【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

『東京新聞 こちら特報部』2024年9月23日 12時00分

2024-09-26 11:38:39 | 転載と私見
袴田巌さんの素顔を見つめたジャーナリスト 「極限の状況を生き抜かせた」ボクサーの経験 最後に求める勝利

 再審公判の判決の言い渡しを26日に控え、無罪を待つ袴田巌さん(88)。釈放から10年を経た今も、拘禁反応が他者との意思疎通を妨げるが、口を突く言葉の節々から「闘い抜く強固な意志」を感じ取ったという2人のジャーナリストがいる。密着を続けた取材者の目に映る袴田さんの素顔とは。(西田直晃)
◆「おとなしく、非常に寡黙」な人柄
笠井千晶さん=東京都渋谷区で

 「足腰が弱り、口数も少なくなった。急速な老いを実感させられる」
 こう話すのは、2014年の釈放後、袴田さんが暮らす浜松市に拠点を構えた笠井千晶さん(49)。家族との日常を映像に収めてきたが、「この1、2年で衰えが目立ってきた」と述懐する。
 「裁判は終わり」「袴田事件はない」などと事実と異なる発言を繰り返す袴田さん。裁判は複雑な経過をたどり、18年6月、再審開始の決定を東京高裁が取り消したことも。笠井さんは「日常生活での応答に支障はないが、死刑囚のままだという事実、再審の現状は認識していない」とみる。とはいえ、決定取り消しの当日には、自宅に集まった報道陣の多さに「外出先からの帰宅を嫌がった。周囲を注意深く観察するので、ざわついた雰囲気に不安なそぶりが垣間見えた」と振り返る。
 袴田さんの人柄を「おとなしく、非常に寡黙」と評する一方、「ボクサーとしての経験が極限の状況を生き抜かせた」とも。袴田さんが頻繁に発する「闘い」「勝利」などのフレーズを念頭に「まっさらな気持ちで耳を傾けると、袴田さんが構築した世界には一貫性がある」と語る。「虐げられた過去を思いつつ、自分なりの答えを探しているようだ。いかに闘い、いかに生き延び、最後に勝利できるかを求めてきた。全てを拘禁反応に起因する妄想とは一蹴できない」
青柳雄介さん=東京都千代田区で

◆「これ以上の時間の浪費は絶対に許されない」
 袴田さんには別の口癖もあるようだ。こちらも浜松市に移り、取材を続けていた青柳雄介さん(62)によると、周囲に「自分は23歳だ」と吹聴してきた。「彼がプロボクサーとしてデビューした年齢だ。最も脂が乗り、強かった時期に重ね合わせ、今も闘っているのだと思い知らされた」
 釈放後、かつて勤務した静岡市内の飲食店を訪れる袴田さんに同行し、半世紀を経ても全く道に迷わない記憶力に「舌を巻いた」。昨春、東京高裁が再審開始を決定する直前には、袴田さんが「今日はいい決定が出る日なんだ」とつぶやくのを耳にした。「9月26日がどういう日かも分かっているかもしれない。無罪が確定すれば、拘禁反応も快方に向かうかもしれない」と思うのはこのためだ。
支援者とドライブへ出かける袴田巌さん=5月22日、浜松市内で

 袴田さんが「仕事」と称する日課の散歩に何度も付き合った。「以前は1日8時間も歩き、同世代よりも速かったが、今は車での移動ばかり。最近はヨボヨボと歩幅が小さくなった」と老いがやはり気にかかる。「これ以上の時間の浪費は絶対に許されない」
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 笠井さんのドキュメンタリー映画「拳(けん)と祈り―袴田巖の生涯―」が10月19日から公開される。青柳さんは「袴田事件 神になるしかなかった男の58年」(文春新書)を8月に刊行した。<写真はこの映画から>

【私見】

 なぜ冤罪事件が発生するのか
袴田さんはあまりに長い事由拘束と名誉棄損の年月をすごした。その間ずっと支え続けたのが実の姉。きょう午後判決がおりる。司法の見識を信頼したい。

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小泉今日子さん 60歳までは“キョンキョン”で その後は…

2024-09-26 10:44:18 | 転載と私見
小泉今日子さん 60歳までは“キョンキョン”で その後は…
毎日新聞2024/9/22 17:00(最終更新 9/23 15:13)

【序】小泉今日子さんは、デビュー当時から清純派アイドルとして高い人気を誇った。その後、映画『踊る大捜査線』での演技がわき役で渋い演技力で話題となった。その小泉さんが、社会のまともな批判を展開し、もともとのファンだけでなく多くの人々からも同感の支持を集めている。 毎日新聞は社会学的見地からも参考となる見地を提供している。

【転載】
 歌手で俳優の小泉今日子さんが、俳優の小林聡美さんとダブル主演しているドラマ「団地のふたり」(NHKBSなどで日曜午後10時)は、古びた巨大団地を舞台に、幼なじみやご近所さんの交流をほのぼのと描き、話題となっている。50代の等身大の女性を演じている小泉さん。芸能生活42年で、再来年に還暦を迎える現在の心境に通じる物語だったようだ。ドラマの魅力を聞く中で、還暦までは“キョンキョン”でいようという思いなどを語ってくれた。【井上知大】

NHKBS「団地のふたり」でダブル主演
 「聡美さんと私、本当に同学年で、初めて出会ったのが16歳くらい。ある意味、幼なじみに近いかも」。小泉さんは、藤野千夜さんの同名小説をドラマ化した今作について、小林さんとの思い出を交えながら話し始めた。

 50代、独身、実家暮らし。大学非常勤講師の太田野枝(小泉さん)とイラストレーターの桜井奈津子(小林さん)は、保育園の頃からの幼なじみで、「ノエチ」「なっちゃん」と呼び合い、その日あったたわいもない…(有料記事)

【転載❷】 yoi 心・体・性のウェルネスメディア(写真も)」

【小泉今日子さんインタビュー】「“若いね”って、しばらくたったらどうでもよくなる言葉です」30代の悩みに本気で回答!<Part1>
30歳前後になると後輩ができて、30代中盤に入ると「若手」とも言われなくなってきます。ところが“いい先輩”でいようとすると、息苦しく感じてしまったり、自分がつまらない人間に感じてしまったり…。30代特有の悩みを、人生の先輩でもあり、「先輩」として多くの女性にリスペクトされている小泉今日子さんにぶつけてみました。
index
人生で初めて年齢について考えるのが30代
悩み多き年頃には思う存分悩んで、行動しておく
できる限り“頼りない先輩”でいる。話を普通に聞いてあげる


【私見】
 毎日新聞の記事ではわからないが、社会派としての言論活動はSNSでもジャーナリズムでも高い見識が支持を集めている。「週刊明後日」というハンドルネームでも注目されている。


【サンデーモーニング】2024.7.29

2024-08-03 15:34:27 | 転載と私見
【サンデーモーニング】
時代をよみとる報道リベラリズム



「原子力規制委員会の敦賀原発2号機の再稼働認めず」
この判断は最近ではまれにみる政府側機関の英断と思う。

<span style="color:red;">❸スポーツ</span> style="color:red;">

イスラエルネタニヤフ氏の外交と内政。
ガザ住民に避難先を指示したイスラエル軍隊は集中攻撃し虐殺。ロシアのウクライナ侵略とは性質が少し異なる。市率に連帯し、政府の毅然とした対イスラエル政策の「心」のこもった政策を実行できる政府を要請する。



石丸伸二氏テレビ番組での言動に市井の反発

2024-07-12 03:00:18 | 転載
「セクハラだし鳥肌立った」石丸伸二氏 論破した元乃木坂・山崎への“頭ぽんぽん”発言が「気持ち悪い」と騒然
2024/07/11 18:32女性自身



7月11日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)に、先の都知事選で2位と躍進した石丸伸二氏(41)が出演。物議を醸した選挙特番でのやりとりについて持論を展開したのだが――。

石丸氏は都知事選投票締め切り後の20時から各メディアで行われた選挙特番に出演。しかしフジテレビ系の選挙特番『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』で元乃木坂46・山崎怜奈(27)が公約における都政と国政の比重の違いについて質問したところ、「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ」と苦笑。また山崎が「すみません、不勉強で」と釈明したものの、石丸氏は「よろしいですか?」とコメント。そういった態度に、Xでは「胸糞悪すぎ」「こんな人が上に立つの絶対ダメでしょ」といった声が上がった。

また山崎も石丸氏とのやりとりについてか、その後《ある場面、限られた中継尺で意図している疑問を端的に伝える力が足りなかったなと反省》《あ一怖かった、でも楽しかった、色々若くてすみません…今後とも精進しますので多めに見てもらえますと幸いです》とXに投稿していた。

波紋を呼ぶなか、ついにこの日の『グッド!モーニング』で、石丸氏自身が沈黙をやぶった。「元アイドルか現役アイドルの方がインタビューされた。乃木坂の方ですか?」と切り出すと「質問をされてきて、それで僕は全くいつもの調子で返して、それがあまりにもひどかったと。(そういう)評価で。ご本人も『怖かった』みたいな感想を言われたらしいんですよ」とコメント。続けて「(そういう)かたに対しては、あれはちょっと、かわいそうだったかなっていう」と反省しつつも、こう話した。

「真剣勝負で斬ったら、相手、竹刀も持ってなかったみたいなね。ただ、あれはもう一遍あの場にいても、同じふうにやっちゃうんです。それは女、子どもに容赦をするっていうのは優しさじゃないと思ってる。まぁ、もうちょっと優しく言ってあげれば良かったのかな(笑)」

さらに頭に手を置く仕草をし、笑みを浮かべながら「もっと、ポンポンってやってあげる感じが良かった?」と言い、「それでも失礼ですよね!やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとして、あの場にいらっしゃるんだったら」と述べた。

「女、子どもにも容赦しない」と言いつつ、「ポンポンしてあげればよかったかな」と女性を子ども扱いする素振りをしてみせた石丸氏。そんな、X上では石丸氏の言動に嫌悪感を示す声が続出している。

《今朝のインタビューキモかったんだけど。「頭ポンポンみたいな感じで優しくすれば良かったんですかねぇ」とか。セクハラだし鳥肌立った。そういう話じゃない。お前が言われてるのは自分が見下している相手に対しての態度が悪いってことだ。時代錯誤なこと言ってんじゃねぇよ》 《やば!えぐ!笑頭ポンポンしてあげれば〜とかやばすぎ!》 《動画で見たらもっとひどかった、石丸伸二。「女子どもに容赦するっていうのは優しさじゃない」に加え、「頭ポンポン」とか、完全に見下してる。やばすぎる》 《「女子ども」 という属性で相手を見下し、「頭ポンポン」 だって。シンプルに気持ち悪いんですけど》

2024.5.26(日)

2024-05-27 20:57:14 | 報道と思想
TBSサンデーモーニング
忖度と規制の時代に自主自立の言論を紡ぐジャーナリストたち






台湾や香港に対する中国の対応を見ていると、警戒の動きもわかる。だが日本の大きなマスメディアは、米国韓国日本の合同軍事訓練をほとんど報道していない。その構造は、いきなり中国など共産党国家が唐突な軍事に出るという認識の枠組みが形成されていく。相互理解が大事だ。


立憲民主党の中で野田佳彦氏がにわかにスポットライトがあたっている。民主党政権最後の首相当時安部晋三氏と財務省と三者が増税と政権たらいまわしの幕切れを覚えている。松下政経塾出身で新自由主義の野田グループが主導権を握る向こう側にあるものを私は支持できない。それに比べれば、直情径行のこともあるが、理想を大事に政策に生かそうと努力しつづける山本太郎氏率いるれいわ新選組のほうが道理がある。


ベトナムは日本に対してベトナム戦争での民間の支援運動以来友好的だった。ベトナム人が期待して来日し、あまりの言行離反に失望。日本はアジア人など低賃金労働力としか考えていない。フィリピンからやってきた女性の入管事務所で医療不十分で亡くなった。きょうだいは来日して日本の実際を目の当たりにして失意を感じ怒りに震えた。


リンカーン大統領の暗殺。ケネディ大統領の暗殺。ロバート・ケネデイ司法長官の暗殺。アメリカCIAはある時期は世界中の反米政権打倒と傀儡政権擁立が実行された。ニューフロンティア・スピリッツとは原住民侵略以来の西部膨張主義だった。善悪二元論の思想が根源。

スポーツは、ドラマティックでどの種目も面白い

 1964年の東京オリンピック以来バレーボールは女性チームがけん引。石川きょうだいの出現以来男性チームも光ってきた。
 長くプロ野球人気はすごかった。Jリーグ発足以来サッカーが取って代わった。だがWBCや大谷祥平選手らの活躍でふたたび野球も復活した。WBC以来ダルビッシュ投手の後輩への配慮や努力も素晴らしい。
 唐橋さんはじめアシスタントの手製のくふうは、毎回素晴らしい。見ていてひきつけられる。
 こうしてみていると、アメリカで競技する野球選手の層があつくなり、壮観である。


「青年は荒野をめざす」、寺島さんのご発言から懐かしく親しみのある五木寛之さんの小説題名が出てきた。小説そのものは娯楽小説だが、読んでみてやはり五木寛之の世界は充実している、フォーククルセダーズの歌と連動している。
「青年は荒野をめざす」 ザ・フォーク・クルセダーズ (youtube.com)
https://www.youtube.com/watch?v=RkLcZu-TlaQ


【広原盛明のつれづれ日記】2024-05-02

2024-05-05 17:51:02 | 転載
党機関役員・地方議員が奮闘すれば党勢拡大は実現可能か、党地方議員の減少と高齢化が進んでいる、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その22)、岸田内閣と野党共闘(87)



 4月後半になってから党勢拡大の訴えが相次いで出された。「機関役員・議員が一気に支部に入り、4月中に『手紙』を全支部が討議し党勢拡大をさせよう」(党建設委員会、赤旗4月18日)、「4.27『学生オンラインゼミ』を成功させ、民青と党員拡大の前進を」(青年・学生委員会、4月20日)、「4月のとりくみが成否を分ける――党勢拡大に力を集中し必ず目標達成を」(大会・2中総決定推進本部長、4月25日)などである。いずれも長文の訴えだが、中身はただ一つ「党勢拡大に集中しよう」というものだ。



 これまでと少し変わったところがあるとすれば、党員や支部への直接の訴えから党機関や地方議員の奮闘を促すものに重点が変わったことだろう。これは「入党の働きかけを行っている支部は毎月2割弱」「読者を増やしている支部は毎月3割前後」(第29回党大会報告)という困難な現状を反映したものであり、党機関や地方議員が先頭に立って動かなければもはや事態を打開できなくなっていることを示している。以下は、その骨子である。

 ――「2中総をうけて都道府県委員会が決めた4月目標の合計は、全国的には入党の働きかけが約1万4千人、入党申し込み1478人、日刊紙1280人増、日曜版5768人増です。これらの目標は、党員拡大では現勢での前進をぎりぎり確実にする目標であり、読者拡大ではおおよそ3月の後退分を取り戻す目標です。47の都道府県委員会と311の地区委員会が自ら掲げた4月目標をやり切ってこそ、全国的前進を切り開くことができます」(赤旗4月18日)。

 ――「青年・学生党員の拡大は、民青同盟のリーダーづくりになるとともに、わが党にとって世代的継承のカギを握る課題です。毎月、現在の3倍以上となる100人以上の青年・学生を党に迎えてこそ、5年後の1万人の4青年・学生党員建設の道が開かれます」(4月20日)。

 ――「入党申し込みでは、3月の同時期とほぼ同様の到達にはなっています。『しんぶん赤旗』読者拡大は、日刊紙で3月とほぼ同水準、日曜版では3月よりも上回っています(略)。現状の延長のとりくみでは、全国的には党員拡大でいえば500人前後になりかねず、現勢の前進には届かない。読者拡大も近年の4月と比較すると下回っており、連続後退となりかねない状況にあります(略)。今、従来の月末の活動にとどまれば、チャンスはあるのに、党大会後の後退をずるずる続けることになってしまいかねない。ここはどうしても党機関、支部指導部、地方議員のみなさんが党勢拡大に力を集中し、4月目標を突破する大奮闘が必要です」(4月25日)。



 これらの数字が意味することは、(1)入党申し込みが月1500人程度なければ党員現勢を維持できないが、現状は500人程度(目標の3分の1)にとどまっている、(2)5年後に1万人を目標とする青年・学生党員の拡大は月100人以上の入党者がなければ達成できないが、現状は目標の3分の1以下にとどまっている、(3)赤旗読者拡大は日刊紙、日曜版とも増紙を目指しているが、減紙を食い止めることができず、現状は連続後退の状態が続いている――というものだ。



 しかし、4月の党勢拡大の結果と到達点は、入党の働きかけが約5000人(都道府県委員会が設定した目標1万4千人の3分の1)、入党申し込みは504人(目標1478人の3分の1)、日刊紙は目標1280人増に対して74人増、日曜版は目標5768人増に対して135人減と、いずれも目標を大きく下回った。党大会決定の読了党員も4月前半の27.8%から30.8%へ僅か3%しか増えていない。また〝党勢拡大一本〟にしぼった「手紙」の読了も22.9%と進んでいない(大会・2中総決定推進本部、赤旗5月2日)。



 党中央が「最優先課題」として追求してきた党大会決定の読了が、大会から4カ月を経過した現在においても未だ党員の3分の1に達せず、2中総で打ち出した「手紙」も党員の5分の1にしか浸透していない現実は、党中央決定がもはや下部組織に届かず、党活動の原則「民主集中制」が事実上空文化していることを示している。このままでは「4月のとりくみが成否を分ける」(4月25日)との訴えが「5月を全支部運動への前進・飛躍に正面から挑む月に」(5月2日)になり、そのままずるずると6月、7月を迎えることになるのではないか。



 党勢拡大目標が単なる「掛け声」と化し、実績がいっこうに上がらないのは、党中央が〝党組織の高齢化〟という否定しがたい現実をいまなお受け入れていないからだ。高齢化した支部を高齢化した党議員がいくら𠮟咤激励しても、身体が動かないのではどうしようもない。年老いた親を高齢化した子どもが介護する有様を「老老介護」というが、高齢化した支部を高齢化した党議員が督促する「老老拡大」では効果が上がるはずがない。この現実を直視しない限り、これからも「長期にわたる党勢後退」を克服することはできず、拡大目標を達成することはできないだろう。斜面をずるずるとずり落ちていく党組織を掛け声だけで止めることはできないからだ。



 党議員が先頭に立って拡大に奮闘しなければならないというが、それでは党議員の実態はいったいどうなっているのか。最大の問題は、党地方議員の減少と高齢化が著しく進んでいることだ。総務省「地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人数調等」(2024年3月29日)によると、2003年から2023年まで20年間の(5年おき)の議員定数と党議員の推移は以下のようになる(各年12月31日現在)。



【地方議員総数】

定数     党議員計(%)   男   女 

2003年 60011(100%、100) 3992(6.6%、100) 2763 1219

2008年 38415(100%、64) 3059(8.0%、77) 1984 1075

2013年 34476(100%、57) 2690(7.8%、67) 1732 957

2018年 33086(100%、55) 2760(8.3%、69) 1765 995

2023年 32184(100%、54) 2339(7.3%、59) 1378 961



【都道府県議会議員】

     定数        党議員計(%)  男 女 

2003年 2874(100%、100) 129(4.5%、100) 74 55 

2008年 2784(100%、97) 120(4.3%、93) 59 61 

2013年 2735(100%、95) 113(4.1%、88) 56 57  

2018年 2687(100%、93) 149(5.5%、116) 69 80  

2023年 2662(100%、93) 113(4.2%、88) 48 65  



【市区議会議員】

      定数      党議員計(%)   男  女 

2003年 19434(100%、100) 1760(9.1%、100) 1100 650

2008年 22130(100%、114) 2029(9.2%、115) 1278 751

2013年 20151(100%、104) 1824(9.1%、104) 1140 684

2018年 19292(100%、99) 1875(9.7%、107) 1183 692

2023年 18752(100%、96) 1571(8.4%、93) 885 686



【町村議会議員】

      定数        党議員計(%)  男  女 

2003年 37703(100%、100) 2103(5.6%、100) 1589 514

2008年 13501(100%、36) 910(6.7%、43) 647 263

2013年 11590(100%、31) 753(6.7%、36) 536 217

2018年 11107(100%、29) 736(6.6%、35) 513 223

2023年 10770(100%、29) 655(6.1%、31) 445 210



 この表から言えることは、21世紀に入ってから地方議会に大きな変動が生じており、その影響を共産党がもろに受けているということだ。簡単に言えば、次のようになる。

 (1)平成大合併によって、全国の町村会議員が20年間で3万7800人から1万800人(29%)へ2万7千人も激減した。その結果、地方議員総数は6万人から3万2千人へ半減し(54%)、共産党は煽りを食って4千人弱から2300人余へ6割弱(59%)に減少した。

 (2)地方議員に占める共産党議員の比率は、概ね都道府県議会議員は4%台、市区議会議員は9%台、町村議会議員は6%台を維持してきたが、2023年になっていずれも後退した。これは2023年統一地方選における共産党の敗北が大きく影響している。

 (3)敗北の主な原因として考えられるのは、党議員の高齢化である。若い候補者に交代しようとしても見つからず、そのまま年季を重ねて引退する(あるいは落選する)という形で減少していくのである。



 共産党はこれまで、党員や党議員の年齢構成や平均年齢について明らかにしてこなかった。総務省統計にもまとまったデータがないので、地方議員全体の高齢化の動向を知ることができない。現時点でわかるのは、都道府県議員56.7歳(全国都道府県議長会、2019年)、市会議員58.8歳(全国市議会議長会、2023年)、町村会議員64.4歳(全国町村会議長会、2023年)の資料ぐらいであり、それも年次的に統一されていない。



 共産党地方議員の実態を把握するため、共産党のホームページで地方議員の数と年齢を調べてみた。だが、生年月日が記入されていない議員が多いことに心底驚いた。例えば、神奈川県委員会の場合は、県会議員3人は年齢が記されているものの、政令市の横浜市・川崎市・相模原市の市会議員の場合は15人のうち9人が年齢不詳、その他の市では32人のうち15人、町村会議員の場合は17人のうち4人が年齢不詳となっている。つまり、神奈川県委員会に所属する地方議員67人のうち28人(4割)が年齢不詳であり、年齢構成や平均年齢がわからないのである。



 公職選挙法の第10条(被選挙権)には、地方議員の場合、日本国民であり、当該地域の選挙権を有し、年齢満25年以上の者が被選挙権を有すると規定されている。立候補届は生年月日を記入しなければ受けつけられないし、選挙公報にも掲載されない。候補者年齢は国政選挙、地方選挙を問わず各種選挙の必須要件であり、有権者にとっては候補者の適格性を判断するための重要データである。選挙で選ばれた議員が党のホームページでは年齢不詳のまま掲載されていることなど「絶対にあり得ない」と思うが、共産党のホームページではさほど年齢を重視していないのか、それが掲載されていない。



 そんなことでこの半月間、共産党のホームページと悪戦苦闘してきた。近くその実態を明らかにしたいと思うが、作業がなかなか捗らない。次回の拙ブログでは何とかその一端でも解明したいと思う。期待しないで待っていてほしい。(つづく)

【転載】しんぶん赤旗『主張』 2024年5月1日(水)

2024-05-01 17:26:19 | 転載
3補選の野党完勝
岸田政権への審判と共闘の力



 野党候補の完勝となった28日投開票の衆院3補欠選挙(東京15区、島根1区、長崎3区)は、岸田政権とその補完勢力への明確な不信任となりました。末期的状況の岸田政権はさらに追い詰められています。「自民党政治を一刻も早く終わらせよう」―補選で市民と野党の共闘再構築への一歩が築かれました。

■自民政治に不信任
 派閥の裏金事件の逆風にさらされた自民党は東京15区と長崎3区では候補者を立てられない不戦敗を強いられました。唯一擁立した島根1区で1996年の小選挙区制導入以降、自民党の野党時代にも確保してきた議席を失いました。

 東京15区では市民と野党の共同候補で立憲民主党の酒井なつみ氏が日本維新の会や都民ファーストの候補に大差で勝利しました。日本共産党が自主支援した島根1区は立民前職の亀井亜紀子氏が一騎打ちで自民候補に約2万5千票の大差、長崎3区では社民党推薦で日本共産党も自主支援した立民前職の山田勝彦氏が同じく一騎打ちで維新の候補に約2万8千票の大差でそれぞれ圧勝しました。

 対決構図は異なっても野党候補は共通して「金権腐敗政治の一掃」「大軍拡反対、暮らしを守ろう」など岸田政権との対決姿勢を明確にし支持を広げました。東京15区では酒井氏と江東市民連合が「金で動く自民党の古い政治ときっぱり決別し、国民の声で動く政治を。企業・団体献金は禁止」など8項目での確認書を交わし共闘の行動を加速させました。

 岸田文雄首相は補選について「私の政治に対する姿勢も評価の対象に入っている」(24日の参院予算委員会)と述べました。そうであるなら、補選結果が自民党政治に明確な不信任を突き付けた重みを知るべきです。

■解散・総選挙勝利へ
 日本共産党は自民党政治退場の流れをつくるため「例外的な対応」として3補選での党公認候補擁立を取り下げ、市民と野党の共闘再構築に向けて奮闘しました。裏金問題を暴き、岸田政権の大軍拡や経済無策を追及する論戦を展開し、「自民党ノー」の流れをつくる貢献を果たしました。そのうえで勝ち取った野党完勝にメディアは「立民3勝に共産寄与」(「日経」30日付)と指摘しています。東京15区で共闘した野党議員も「これは『立憲民主党の勝利』ではありません。『市民と野党の共闘』で得た勝利です」(立民・山岸一生衆院議員のX)と発信しています。

 腐敗政治、経済無策、「戦争国家づくり」、人権後進国―どの分野でも、岸田政権に一刻たりとも日本のかじ取りを任せられないことを補選結果はあらためて示しました。

 日本共産党は今後の国会で「岸田政権の政治責任を追及し、解散・総選挙に追い込んでいく」(小池晃書記局長)構えです。自民党政治を終わらせ希望ある政治をつくるためにあらゆる分野で自民党を追い詰めていく国民的大運動を大きく発展させましょう。日本共産党はその運動の発展に奮闘します。対等・平等、相互尊重に基づく市民と野党の共闘の再構築に向けて力を尽くし、総選挙での党躍進に全力をあげます。

衆院補選東京スポーツ記事転載2024.4.23

2024-04-23 11:34:27 | 転載
東スポWEB
東京15区の立憲・酒井菜摘氏「分岐点となる選挙」 岸田首相は島根1区に応援入りも大苦戦

2024年4月23日

写真:街頭演説を行った立憲・酒井菜摘氏© 東スポWEB

衆院3補選(28日投開票)をめぐって自民党の苦境が鮮明になってきた。

自民党は東京15区と長崎3区で候補者擁立せず不戦敗となったが、立憲民主党との一騎打ちバトルとなった島根1区でも苦戦していることが明らかになった。

岸田文雄首相は21日、島根1区に擁立した元財務官僚の錦織功政氏の応援に立ち、立憲の泉健太代表も同区に出馬した元国会議員の亀井亜紀子氏を応援。両党トップ同士の舌戦が繰り広げられたという。
「立憲は自民党の〝政治とカネ〟の問題を争点に選挙を戦い支持を広げています。一方、岸田首相の島根1区応援は地元で歓迎されなかったようです。マスコミ選挙情勢に関する調査だと、亀井氏が先行して補選を折り返しました」(政界関係者)

東京15区でも立憲の酒井菜摘氏が優位に選挙戦を展開。この日、東京・江東区辰巳で開いた街頭演説会で酒井氏は「前回(昨年12月)の区長選挙は投票率が10%も落ちました。江東区民は23区のなかでも1位、2位を争う投票率の高さで有名な街です。(区長選の投票率が過去最低更新の)39%という数字は、みなさまの政治不信が募って、『政治家がしっかりしろ!』というお怒りだと私は受け止めています」と語った。

候補者が乱立した選挙戦については「自民党の補完勢力の方であったり、さまざまな野党の方が乱立していますけども、本当に接戦の中で、分岐点となるような、今後の政権を交代するような、そんな選挙だと思っております」とした。

自民党が虎の子の島根1区補選に負けるようだと、岸田首相の政権運営に影響が出るともいわれている。

前出の政界関係者は「3補選で立憲が勢いづいています。(候補者擁立断念で)東京と長崎の自民党所属の地方議員らは身動きが取れない状態です。今後の議会運営を考えた場合、誰かには投票したいはずですが…」と混戦に頭が痛い様子だ。

GW決戦の行方に注目が集まる。

アークタイムズを語る永岡浩一氏のご紹介臨時転載

2024-04-19 13:48:25 | 転載
アークタイムズを語る永岡浩一氏のご紹介臨時転載
アークタイムス(2024/4/17) 郷原信郎、望月衣塑子&尾形聡彦 小池都知事の学歴詐称問題解説、この件は2020年に石井妙子さんの著書などで問題になり、しかしジャニーズ事件と同じくテレビがオワコンで小池氏再選だが、小島敏郎さんの告発、私文書偽造は時効前、小池氏は都民や有権者に対する裏切り、政界を去り自民党とともに責任を取るべきことを語る!



 永岡です、昨夜の、ジャーナリスト尾形聡彦さん編集長、東京新聞の望月衣塑子さんキャスターのアークタイムス、弁護士、元東京地検特捜部の郷原信郎さんと、小池都知事の学歴詐称問題についてディスカッションありました。YouTubeで聞けますhttps://www.youtube.com/watch?v=HFc4W9xbnTM&t=16s これを概略書き起こしします。この件、今のところラジオでも特集なし、しかしとんでもないこと、望月さん、ジャム・ザ・ワールド-UP CLOSEなくなった分アークタイムスで活躍、応援しています。



 昨日、小池氏の元側近、小島敏郎さん、小池都知事の学歴詐称問題について日本特派員協会で記者会見、郷原さんそれをアシスト、この件は月刊文春に載り、2020年に郷原さんもこの件を取り上げて、黒木さんとともやり、その際に小池都知事、済ませられたもの!郷原さん、土曜日、卒業証書所を出せと決議→外国人記者クラブで記者会見、カイロ大学の声明を求めて、小池都知事の元側近の小島さん、告発、きっかけは小島さんの発言で、小池百合子氏、カイロ大学出てない、学歴詐称、隠蔽あったと告白!

 小島さん、小池氏の学歴詐称に加担で、望月さん、弁護士資格を取り、官僚になり、本日の週刊文春で小島さん、刑事告発、2020年の出馬は時効、しかし、小池氏、カイロ大学首席卒業と訴訟、小池氏、出馬なら刑事告発、尾形さん、2020年に小池氏、郷原さん、黒木さんを気にした、郷原さん、2020年は急遽会見、神保哲生さんに手伝ってもらい、4日前、石井妙子さんの女帝・小池百合子を出されて、郷原さんそれも参考、6月に記者会見、学歴詐称は虚偽公文書作成になり、それは2020年の選挙、2024年に小池氏、出馬なら学歴詐称で刑事事件になり、卒業証書が偽造の疑い、少なくとも、4年前、フジテレビに出て小池氏出した卒業証書は疑問、もし偽造の卒業証書→偽造私文書行使、時効は5年で、黒木さんもそれを指摘。6月6日、午前11時に出して、小池氏、黒木さんに相談、小池氏、郷原さんを呼び捨て、森友事件など、偽りの都民ファーストも書いて、小池氏激怒、2020年に、小池氏、卒業証書偽造の疑い、本当ならお縄=火が付いたら小池氏大変、

 尾形さん、偽造は誰かで問題になるか、郷原さん、偽物の卒業証書なら大変、小池氏にとって盲点、カイロ大学は問い合わせで卒業と回答、しかし、卒業証明書、偽造をどこかにさせた疑いあり、6月6日の、郷原さんのヤフー記事は小池氏に脅威、郷原さん、黒木さんのもので、外国人記者クラブで会見→小池氏憔悴、小池氏、カイロ大学卒業は、証明書出てもそれが偽造の疑い、それを示されたらオシマイ、自民党は偽造について提示しろ→FCCJで6月9日記者会見、10日に都議会最後、しかし、小池氏は都庁の記者クラブはコントロールしても、FCCJは騙せない。

 尾形さん、英語で世界に発信、望月さん、小島さんの記者会見は英語で世界に発信、郷原さん、小池氏大憔悴、2020年は、小池氏、郷原さんたちの記者会見直前に、卒業証書エジプト大使館フェイスブックにアップ。しかし、2時間足らずでやれるはずない。尾形さん、プリントアウトは無理、郷原さん、2020年はそれで逃げた。

 尾形さん、アズハリ氏、小島さんに対して証拠示さず小池氏攻撃、ゴシップと言い、しかし、小島さんは証拠を示して、6月6日、小池氏に会い、声明文の案がそっくりそのままエジプト大使館SNSに上がりおかしい、尾形さん、記者がおかしな質問では問題、神保さん、後でまた、として、アズハリ氏、小池氏にインタビュー、しかし友達でもない、利益相反ない、しかし怪しい。

 郷原さん、小池氏の、2020年の記者会見は、たった2時間でエジプト大使館に卒業証書上げて、小池氏の仕掛としか思えず、小池氏4年前危機、そして、2024年も同じ記者が小島さん追及はおかしい。望月さん、アズハリ氏、ニコニコはおかしい、尾形さん、アズハリ氏、反論で記者会見乗っ取りの危惧あり、するとアズハリ氏、逃げた。尾形さん、FCCJでいつも記者会見、郷原さんの指摘、小池氏の発言に問題。尾形さん、翻訳は正確、しかし2年前でなく4年前。

 望月さん、アズハリ氏、小池氏をかばい問題、郷原さん、それを自分の手柄に、尾形さん、4年前は記者会見、声明があった、そして、4年前の記者会見、アズハリ氏、小池氏のアラビア語素晴らしいといい、カイロ大学の声明出ても、それで証拠にならない。

 望月さん、昨日の小島さんの記者会見は大事、ジャーナリストA氏の原案と記者会見は瓜二つ、尾形さん、2020年はカイロ大学の声明出て、しかし小島さん、月刊文春に記事、小池氏のルームメイト北原さんも実名で告発、郷原さん、2020年、小池氏はギリギリまで追い込まれてあんな手段になり、卒業は、カイロ大学の証明とするしかない、それで突っ張り、しかし怪しさが凝縮、カイロ大学は認めても、実際には偽造であり、日本のメディアは小池氏の学歴詐称をほとんど取り上げず、外国メディアに取り上げられて大変なことになり、学歴詐称の疑いあり、相当無理を重ねて、小池氏の依頼でカイロ大学卒業証書を出し、それをでっち上げは、カイロ大学学長は関与か、カイロ大学内部の了承はない、元ジャーナリストA氏の素案と同じものがネットに出て、素人が作ったものをエジプト大使館のフェイスブックに載せた(ツイッターに掲載ありhttps://twitter.com/yYsAGj0ff5oAvUN/status/1780525440568012904/photo/1 )。尾形さん、英語稚拙、日本人のでっち上げた英文、郷原さん、本当にカイロ大学、何の了承もなく出したか、いい加減な声明=出すものによる偽造=小池氏の卒業は嘘。しかし、100%クロの断定は困難でも、大学の文書をフェイスブックに載せたのは、致命的。

 郷原さん、さらに問題、エジプトについて、浅川氏、日本のエジプトへのODA300億に小池氏関与、エジプトと関係深く、都知事になり、10人も職員随行でカイロ大学に小池氏行き、カイロ大学は金で買われて小池氏の学歴詐称を出ないようにして、小池氏、カイロ大学に首根っこ押さえられている。それを浅川氏指摘。

 黒木さんも最新のもので、卒業は、カイロ大学、政治的な理由で認めたと指摘、限りなくクロ、しかし法的に追い詰めるのは困難→FCCJの会見の直前に、インターネットに卒業証書出して、この件は関係者も見て、誰に対して何の意図で出したか不明、小池氏、郷原さん呼び捨て。

 尾形さん、小島さんの記者会見出席、小池氏とカイロ大学のもの、首席卒業は取り下げて、しかし留年して、大統領夫人に同行や、北原さんの説明と矛盾、郷原さん、卒業はおろか進級もできていない、しかし、カイロ大学は政治的な意図で小池氏卒業と見せて、積極的に、卒業を小池氏説明しないとならなくなると苦しいが、小池氏の学歴詐称を攻めるのは、カイロ大学の政治的な意図もありむつかしい。

 望月さん、カイロ大学をあれで出たのは信じられない、日本人は文書出されたら弱いが、政権が日本のODAもあり、政治的な意図で卒業とした、尾形さん、立証責任はあるが、小池氏のキャリアは振袖でピラミッド+カイロ大学出た、アラビア語できる、72~76年にカイロ大学にいたこと、それが嘘なら、アラビア語喋れないと、国会議員でもあり、都民、国民に対する政治的な裏切り、学歴詐称は小池氏にダメージ。

 郷原さん、学歴詐称を外部から立証は困難でも、カイロ大学を首席で出たとして、それで国民に詐欺、その詐称が、小池氏が政治力を持った原動力、国民、都民に対する説明責任あり、いい加減な卒業となると、小池氏、女性がガラスの天井を破ろうとしてそれくらいのことは必要と開き直り、しかし、小池氏、入口はいい加減でも、政治の世界で立派となるとギリギリセーフ、しかし、郷原さん、2016年の小池氏、都知事当選時から嘘をついて、今も嘘、そして、石井妙子さん、女帝・小池百合子を書いて、政治家の小池氏の詐称を告発、小池氏、政治家になり何もやっていない、7つのゼロと言って達成ゼロ、神宮外苑の再開発を止める、公安警察の冤罪事件も控訴を小池氏都として止めることできて、O社の冤罪事件は死者出て、郷原さん、小池氏の学歴詐称再燃で、政治家、小池氏の経歴の徹底的追及は必要。

 望月さん、小池氏の都議会の答弁は岸田総理も真っ青の回答しない、民主主義蹂躙、郷原さん、都議会を小池氏牛耳り、そして風見鶏、政治家として疑問だけでなく、都民は小池氏に本当の改革を求めて、しかし都議会自民党の小池氏への寝返りもあり、郷原さんは小池氏批判を徹底して、1年前は、郷原さんのYouTubeに自民党も反応、今はしない。望月さん、八王子市長選で自民党は小池氏に借りできた、郷原さん、自民党は小池氏の学歴詐称に沈黙、自民党の属するものを守るために都民、国民を犠牲、都議会で小池氏の徹底的追及は必要。

 尾形さん、小池氏の学歴詐称はメディアの検証力も問われて、郷原さんの努力も実った、郷原さん、この件は週刊文春と日刊ゲンダイのみ、小池氏のクラスメート、北原さんにメディアは取材していないが、マスコミが態度変えないとダメ。望月さん、ジャニーズ事件と似て、メディアは及び腰、郷原さん、エジプト大使館のものはこういうカラクリがあり、都議会で卒業証書提示求めて、FCCJでちゃんとすべき。小池氏は都民、メディア報道でできる知事と見ている。望月さん、昨日の小島さんの記者会見、テレビも来ていたが地上波テレビで報道していない、として1部は終わりました。

 この、小池知事の学歴詐称事件、テレビは、私は新聞のテレビ欄見るのみですが特集はなし、しかしとんでもないこと、どうやら、エジプト政府、大使館は日本のODAがあるために小池氏に協力の模様、日本は2012年の第2次安倍政権以来ムチャクチャですが、嘘をついたものが勝ちの社会は崩壊します、2020年、石井妙子さんの女帝・小池百合子はベストセラーなのにテレビは無視で小池氏再選、しかしクラスメートは昨年11月の文庫本で実名告発、こんな嘘つきに緑のタヌキと言われたら、タヌキファンとして許せません!以上、郷原信郎さんのお話でした。







【東京新聞<視点>2024年4月9日 06時00分】転載

2024-04-10 11:32:52 | 転載
〈視点〉沖縄、高校教員の思い 武装で島は守れない 論説委員・佐藤直子



写真:春の日、伊波さんの父と娘が並んで歩く山道は、新緑が芽吹いていた=伊波さん撮影
 沖縄で高校教員をしている伊波園子さんから久しぶりにメールが届いた。時間割の作成など新学期の準備に忙しい合間に、4歳の娘と父と3人、地元うるま市の山をハイキングしたそうだ。新緑が芽吹く山を歩く。添えられた家族写真はみんな笑顔だった。
 だが、その山の隣は目下、陸自の訓練場整備計画で揺れている。政府がゴルフ場跡地を用地として取得する計画を進めていると、昨年末に地元の琉球新報が報じた。地元には寝耳に水。周辺は幼稚園児の散歩道や、青少年が自然と触れ合う教育施設もある。保革党派を超えて白紙撤回を求める事態となった。
 問題はこの訓練場だけではない。同市では先月、陸自の勝連分屯地で地対艦ミサイル連隊が始動した。宮古島駐屯地や石垣駐屯地など八重山諸島から、鹿児島の奄美群島までに築かれた地対艦部隊の司令部で、侵攻する艦艇を迎撃する力を持つ。すべては「台湾有事」という名の戦争を想定しての体制であり、同時に敵の標的となるリスクを抱え込むことでもある。

 私が国語教員の伊波さんと出会ったのは2年前。生徒たちとの日々を魅力的に語る彼女に取材を申し込んだのが始まりだったが、当時に比べても沖縄はさらに軍事化が進み、伊波さんは「無力感にさいなまれるばかり」と嘆く。
 沖縄の人にとって春は心がザワザワする季節だ。第2次大戦末期の1945年3月、慶良間諸島から米軍の大部隊が上陸し、住民を巻き込む地上戦で県民の4人に1人が犠牲になった。そんな地が悲劇を忘れたかのように再び、戦場として想定されている。

 うるま市には訓練場の計画地から1・5キロに宮森小がある。米軍統治下の59年6月、米軍のジェット戦闘機の墜落事故に巻き込まれ、児童や周辺住民18人が死亡、200人以上がけがを負った現場だ。当時同小の1年だった伊波さんのお父さんは大惨事を目の前で見たという。
 取材の日、私を同小に案内してくれた伊波さんは、事故犠牲者を悼む碑の前で目を閉じた。何を思っていたのか。それは、沖縄の子どもたちの未来に戦のない世を、という祈りしかなかったと思う。

 想像したい。自分の街で戦争が想定されるとはどういうことか。夜間のヘリ訓練も空砲を使った訓練も、装甲車が走ることも、政府が言うところの「沖縄のため」か。沖縄の声を無視して米国の戦略に従い、計画を押し付ける政治に道理はないはず。沖縄の痛みを黙認してきた大多数の国民の想像力が問われている。
 伊波さんの娘さんは朗らかに歌い、踊る。時に「まーま(母さん)」と甘えながら、伸びやかに育っている。
 武装ばかりで島は守れない。「若い世代に希望を届けるために草の根で粘りたい」。この伊波さんの思いを共有したい。少数派である沖縄の人たちに問題解決を押し付けないためにも。(論説委員)


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