【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

2024.5.26(日)

2024-05-27 20:57:14 | 報道と思想
TBSサンデーモーニング
忖度と規制の時代に自主自立の言論を紡ぐジャーナリストたち






台湾や香港に対する中国の対応を見ていると、警戒の動きもわかる。だが日本の大きなマスメディアは、米国韓国日本の合同軍事訓練をほとんど報道していない。その構造は、いきなり中国など共産党国家が唐突な軍事に出るという認識の枠組みが形成されていく。相互理解が大事だ。


立憲民主党の中で野田佳彦氏がにわかにスポットライトがあたっている。民主党政権最後の首相当時安部晋三氏と財務省と三者が増税と政権たらいまわしの幕切れを覚えている。松下政経塾出身で新自由主義の野田グループが主導権を握る向こう側にあるものを私は支持できない。それに比べれば、直情径行のこともあるが、理想を大事に政策に生かそうと努力しつづける山本太郎氏率いるれいわ新選組のほうが道理がある。


ベトナムは日本に対してベトナム戦争での民間の支援運動以来友好的だった。ベトナム人が期待して来日し、あまりの言行離反に失望。日本はアジア人など低賃金労働力としか考えていない。フィリピンからやってきた女性の入管事務所で医療不十分で亡くなった。きょうだいは来日して日本の実際を目の当たりにして失意を感じ怒りに震えた。


リンカーン大統領の暗殺。ケネディ大統領の暗殺。ロバート・ケネデイ司法長官の暗殺。アメリカCIAはある時期は世界中の反米政権打倒と傀儡政権擁立が実行された。ニューフロンティア・スピリッツとは原住民侵略以来の西部膨張主義だった。善悪二元論の思想が根源。

スポーツは、ドラマティックでどの種目も面白い

 1964年の東京オリンピック以来バレーボールは女性チームがけん引。石川きょうだいの出現以来男性チームも光ってきた。
 長くプロ野球人気はすごかった。Jリーグ発足以来サッカーが取って代わった。だがWBCや大谷祥平選手らの活躍でふたたび野球も復活した。WBC以来ダルビッシュ投手の後輩への配慮や努力も素晴らしい。
 唐橋さんはじめアシスタントの手製のくふうは、毎回素晴らしい。見ていてひきつけられる。
 こうしてみていると、アメリカで競技する野球選手の層があつくなり、壮観である。


「青年は荒野をめざす」、寺島さんのご発言から懐かしく親しみのある五木寛之さんの小説題名が出てきた。小説そのものは娯楽小説だが、読んでみてやはり五木寛之の世界は充実している、フォーククルセダーズの歌と連動している。
「青年は荒野をめざす」 ザ・フォーク・クルセダーズ (youtube.com)
https://www.youtube.com/watch?v=RkLcZu-TlaQ


テレビ朝日【大下容子ワイド!スクランブル】

2024-02-20 10:39:43 | 報道と思想
テレビ朝日【大下容子ワイド!スクランブル】からまなんだこと

❶【序ー視点】

私はニュースをTBS、テレビ朝日、NHKを見ている。「報道のTBS」と言われてきた。いまもその名を裏切らぬ「報道特集」「関口宏のサンデーモーニング」「news23」を見ている。最近テレビ朝日の報道に、個々のアナウンサーやキャスターが個性的に光るものを感じる。「グッドモーニング」「ワイドスクランブル」「ニュースJチャンネル」「報道ステーション」が光る。ただテレビ朝日はキャストやスタッフなど現場は生き生きと活躍しているが、会社上層部がやや不安定さを感じる。TBSやNHKも、同様の課題はある。現場の努力を会社側が尊重すること。視聴者がマスメデイア、マスコミの情報をどう評価するとともに、市民の意思表示が大切だ。無告の民衆が巨大メディアを応援したり批判したり、罵倒や中傷でなく「激動の現代をよりよく読み取る」うえで応援や共感の反応を明示することだ。
そのような視点から、テレビ朝日【大下容子ワイド!スクランブル】の番組放映中にツイッターで感想を記し#で送った短文を転載する。

❷【日々の感想】

〇2月19日月曜

・複雑な世界情勢だが、ロシアプーチン大統領の政治には理想も希望ももたらすものではない。同時にバイデンを私は楽観視できない。
・ガザで起きている事態。昨夜ブラジル大統領の発言を知った。共感を覚える。ネタニヤフのやっていることは、ナチスを2020年代に再現している。

〇2月13日火曜

・**モモ(King Momo)**は、リオのカーニバルの象徴的な存在です。彼は毎年「カーニバルの鍵」を授与され、その鍵でカーニバルが幕開けする役割を担っています。モモ王は通常、太くて大きな身長の人によって演じられ、リオのカーニバルの重要な要素となっています。2014年のリオデジャネイロのヘイ・モモに選ばれたのは、Wilson Dias da Costa ウィウソン・ヂアス・ダ・コスタさん。2月28日(金)、リオのボタフォーゴにある市長公邸にて、エドゥアルド・パエス市長から「カーニバルの鍵」が授与された。2013年にはヘイ・モモ(扮していたのはMilton Rodrigues ミウトン・ホドリゲスさん)は王女を連れて日本にも来日。ブラジル文化イベント「ブラジルの色」や、浅草サンバカーニバルに出演した。最も目立つのはリオのヘイ・モモだろう。出典:複数ネットサイト

〇2月12日月曜

・ダイハツの検査不正。トヨタの新車もリコールが出ている。技術が有名だった日本の技術も、劣化してゆくことに心配だ。
・大谷選手のように技能も人気もある日本人選手はアメリカでももりあがる。ただ野球は長期に及ぶ。子どものころベーブルースの伝記を読み、ファンとなった。大谷選手の幸運と健闘を期待する。
・バイデンがネタニヤフの軍事動を批判。しかしアメリカをイスラエルは経済で上回っているのではないか。いずれにしてもネタニヤフの軍事戦略は非道なナチズムなみと思う。
・「能登半島地震」
輪島市の市立病院で退職者があいついで医療危機。政府の能登半島地震対策は、いったいなにをしているのか。言葉も出ない。医師や看護師など専門家の暮らしを保障し、抜本的に立ち向かうべきだ。

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【報道特集】2024.1.27

2024-01-30 13:52:31 | 報道と思想
事実を丹念に取材し真実を追及するジャーナリズム




 東京の丸の内ビル街を爆破した事件。トロツキストとも一揆主義者でもなくアナキストと呼ばれた。思想やイデオロギーとは異なる幼稚な手法。だが逮捕のきっかけがガンの重体化。人生を振り返り、人生をどう思っただろう。哀しい事態だ。

 能登半島を襲った大地震。被害を受けた方がたの苦闘。日本列島にはあちこちで地震が起こりやすい。
福島原発事故の関連で停止していたが、石川県内の原発が動いていたら、大災害が起きていたかも知れない。原点に返り原発対策を総点検すべきだろう。

❷ 特定少年の犯罪


殺人行為は動機や理由を考慮しても、許される行為ではない。だが加害者の家族は、親子きょうだいであっても別個の人格である。けれど世間は家族への罵倒や攻撃を「正義」と思って接する。今回の事例報道で、19歳の特定少年が不幸な家庭環境に育ち、度重なる暴力にPTSDをかかえる事態に陥っていた。それらは法廷の判決には反映されなかった。国内には、似た事例がある。子育てを社会全体で育てる。そんな世間でありたいが、子育てしにくい世の中だ。元東京高裁判事の弁護士さんのご意見にうなづく。
「特定少年の更生は短期間で断定できるものではなく、慎重にみきわめ長い期間を考えて取り組むべきである」。

❸ 青年医師の過労による自死労働災害


26歳の医師の自殺。世間には医師は高給とりで優雅な暮らしをするエリートという独断がある。救急救命医療に携わる話を聴いたことがある。ほぼ24時間体制で食事はカップラーメン。人数が少なく休むと同僚に迷惑をかけるから休めない。今回の事例も労基署の調査は長時間労働の過酷な事実。遺族の熱心な働きかけ。甲南医療センターや厚労省へも足を運んだ。労働基準局は、労働時間の実態が労働基準法違反で問題をとりあげた。医師が自ら仕事にとりくむことは研修でも、強制的な労働時間高速や指示は「研修」ではない。研修権が医師の過労死の原因にはあてはまらない。

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【事務連絡】
2月3日 2月10日は勤務先の通信制高校の試験監督で朝から夕方まで出勤します。そのため番組を視聴できるかぎりぎりでツイッター執筆ができないかもしれないことをお伝えします。










TBS報道特集2023.12.9

2023-12-16 16:28:23 | 報道と思想
深く本質を考えさせられる【報道特集】




私は松野官房長官の会見時の対応などを見てきて、自民党の中でも実直な政治家だなあ、と菅官房長官と望月衣楚子東京新聞記者との質問時と比較していた。
ほんとに悪賢い政治家は、松野氏と正反対。

岸田首相はアメリカ政府に頼り、言いなりに動いた結果が国民の反発をかい、途中ではしごをはずされたのではないか。
田中角栄氏は日中国交回復をめざし、アメリカ政府要人の逆鱗にふれ政治的生命を奪われた。鳩山由紀夫首相も対米依存からアジア外交を重視し外された。

❷「五輪誘致」
1964年の東京五輪のとき私は小中学校のころ。あのころ明治100年祭が政府の手で行われ、国家主義台頭が危惧された。オリンピックは国威をたかめるねらいがあったろう。しかし選手の努力で連日スポーツにわき、夢があった。020東京五輪。
竹田委員長が汚職疑惑で退陣。終わって次々に汚職があきらかになり、驚き呆れた。その経緯を見ていて、大阪万博も同じような過程をたどるという懸念がある。昔も政治家は人格者ではなくとも、現在ほどひどくはなかったろう。

❸「認知症の高齢者」
親戚の老人が天候がわるいときに入院中に世話になったかたを見舞い、そのまま帰宅せず行方不明。折からの台風による暴風雨か。認知症ではなかったが、老人が用水路での転落死など似た状況だった。「姥捨て山」伝説を思いだす。

視聴していて、ふっと思った。非現実的だが。
ドンキホーテのように、人に放浪を旅のように思い勝手気儘に行動する本能のような放浪嗜好があるのではないか。一定の枠組みで私たちは社会生活を営んでいる。管理社会で「自由への逃走」があるのではないだろうか。昔も老人の行方不明や徘徊はあったろう。でも地域や社会にお節介でもこどもや老人などへの配慮や心配が地域に息づいていた。いま地域も崩壊がちだ。認知症を通して、医療施設、医療機関とともに地域社会の共同性を見直すときだろう。


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【TBS報道特集】2023.11.11

2023-11-17 22:19:13 | 報道と思想
【報道特集が照らす現代社会】

1⃣

暑かった猛暑の夏秋がやっと終息。近畿地方で木枯らし1号、北海道札幌市で積雪。季節は変わる。

戦争と生命蹂躙の人間社会も変わることを願う。イスラエルの暴走は歴史的にみても酷いと感じる。

ビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン」。画期的だ。
今までで最も好きなのは、「イエスタデイ」。
猛暑終え
街に静かな
たたずまい


2⃣ 統一協会

 報道ルポルタージュ番組。私がはじめて知ったのは、NHKの「現代の映像」などルポ番組。若者の熱心な信仰生活。統一協会の特集だった。次々にあきらかになってゆく統一協会の手口。信者から次々に二千万、千五百万と庶民からすれば膨大な金額を献金させ、破産させてゆく。宗教とは全く異質な実態。なぜこのような巨大な宗教―金品詐欺行為の組織網ができたのか。唖然とする。
 韓国の統一協会本部は、どのようにして教団を発展させていったのか。韓国と北朝鮮、日本、アメリカ。それらの国々にどんな関係があるのか。膳場キャスターの質問に、ジャーナリストのオ・ミョンオクさんは韓国に日本から信者が渡韓する信者が増えているそうだ。韓鶴子総裁は、危機意識をもってアメリカの組織とも協議している。新興宗教の組織とはやや異質な側面をもつ。村瀬キャスターが言われるように、統一協会は改善を自覚しているわけではない。今後のゆくえも定かではない。残念なことだ。



3⃣「散髪怖い」に寄り添う美容師

 考えてみれば、子どもにとって知らない人が毛髪をカットするはさみやナイフ類の金属をもっていれば、本能的に防衛意識が芽生えるのも自然なことかもしれぬ。子どもの心理をわきまえた美容師さんは、子どもたちにも親御さんにも信頼できることだろう。見ていて、この美容師さんは実に子どもの心理と子どもにどう手立てをとっていくか、深い洞察力と手立てをもっている。このような人物があちこちの学校にいれば、教育問題はずっと減ることだろう。NPO法人をつくり29都道府県に発展させ、自らも大学院でまなぶ。なぜこの特集があるのかわかり、番組の創意と企画力に頭がさがる。

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【報道特集】と【サンデーモーニング】

2023-11-05 11:57:57 | 報道と思想
第一部 報道特集 2023.11.4

ガザで働く国連関係職員女性の言葉に世界の良識を感じた。ガザを破壊しつくすイスラエル。原点はハマスの爆撃ではないだろう。イスラエル建国からの78年間。


「ひとり親家庭を苦しめる物価高」

 年金を受給している。年々介護保険料は増え続け、年金はあいつぐ物価高で目減りが甚だしい。
 岸田首相のような富裕層は少なく、国民の貧困層化は増加している。実感。必要な村瀬健介キャスターがおっしゃったように、毎年確定申告で思うのは、収入と様々なしくみで、夫婦共働きで必ずしも収入が計算のようにいかない日本社会の税と収入の仕掛け。本も仕事に要る本も買えない、贅沢どころか・・・



ひとがひとを殺す。死刑を執行する刑務官も苦しみを抱えることとなる。だが最も無惨なのは、無罪でも冤罪で死刑を執行されるひとがいることだ。
死刑は別世界ではない。
社会の縮図
広く私たちの課題。

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第二部 サンデーモーニング  2023.11.5

ドローンがマスコミに登場した時、便利さが話題となった。しかし、ドローンが兵器を搭載し戦場で効果をあげたというニュースに慄然とした。

産業革命の頃にイギリスのラッダイト運動は機械をうちこわした。主犯は機械ではなく別の存在だったが。

五ノ井里奈さんの勇気で自衛隊の実態が法廷で明確になった。自衛隊が呉市でも性加害をおこした。旧日本軍が相次ぎ起こした事件。なんら変わらぬ軍隊としての自衛隊予算はいるのか。多額予算で女性蔑視と性加害をおこない自白を裁判では否定する。卑怯者の差別軍隊なんかいらない。

さまよえるユダヤ民族が戦後に国家を建設した時、サルトルは支持を表明した。だが実際のイスラエル国家の様子を見て、サルトルは支持を撤回した。

問題を複雑にしたのは、大国アメリカのイスラエル外交・軍事援助と言えるだろう。

「差別」
差別を自身が自覚すること
差別構造を知るとともに歴史を認識すること
コメンテーターの皆さんのご発言に得るものが多く感謝します

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世紀末の様相を呈す中東の実態を究める【報道特集2023.10.28】

2023-10-31 19:26:33 | 報道と思想
特集Ⅰ 『ガザの惨状』

 尊敬する市民運動家は、こう書いている。
【「イスラエル対ハマスの衝突」ではありません。イスラエルによるガザ抹殺が進行中なのです。それでも沈黙する政党、イスラエル擁護プロパガンダを流すメディアは何なのか。】と。

 去年韓国でもハロウインデーに狭い路地でかなりの死傷者が出た。渋谷の警戒も同じ危惧をいだいてのことだろう。ただ子どもでなく若者たち。抑圧した日常の鬱積した日々の不満もあると推測される。若者たちに自治能力を陶冶していない。小中高までの人間らしさの教育がなされていないと思う。
 私は「パレスチナ」と「イスラエル」の対立と思っていた。だがパレスチナは、強硬派の勢力が「ハマス」として別の位置に移動した。ハマスの戦闘ぶりを見ると誤解するが、パレスチナの多くはハマスとは別であり、温厚な民族である。犠牲者はこどもたちと老人と母親たち女性。

 イスラエルの首相ネタニヤフは、ハマスを絶滅する破壊性で事態に臨んでいるようだ。停戦を呼びかける2つの法案。アメリカ主体の呼びかけも、ロシア主体の呼びかけも共に否定された。日本がどちらにも棄権など独自の立場はまだましだ。戦後日本の国民は、ずっと平和に前向きだった。
 イスラエルはハマスの国境に高い塀を築いている。ハマスの攻撃性を悪用し、ばねにして空爆と地上攻撃と民族皆殺しの作戦。ジェノサイド。アメリカ軍がしかけたベトナム戦争を思い出す。アメリカにはまだ抑止力があるが、核兵器を保有し、政治的に老獪なイスラエルのネタニヤフ首相の極右ぶりは恐ろしい。



特集Ⅱ 「水中考古学」

 湖底の宿場町をあきらかにする「水中考古学」。はじめて知った。湖底には昔の様子や歴史が残るという。夢がある。ただ水中水底のようすを知るには、気圧や視界による制限もあるが、科学技術が進むにしたがって新たな発見が続々出てくるのだろう。
「桧原湖」
街道の真ん中を通る水路の新発見。水中考古学とは、困難さを伴うが歴史の開拓の有効な手立てでもあるのだ
。。

【報道特集】2023.10.14

2023-10-15 05:41:49 | 報道と思想
(パソコン充電機能に不具合があり、前半にやや難がありました。後半は復旧していつもどおりです)

「報道特集」は平和危機の時代に冷静で事実に即した放送を行う貴重な番組である



❶ 中東危機の再開
イスラエルに取材されている村瀬キャスター。「暴力の連鎖が続く」現地。無事を祈る。ガザ市民への退避通告に国連は無理だと声明。ロシアは停戦をよびかけ、日本は自衛隊航空機を現地に。
#電源故障しばらく送信できずすみません。
イスラエル・ガザ両方とも被害者はいるし、爆撃に破滅的被害を受けている民衆は多い。だがガザに生きるための水、電力、食糧すべてを遮断。国連パレスチナ難民救済事業団はガザの生活と生命の保障を呼びかける。村瀬キャスターが取材してくれた映像と現地の実感は貴重だ。


❷ 細田衆院議長と統一協会

戦後史で、衆院議長がこれほど無責任で権力主義であることに、怒りを覚える。批判の言葉の前に「これが細田氏という政治家」だと印象がうごめく。自民党当該選挙の対策本部の苦難が伝わってくる。1960年代に岸信介が賀屋広宣らとはかり「国際勝共連合」「神霊統一協会」を創った。1967年頃にNHKはルポルタージュ番組で統一協会に参加する若い女性の様子を放送。故郷の街頭では勧誘の若者たちを見た。

❸ 大学生と授業料

都が都立大の授業料を負担すると小池知事が判断したことはよい。だが私立や国公立大学の国からの負担が進まない限り、若者の苦境は救われない。


❹ 〖報道特集〗の意義

ずっとメモをとり見ていた。日本の報道の灯台の役割に近い番組となっている。充電事故で中断してご迷惑をおかけしました。


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TBSテレビにおける報道番組の自主自立の具体的検証

2023-09-24 16:22:55 | 報道と思想
TBSテレビにおける報道番組の自主自立の具体的検証

Ⅰ:報道特集
Ⅱ:サンデーモーニング
Ⅲ:news23


第1章 報道特集 2023.9.23


❶日常と「報道特集」

「弁当食中毒」全国的な猛暑と海水の温度上昇などいくつかの要因が重なっているような気がします。

 おかしい。なぜ台湾の国政に自衛隊がおのおのとでかける必要があるのか。台湾の主権を侵害し、アメリカの忠実な世界戦略の忠実なしもべのなのか、ニッポン。

❷「不動産転売ビジネス」

厚労省もなかなか的確な判断と想える。反貧困ネットワークの瀬戸代表の発言が快く響く。

❸連携

膳場さんが以前受け持っていた番組「news23」が、紆余曲折をたどって25日から新稼働する。TBSで補いあい援助しあって仕事を営む姿がわかる。

❹コロナ後遺症

 コロナ禍の最中には考えられなかった後遺症の問題。なぜ後遺症が発生したのか。思うにコロナ治療薬が患者さんと合わないものだったろうか。いま再びコロナ感染症が増えている状況。詳細な疫学的調査をおこない感染症の治療対策が求められている。
 コロナ禍の症状がひとにより症状や重さ、時期の長短など明快に診断を下せない問題があることを専門家医が発言。コロナが原因か、コロナ禍の後遺症か。
記憶力が低下する「ブレインフォグ」などひとつひとつ地道に対応する国民的な取り組みが求められていると感じた。
 村瀬キャスターの質問に松野官房長官は言葉はスムースに応答した。ただ現実的にどのような全国のコロナ後遺症に医療政策を的確に実行するか、見えてこない。膳場キャスターが述べた「コロナ後遺症が労災と認可されたこと」を国民は広くわかちあってほしい。

❺「世界で加熱する宇宙開発」

 ドローンが登場したとき不気味な印象があった。戦争でドローンに兵器を搭載させ殺戮する情報。私ははっきり宇宙開発とは、ゴールに戦争勝利という空軍の軍事的拡張と考える。
 「おいつきおいこせ」は無謀だ。金儲け本位で他国と競争することはない。日本は日本の実態と国民の要望を進行させればよい。ひとつひとつをなぜなのかと吟味しつつ国民の合意を大事にして、アメリカからの同調圧力に安易に応ぜずに、日本外交をアジア圏の一国として進めていけばよいと思う。

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第2章 サンデーモーニング 2023.9.24

❶自民党

自民党杉田水脈議員の言動は、かつての稲田朋美防衛庁長官の言動を連想させる。しかし稲田氏はその後、自分の言葉で語りだし、安倍政権下の時と見違えるような言動を行い右派の山谷えり子議員と反発する場面も。自民党内にあっては女性議員も自分の言葉を失う様子を明確にみせた。

❷ロシア・ウクライナ・アメリカ

 ロシアがウクライナに侵攻した時世界はロシアから離れた。冷戦の終結で、新しい思考を世界に提出したゴルバチョフはエリツインにより失脚させられ、エリツインも元KGBのプーチンの登場で混乱をきたした。だがプーチンもアメリカの策略によって国境突破をして侵略を決めた。元喜劇俳優はチャップリンなみの演技力でスクリーンから世界各国の支持をとりつけた。だがバイデン大統領の支援をうけながら、バイデン自身が国内の支持を十分得てはいない。世界中から軍用機や軍事兵器軍事予算を無制限にとりつけたウクライナ大統領。先端核兵器である劣化ウラン弾の要求を出すに至って氏の軍事方針が平和実現からそれていることを明らかにしている。ウクライナ・ロシア戦争の背後に巨大軍事産業の意向がありバイデンはその代理人でしかない。アメリカと親密な岸田首相は信念もなくバイデンの代弁者でしかない。

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第3章 news23 2023.9.23

❶ジャニーズ事件


ジャニー喜多川氏の性加害によって、被害者は無論新社長の東山氏や所属タレントの就労の機会の可否など問題は大きく広がっている。私は木村拓哉氏の演技に好感をもっている。解散した嵐のメンバーの熱心さにも。いろんな側面から検討すること、全てなかったでなく悲劇を再現しないこと。

❷ミャンマーの政情

ミャンマーの民主化とクーデター。軍事政権はスパイや監視を抑圧の市民生活へ。私は1970年代前後の韓国を思い出す。韓国は軍部のクーデターで数度権力を握った。だが立ちあがった市民は光州市役所に市長以下たてこもり全滅。民主化とクーデターの反復。韓国は金大中大統領で市民革命を成就した。

❸近代人権思想と日本独自の課題

日本は明治以来欧米の民主主義に学ぶことで近代化をめざしてきた。だが欧米の国家は植民地主義や軍国主義を伴う未熟の民主主義だった。現代、東南アジアや第三世界の抵抗に「非暴力的抵抗」の思想が影響を与えている。

ミャンマーの民主化とクーデター。軍事政権はスパイや監視を抑圧の市民生活へ。私は1970年代前後の韓国を思い出す。韓国は軍部のクーデターで数度権力を握った。だが立ちあがった市民は光州市役所に市長以下たてこもり全滅。民主化とクーデターの反復。韓国は金大中大統領で市民革命を成就した。
 
アメリカのジーン・シャープ(1928~2018)はガンジーに学び戦略的非暴力闘争を提唱した。NHKEテレは「100分de名著」で中見真理奈良女子大名誉教授がわかりやすく解説した。マスメディアで目立たぬ場所で時代が模索している。欧米民主主義の限界を模索する動きがある。啓蒙少数派。

❹無題

9月25日から番組が大きく発展する。
小川彩佳キャスターが前のメンバーから継承し、山本恵里伽キャスター、喜入友浩フィールドキャスター、高橋敦子スポーツコメンテーターなどがチームワークを活性化してここまできた。
皆さん、ありがとう。おつかれさま!!!

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根元に迫るジャーナリズム【報道特集2023.8.26】

2023-08-27 06:26:18 | 報道と思想
❶再生エネルギー開発と核汚染水海洋排水

秋本議員が収賄容疑で特捜部から捜査を受けた。だがこの時期、原水爆・原発でも動きがあった。電気を原発から自然再生エネルギーへと転換する世界の流れのなか。私には情況を見きわめるものはなにも持たない。だが再生エネルギーの開発は地球温暖化から見ても必須なものだ。

❷宇都宮市の「ライトライン」

路面電車「ライトライン」は宇都宮市のヒットと思う。昔路面電車はあった。京都や東京、地方でも。廃止になたのは空気汚染や自動車との調整などが発生したからか。それらを克服した試みに期待がある。

❸原発処理水の海洋放出と韓国学生の抗議表明


原発処理水の海洋放出。政府は、韓国の大学生の抗議デモをどう考えているのだろうか。私は風評であるとは思わない。韓国の学生は、1960年の李承晩政権倒閣や65~70年代の韓国民主化運動でも闘い続けた。文学の高銀や金芝河の抵抗詩人や金大中らの政治民主化や市民革命成就に多大な貢献へと発展していった。公言が紆余曲折する日本の政権。暴力ではなく意思表明さえ日本国民はできないのか。小出教授など今の日本の原発を安全とみなす学者はほぼいまい。水俣で「奇病」が発生した時、大学の専門教授たちはチッソが原因とわかっていた段階でも異なる金属をあげた。裁判までいった。水俣病での学者や政府行政の実例を見ても、どのくらい出鱈目な過程だったか。今回IAEA事務局長が訪日。放送できょう知った事務局長の真意は極めて良心的だ。アメリカでスリーマイル島原発事故に携わった元原子力規制委員会委員長は言う。「日本は広くコミュニケーションをとるべきだ」。村瀬キャスターはアメリカで関係者の理解を得るまで対話の重要性を説いた。確かにそのとおりだと考える。

❹金平茂紀氏が取材した沖縄の全身写真家石川真生さん


金平茂紀氏が長期取材なさったなかで全身写真家・石川真生さんのことを知った。南西諸島に目を向けない本土ジャーナリズムに批判。取材の発想には、建前で誤魔化すことなく大切なことを直球で勇気をもち自然体で取り組む。石川真生さんの写真展があと2週間の期間を残して閉鎖。コロナが原因。石川さんは沖縄の全体を受け止め語り写真に残し続ける。金平さんは沖縄慰霊の日に、戦没者式典に違和感をおぼえた。南西諸島がすでに戦場下にあるという直感からだ。石垣島へ行った金平さんは石川真生さんの撮影を見る。金平さんと石川さんのやりとりは互いが本音で語る。安易な妥協で調和とはいわない。金平茂紀氏。先代の「報道特集」時でのスタンスと変わらぬ報道の姿勢。
沖縄を理解するうえでもこの番組全体が私に真剣さを呼び覚ます。

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