ボーダフォンが満を持して出したはずのV3Gはたいして売れず、結果として大ブレーキとなり、ツーカーとDDIポケットに純増数で抜かれ、PHSのDDIポケットも含めれば、実質的に5位転落となった。
ボーダフォン、純増4位転落──12月契約者数
DoCoMoはmovaからFOMAへの世代交代が順調に推移し、auも値下げで対抗したが僅かに届かなかった。
ツーカーはツーカーSの好調で純増数を伸ばし、ボーダフォンを抜いて3位に踊り出た。ボーダフォンは好調を維持しているDDIポケットにも純増数で抜かれている。冬のV3G端末発売までじっと我慢と言っていたボーダフォン関係者はこの結果に危機感を抱くべきだろう。
しかも、ボーダフォンは従来端末の解約が多く、Web対応端末もカメラ付き端末も台数が減っている。それでも辛うじて、純減を免れたのはプリペイド端末が増えている証拠で、それほどプリペイド端末が好調なのか、それとも解約数をプリペイド端末で穴埋めしているのか、どちらなのだろうか・・・。
月末に発売された902SHが今後台数を伸ばせば純増数が増えるかもしれないが、やはり海外メーカーの端末は今のところは日本のユーザーには受け入れられていないようだ。それなのに、肝心の902SHも操作性では海外端末もどきになってしまい、ますます日本のユーザーが遠ざかってしまわないかと心配される。
グループ名 | 2004年12月純増数 | 累計 |
ドコモ | 24万7500 | 4791万4200 |
au(KDDI) | 24万1600 | 1875万9000 |
ツーカー | 1万5500 | 359万9600 |
ボーダフォン | 900 | 1521万1000 |