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【シンプルオレンジ】端末代が実質的に20880円高

2007年11月16日 21時20分29秒 | SoftBank
 auの「買い方セレクト」が12日にスタートしたのと同時に、ソフトバンクの「シンプルオレンジ」プランも始まった。

 「シンプルオレンジS」は月額810円(税別)、「シンプルオレンジL」は2310円(税別)で、無料通話はない。

 シンプルオレンジの魅力は安い月額基本料だけではなく、通話料が安い。「シンプルオレンジS」は15円/30秒(税別)、「シンプルオレンジL」は10円/1分(税別)と、Sは「ホワイトプラン」より、Lや「Wホワイト」よりも通話料が安くなってしまっている。(このままでは「ホワイトプラン」よりも人気が出てしまうので、後述のように特別割引の減額をしている。)

シンプルオレンジSoftBank

 もう一つの魅力がパケット定額並みに1パケット0.1円(税別)と安い点だ。

 これだけでいくと、「ホワイトプラン」や「Wホワイト」よりシンプルオレンジを選んだ方がいいようにも思える。

 「新スーパーボーナス」での端末購入時にしかシンプルオレンジに加入できない。また、一度「シンプルオレンジ以外の料金プランへ変更された場合は、当料金プランへの再加入はできません。 」というのも厳しい条件だ。

 「新スーパーボーナス一括」セールはほとんどが「Wホワイト」必須のため、オレンジシンプルでは「新スーパーボーナス一括」セールで購入できない。

 「シンプルオレンジ」への加入の条件が厳しいだけでなく、端末価格面でも不利となっている。 

新スーパーボーナスSoftBank

 「新スーパーボーナス」の特別割引額が「ホワイトプラン」などと比較して、ほぼ一律に月額で870円(780円端末の場合は780円)低くなっていて、総額で870円×24回=20880円(780円端末の場合は18720円)少なくする事により、端末価格的に「シンプルオレンジ」に割高感を出している。

 これはauのシンプルコースがフルサポートに比べて、購入サポートとして端末価格が21000円引きになるのとほぼ同等の差額となっている。

 特別割引2200円端末の場合シンプルオレンジは1330円に、1780円端末の場合910円に、1280円端末の場合410円に、980円端末の場合110円、780円端末の場合は0円となっている。

 もしも「新スーパーボーナス一括」セールで「シンプルオレンジ」契約できたとしても、特別割引が870円も減るので、24ヶ月の基本料が無料になるという事は不可能になっている。(それ以前に最近の「新スーパーボーナス一括」セールは「Wホワイト」が必須なので、まずありえない。)

 こうしてみると、単純に月額基本料と通話料の安さだけで「シンプルオレンジS」等を選択しても、特別割引の減額によって、「ホワイトプラン」よりも割高になるように設定されているので、普通の状態ではほとんど「シンプルオレンジ」は選ばないように設定されているようだ。

 あえて「シンプルオレンジS」を選択するのならば、「新スーパーボーナス一括」セールはほぼ絶望的なので、780円端末を「新スーパーボーナス分割」で購入する場合に、割高感がそんなに高くないと言える。

 780円端末で「ホワイトプラン」だけを契約した場合に、毎月980円の支払があり、24ヶ月間で総額23520円となる。

 それに対して、「シンプルオレンジS」の場合は毎月850+780=1630円の支払となり、24ヶ月間で総額39120円かかることとなり、24ヶ月間の総額で「ホワイトプラン」よりも15600円だけ高くなる。(月額780円の端末分割金の分を訂正)

 780円端末を「新スーパーボーナス分割」で購入する場合だけ、「シンプルオレンジS」を検討してみるのも面白いかもしれない。ただし、この場合は「ホワイトプラン」の特典であるソフトバンク間の通話無料やメール無料のメリットはないので、要注意だ。

 どうしても780円端末が気に入って使いたいという特殊なケースの場合のみ、「シンプルオレンジS」を選ぶとか、すでに「ホワイトプラン」は持っているので、2回線目も無料通話分は不要で、かつ他社への通話料の安い「シンプルオレンジS」を使ってみたいという特殊なケースくらいしか選ぶ理由はあまり見当たらない。

 ただし、現在の紹介キャンペーンは「ホワイトプラン」加入が必須条件なので、「シンプルオレンジ」を選ぶとキャッシュバックされないため、さらに割高感が出てしまうので現実的ではない。