富士通のF901iCは901シリーズの中でも最もPC連携機能に力が入っているのが魅力だ。
「F901iC」のPC連係機能を試す
「F901iCでは充電台のUSB端子が復活。市販のUSBケーブルで充電しながらPCと接続し、データ交換やデータ通信が行える。端末に装着したminiSDカードにPCからアクセス可能なUSBマスストレージ機能にも対応。miniSDカードに保存された撮影画像をPCに取り込んだり、PC内の音楽ファイルを端末のminiSD内に書き込んだり……といったことが容易に行える。」
「FOMA 901iシリーズ共通の特徴となったのがミュージックプレイヤー機能。AACフォーマットの音楽ファイル再生に対応し、例えばiTunesでエンコードした音楽ファイルをそのまま再生できる。」
「FではF900iからこの機能が備わっていたが(2004年7月の記事参照)、“映像なしの動画ファイル”としての変則な扱いだった。このため音楽を聴くには、miniSDカードの特定のフォルダに、指定されたファイル名で音楽ファイルをコピーするなど、煩わしい手順を踏む必要があった。」
「F901iCでも、miniSDカードへの記録にルールがあるのは変わりないが、付属の「miniSDユーティリティ」を使えば、miniSDカードへの楽曲転送を容易に行える。ユーティリティ上の動画フォルダに音楽ファイルをドロップしてコピーするだけでいい。ユーティリティがファイル名を変更しながら、適切なフォルダにコピーしてくれるからだ。」
「また音楽ファイル内に埋め込まれたタグも有効なので、iTunesなどの音楽情報をタグに埋め込んでくれるソフトでエンコードされていれば、F901iCでも曲名を一覧することが可能だ。」
Bluetoohtこそないが、USBマスストレージにも対応し、iTunesの曲名、アーティスト名などの情報まで対応して、PC連携機能を大幅に強化しているので、格段に使いやすくなっているようだ。