届いたドラフティングチェアを組み立ててみたんだが、カタログ値の72cmという座面は着座すると2㎝沈み込み、アームレストとデスクの高低差は18cmもある。何よりディスプレイ画面をやや見上げる、首には不自然な姿勢を強いられるのが不満だ。
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で、力ずくで改造することに。かねてよりはじき出していた数値に少しアレンジを加えて切り出した材料の写真を2枚。2×4の6尺物を2本だと材料がちょっと足らず、以前の余り物に活躍の場を与えたので色違いになっているのと、同じサイズの部材がトリミングの関係で、見た目の大きさに微妙な差が出来ちゃってるのはご愛敬。フロアの縦に見える線がおよそ30㎝間隔だ。
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一層目を組み上げて接着し、見切り線が重ならないように2段目の部材を接着してベース部分はひとまず完成。うん、数学は嘘つかない。
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キャスターは脚部に差し込む方式なんだが、軸のサイズが10.9mmという手元のドリルにはない中途半端な寸法。そのうえ、穴あけに使うドリルは10mmまでしか咥えられない。リフォームを始めてから足繁く通うようになった金物屋さんに相談すると、6角軸の10.5mmのドリルで少し抉(こじ)るようにやればいいんじゃないというアドバイスを受けて何とかこの難題をクリア。
ただし、10.5mmの穴の口元はやや大きくなったと見えて10.9mmの軸を受け入れはしたのだが、穴の奥の方は10.5mmのままのはず。力ずくで叩き込んだから入るには入ったのだが、何かの時に抜こうとすると相当手こずるはず。で、完成した絵がこれ。
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2×4材の厚み2枚分のかさ上げで着座時の座面が82㎝。妥協できるぎりぎりの高さを何とか達成。ここまでくれば見た目は悪くなるがさらにもう1層加えるのは容易だ。何しろ下方向への調整可能域がまだ20㎝もあるので、適当な材料が見つかったらもうひと手間かけてみたい。今あるといいなと思っているのは10~15㎝ぐらいの太さのケヤキの丸太というか枝。木肌を活かして・・・・。夢は膨らむ。