須、内閣府のやり方はアウト、学術会議は独自の改革をして、政府の横やりはアウト、第3者会議の横やりは菅氏のような独裁の正当化になり、学術は政治と異なる時間軸がある=国の要請と学問は次元が違うというもの。大竹さん、6人任命拒否は棚ざらし、理由を明示せず、政府の独善で論戦できない、国が学問を支配はいけない、砂鉄さん、そういう形で緊張関係があったのに、2020年秋の6人任命拒否、菅氏のグダグダのまま、政府はルールを変えるというが、第3者に政府の御用学者だとさらに問題になり、学術会議と国が一体化はいけない、戦争否定のものを日本学術会議は貫き、政府は6人任命拒否のことをちゃんとすべき。大竹さん、学術会議の選考は学問のスペシャリストにさせるべきと説かれて、砂鉄さん、6人任命拒否の明確化は国の責務だと説かれました。

 さらに、実業家のロッシェル・カップさんが出られて、神宮外苑の木を切らないで、のチェンジ・オルグ署名の依頼がありました、https://www.change.org/p/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92-df84e326-f8a2-4fd6-90fc-a5b9dd82b125?recruiter=1068809941&recruited_by_id=02ac9df0-73ea-11ea-bfe7-1db7a22a4577&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=petition_dashboard 



 ジャム・ザ・ワールド、青木さんのゲストはお待ちかねの月イチ宮台真司さん、デイ・キャッチ以来の青木さん、宮台さんのファンは狂喜乱舞、昨年11月の襲撃事件、容疑者は死亡確認、この件などをお話されるもの、先週はゴールデンラジオにスタジオ出演された宮台さん、今回はリモート出演、体は回復、しかし寒いと切られたところ大変。先月登場してファンは安心、しかし襲撃犯は昨年暮れに自殺、動機不明、宮台さん、これについて、皆さんの知らない情報は入らず、メディア報道のみ、動機は解明されず、どういう条件で事件が起きるか解明困難、犯罪が条件付き無差別(大学教員が憎いか)か、宮台さんが憎いか、それらが把握出来たら、こういうことをしたら攻撃されるのでやらない(宮台さんはしない)、刺さり過ぎないようにする、言論人への犯罪に、言論人の構えはできて、捜査当局だけでなく、社会も備えはできるが、今回はそれができない。

 青木さん、宮台さんに独自情報はなく、推測で、親御さんがエホバの信者+本人は引きこもり、犯行動機は何かは解明できず、若年層、ロスジェネの行き場のない怒りかと説かれて、宮台さん、エホバの証人はカルトとアメリカでは認識、しかし暴力集団ではなく、エホバの証人は、イノセンティズム、ヒッピーなどの、社会の外を生きる人の共通認識、無垢主義、サリンジャーなどもあり、以前からの開拓民の感情を重視、ポリコレとキャンセルカルチャーだという、トランピストにもあるもので、大学教員は悪の巣窟の教義があり、言説を用いて、アメリカの社会を破壊するリベラルを敵認定、しかし攻撃しろではなく、子供を大学に行かせない、すると勉強したい子供は不登校etcになり、今回の被疑者は、母親が子供に、教義の押し付けはしていない、姉二人が証言、しかし母親の宗教は、エホバの証人のことはわかり、被疑者の思い、リアクションはしかしわからない。 

 宮台さんは、メディア報道以外のものは把握できず、被疑者の昔のメモは読まれて、メモパッドを宮台さんご覧になり、プロファイリングをしたもの、これはいつ書いたか言えないが、相当前のもの、最近のものは処分されて、処分に値しない古いものを宮台さん読み、推測すると、明白に反知性主義、大学教員を憎み、精神科の分析学、フロイトの分析で、大学に行きたいので、逆に憎んだ可能性もある。母親の、エホバの証人の影響はそれほどなく、イノセンティズムは、言説を信じず、感情生活を共にできるものを大切、武断主義は全くない。しかし、被疑者は武断主義的、武士道、三島由紀夫氏に傾倒していた。青木さん、三島由紀夫氏傾倒は、大学人より行動という意味かとわめいて宮台さんその通り、しかしそれが何により生じたか不明、被疑者は図書館でたくさん本を借りて、メモから、被疑者のフレームは全く変わらず、学習的な進化はなく、何年ものメモで同じフレーズの反知性主義、武断主義。そして社会学者として考察、ロスジェネと関係して、被疑者は41歳、ロスジェネ、ロスジェネは平成不況が97年に深刻化、タイのバーツ危機から、そして貧困化が激化、日本だとインチキネオリベを、竹中平蔵氏らが展開、既得権益のために若年層を非正規化、ネオリベは産業改革でGAFAなど作ったが、日本ではそれはなく、重厚長大のものに固執で中国、韓国に抜かれて、若年層の非正規雇用で使い捨て、97年以降の就活をロスジェネと言い、その学生さんは、1970年代の前半生まれを団塊ジュニアと呼び、そのままロスジェネになり、被疑者は41歳で、ロスジェネ世代、登校拒否、不登校について、話題になったのは90年頃、しかしその前からあったのに90年代に認識、行きたくても行けないの不登校と呼び、21世紀に引きこもりと呼ばれて、90年代に15歳だと、21世紀に25歳、社会人の年齢でも引きこもり、被疑者はロスジェネ世代と、引きこもり世代にもなる。ロスジェネ世代で、就職しても収入は少なく、高校で引きこもり、社会のことを知らない。

 ロスジェネ世代、引きこもり世代と呼ぶとして、70年代以降に生まれた世代に引きこもりが多いが、それ以前からあり、8050年代、最初の登校拒否が90年とすると、もう50台に近く、この世代は、伏線を話すと、96年以降、大学生の関係性がKYを恐れてキャラ化、性愛、政治、趣味の話を避けるもの、理由は傷つけ合いたくない、政治だと価値観が分かれて分断、恋愛も同様、男女ともに21世紀に飲み会で下ネタをせず、分断を恐れてのもの、趣味について話すと、〇〇は嫌いというと分断になり、政治、恋愛、本当に好きなものを話さないとコミュニケーションは不成立、ロスジェネ世代は引きこもりでなくても、関係性よりキャラ、そしてウヨブタの中心はロスジェネ、ここ数年、定年退職したオッサン(女性はない)がネトウヨ化して宮台さんに相談、誰からも話されず、ネット動画で見たいもののみ見て、エコーチェンバーが起きるが、脳内エコーチェンバー、定年退職の後のオッサンはそうなり、同じ言葉の連立、チェリーピッキング、いいサクランボのみ選ぶので、陰謀論にとらわれて、イノセンティズムにはまり出られない脳内エコーチェンバー、これは引きこもりではなくてもなり、そしてロスジェネの一部がウヨブタになり、余命三年にはまり、ロスジェネのKYを恐れて、脳内エコーチェンバーで、そういう人間は日本だけでなく世界で増えて、民主主義の危機を引き起こし、そして引きこもりで脳内エコーチェンバーは悪化。

 青木さん、つながれないもの、社会=共同体に接触できず、同じ思想のものと連鎖するもの、引きこもりについて、秋葉原事件の容疑者、安倍氏銃殺の被告も共通点かと問われて、宮台さん、入れ替え可能か、アメリカだと、マニュアルに従いやれたら誰でもいいというもの、コンビニ店員は入れ替え可能、マックス・ウェーバーは没人格化と指摘、手続き主義=誰がやっても同じになる=行政官僚は入れ替え可能、ウェーバーは没人格を社会の問題として指摘、それを鉄の檻と定義。それが急速に現実化、日本だとロスジェネのもの、90年代の就職活動のものになり、Aiで置き換え可能は、チャットGTPと同じ、ロスジェネは平成不況と、テクノロジーにより入れ替え可能の打撃を受けたもの。

 青木さん、生きるために、共同体、性愛、政治、趣味も語り合えるパートナーを作れるか、しかしそれは困難、個人の尽力しかないと説かれて、宮台さん、学校教育で、子供が学校に囲まれないもの、引きこもりは、斎藤環さんもそれをできる親がいると指摘、家族の中の家父長制、結婚しても、定性していた家族の方が大事の志向、しかしアジアの他の国は日本ほど豊かではなく、引きこもりの場所はなく、物理的な問題があり、制度化しなくても、子供に引きこもりする部屋を与えないようにと、しかしそういうメッセージを出せる政治家はおらず、日本の政治は社会をモニターして実現するものはなく、子供の成育環境、制度は劣化した人間が作ってしまい、国がマクロに変わることは絶望的、子育ちの環境をまともにするのは、風の谷、森の幼稚園、恋愛ワークショップ、宗教ワークショップ(カルトのものではない)、2500年前の仏陀など、人々に衝撃を与えたものを真剣に検討。森の幼稚園をすると、意識高い系の競争になり、週末のシャワー、社会はつらいが、週末でリフレッシュだけになり、子供たちだけでなく、親も変えないとダメ。

 青木さん、劣化した政治に期待できず、連続強盗に関わった若者、50代の母親の介護のために、犯罪とわかり若者が入ってしまう、秋葉原事件など、大学無償化で若者たちの窮地を、金銭的に切り捨てられる世界を変えるべきと説かれて、宮台さん、その通り+人口減少の原因は少子化、少子化には保育所不足などあるが、男女共同参画により解決はせず、結婚して、子供を産むのは二人、少子化の原因は未婚化、未婚化の原因は貧困化、親元にいた時より貧困化、女性が非正規雇用で収入なし、制度に適用しないとならず、お金持ちの夫を見つけて子育てに専念したいのが大半、非正規雇用をなくすのは必須、正規雇用と差別をなくさないとならず、正規雇用廃止、経営者が首を切れないのは日本だけ、他国は賃金の高いところに移動して、低賃金のところは淘汰。ヨーロッパでは2,3年の所得補償でリスキリング、しかし日本は社内リスキリングのみ、労働力の正常化の必要性、一人当たりGDPは上昇、労働者の差別解消になるが、これをいう政治家はいない。制度の変革は人間がやり、制度をいじる人間を投票で選ぶ、青木さん、与党は経営者、野党は労働者の既得権益のものしか見ず、日本は劣化と説かれて、宮台さん、広域強盗で、ルフィらを逮捕しても、警視庁と話しているが、本丸は把握できず、マニュアルに従うと、かけ子、受け子、指示役も誰でもできて、軍隊組織によるものではなく、かつてのアルカイダのような、細胞組織、大ボスを逮捕しして一網打尽にならず、カードにより引き出しなど、分断されて、広域詐欺と認識できず、気がついたら免許証など押さえられて抜けられず、犯罪組織がマクドナルドの組織のようになり、処方箋は、共同体をつくることになり、ロスジェネが、このような危険なものに接触だと友達に打診したら抜けられるのに、日本は一角に参加だと共同正犯になり、厳罰になり、その点を友達がいたら教えてもらえるのに、目先につられて釣り針から抜けられず、それがマスメディアで伝えられず、友達にネットリテラシーの高い人がおらず、脳内エコーチェンバー、苦しくそうなるが、友達のない世界は地獄。それは今の自分には無理だと、性愛ワークショップで知っているが、ともかくこんなアホなことをしていたら破滅だと説かれました。青木さん、宮台さんはなかなかでも、脳内エコーチェンバーなどの問題提起をされること評価、これが月イチの宮台ゼミだと締めくくられました。



 文化放送ラジオの、西川文野さんのラジオにも青木さん出られて、世論調査で原発OKが3・11から初めて過半数、これは電気料金の高騰のため、そして世論調査では若い人は同性婚OK、青木さん、原発について全国民に影響だが、同性婚は他人に迷惑は掛からず、自分の価値観を他人に押し付けを自民党は、夫婦別姓とともに認めるべきと説かれました。

 青木理の話しておきたいこと、電力会社の不正閲覧問題、メディアでは取り上げられず、経産省の電力取引のところで発覚、かつて電力会社は地域独占+発送電独占+総括原価方式、莫大な広告費でメディアを黙らせて、電力会社で発送電分離、しかし日本では不完全、送電は関西電力などの子会社になり、関西電力、新電力も扱うが、子会社だと、電力会社が自分たちのシェアを新電力に奪われて、それで子会社の情報を得て顧客引き抜きをしたもの、送配電から取られた顧客を奪う、子会社ではなく、送電は独立の必要があると指摘する専門家もいて、3・11の教訓は12年で薄れて、発送電分離は不十分。バービーさんも初めて知った、青木さん、子会社に送電をさせてマッチポンプは問題と指摘+大手電力10社のうち6社で発覚、再生可能エネルギーの不正閲覧も発覚と朝日にあった。原発を持つ従来型の原子力マフィアの跋扈を許している。これは不正、専門委員も問題視、発送電分離は完全な別の会社にさせるべき、原発再稼働、新増設など、再生可能エネルギーをちゃんとしてアホなことをせず、発送電分離はもっと進めるべきと説かれました。これも拡散希望です、以上、青木理さん、宮台さんのお話でした。





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