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【SoftBank】auの新割引に対抗する「新・自分割引」

2007年07月19日 19時58分39秒 | SoftBank
 ソフトバンクモバイルは、オレンジプラン向け割引サービス「新・自分割引」を9月1日に導入する。

 「新・自分割引」は、2年単位の継続利用を条件として、初年度から基本使用料を50%割り引くサービス。オレンジプラン(X)のうち、エコノミー、ライト、オフタイム、デイタイム、キッズ・シニアプランは52%割引、ビジネスとスタンダードは47%割引になる。現在、「自分割引」に加入しているユーザーは、9月利用分から「新・自分割引」が自動適用される。

 この新サービスは、KDDIが19日に発表した「誰でも割」の対抗サービスとして発表された。ソフトバンクモバイルでは、かねてより他社が新たな料金施策を発表した場合は、24時間以内に対抗サービスを発表する方針としており、今回もその方針に沿って発表されたことになる。

 なお、19日に行なわれたKDDIの記者会見では、「ソフトバンクモバイルが24時間に対抗策を発表するのではないか」との質問に対し、プレゼンテーションを行なった取締役常務でコンシューマ事業統轄本部長の高橋 誠氏は「オレンジプランの利用動向は低いと見ている。(対抗策が出たとしても)それはそれで良いのではないか。それに対する対策は考えていない」とコメントしている。


ソフトバンク、auの新割引に対抗する「新・自分割引」

 ソフトバンクはauの「誰でも割」に対抗して、すかさず「新・自分割引」を発表した。

 「オレンジプラン(X)」のエコノミーなどは2年契約すれば、いきなり52%引きになるというのは魅力的だ。「オレンジプラン(X)」のユーザーで利用年数が3年以内の人と「オレンジプラン(W)」の人には特にメリットが大きい。

 「ホワイトプラン」ばかりが注目されているが、他社携帯電話等にちょっと電話する人などには「オレンジプラン(X)」のエコノミーが一番お得なだけに、「新・自分割引」の導入で、ますます魅力的になるだろう。これはある意味で、「Wホワイト」がますます伸び悩む結果になりそうだ。
 そういう意味では、「Wホワイト」を増やしたいソフトバンクとしては、「新・自分割引」の発表はやや苦しかったのかもしれない。

 問題なのはau側の「オレンジプランの利用動向は低いと見ている。」という発言だ。それは事実なのだが、これを裏返せば、「auのプランは『ホワイトプラン』よりも高いので、利用動向は低い」という意味で、au自らが自社のプランが「ホワイトプラン」に負けているのを認めている事になるのではないだろうか?
 いかにも「ソフトバンクとは料金争いをするつもりはない」という意味ともとれる発言で、auのやる気のなさを感じる。 

【au】9月1日から1人でもいきなり半額「誰でも割」開始

2007年07月19日 16時15分56秒 | au
 KDDIは7月19日、au携帯向けの新料金プラン「誰でも割」を発表。9月1日から開始する。

 誰でも割は、2年の継続契約を条件に1人(単数回線)でも、利用年数に関わらず「年割」+「家族割(法人割)」の基本使用料の最大割引を適用するプラン。これによりWIN端末使用ユーザーは、月々の基本使用料が半額になり、利用年数が1年目の場合、従来の「MY割(法人MY割)」や「年割」+「家族割 (法人割)」適用時に対し13.5%割引率が拡大する。基本使用料に含まれる月々の無料通話分は割り引き後も変わらない。

 7月20日から新規契約ないし機種変更するユーザーを対象に、先行受け付けを開始。すでにMY割(法人MY割)に契約するユーザーは9月利用分から「誰でも割」が自動的に適用。MY割未契約のユーザーは、EZwebサイトないしPCサイトにて、8月13日から申込み受け付けを開始する。


KDDI、1人でもいきなり半額「誰でも割」開始──9月1日から - ITmedia D モバイル

 auもDoCoMo同様に割引サービスでソフトバンクに対抗しようという方針のようだ。

 根本的な基本料金の値下げをするのではなくて、2年契約すれば誰でも基本料を半額にするという作戦だ。

 例え半額になっても、最低でも1700~1800円の基本料がかかるわけで、「ホワイトプラン」の安さにはとてもかなわないし、通話定額でもない。仮に「Wホワイト」と比較しても、通話料は「Wホワイト」の倍以上なので、この程度の内容では「ホワイトプラン」へのユーザー流出は防げないような気がする。

 それにしても、「誰でも割」というネーミングがなぁ・・・。「誰でもいいから2年契約して入ってください」と言わんばかりのネーミングだ。

 この程度の内容では、まさに「決める夏」どころか、「他社に決められてしまう夏」になりそうだ。

 また、この「誰でも割」などは長く使っている既存ユーザーにはまったくメリットがないばかりでなく、「新規ユーザーばかり優遇してけしからん!」と不満を漏らす人も出てきそうだ。

 ソフトバンクの24時間以内の対抗策発表も楽しみだ。

 このままでは、料金競争はソフトバンクの一人勝ちになりそうだ。そうなると、DoCoMoやauの値下げに期待していた既存ユーザーもいよいよ決断して、ソフトバンクに家族ごとMNPというケースも増えそうだ。