あの手この手で今年も暮れた
69回目の大晦日
蒔いた種の一部は芽を出し育ちつつあるが
花が咲き実を付けるにはもうひと手間がかかる
そのひと手間を
目先のやりくりのほうが先だってんで
かけられずにいる
世相に目を転じれば値上げ一色で
その発端がたった一人のわがままだったりして
世界の隅々にまで大なり小なり影響を及ぼしている
生きている人はまだ挽回のチャンスがあるからまだいいけれど
志半ばの人が何万人亡くなったのか
都合の悪い数字は報道されないし
独裁者には握りつぶす特権がある
80年前の我が国も大本営発表がまかり通っていた
と習ったものだ
歴史を中途半端に学んだ人が上に立つと
ろくな結果にはならない、という、歴史が
また繰り返される