年明け以降も能登半島地震、羽田の事故の続報とか王将戦の結果とか、
充分ブログの更新のきっかけになるニュースはあったんだけど、
そんなことなんか些細に思えるような緊急事案を抱えていた。連日
夏場だったら辺りが白んできそうな時刻まで、とある作文とその推敲に
充てていたんだが、ようやくそれも一区切りがついたので、遅まきながら
更新でもしてみようかなと。
地震の死者は220人に達した。未だに20人の行方が分かっていないんだと。
きっと倒壊した家屋の下や、大規模火災の現場で見つけてもらうのを今か今かと
待っているんだろう。避難している人も当分の間2万人から減りそうもない。
支援するにも、復旧するにも、季節と地勢が悪すぎる。発災後数日は天候も
よかったんだが、その後は容赦なく雪が降っているようだ。捜索、復旧作業を
妨げ、かろうじて倒壊を免れた家の屋根にも、追い打ちをかけるように雪が
積もって押し潰そうな勢いだ。未だに孤立化が解消されず、支援が届かない
集落もあるやに聞く。避難所の環境も良くない。低体温症や医薬品の欠乏が
災害関連死に直結すると有識者は警告するが、対策は後手後手状態が続く。
話は変わるが、地震直後の津波が輪島港にも到達していたんだが、その後検潮所
からの正確なデータが送信されなくなっていた。現地に行ってみると、地盤が隆起
していて、観測機器が干上がっている状態だったんだと。喜んでいいものか
どうか、石川県の面積が若干増えてましたとさ。
さて、ここからの復興なんだが、どう進めるんだろう。地権者のエゴの衝突が
復興への動きの妨げになってはいけない。被災者の心をその土地に縛り付けて
いる得体の知れないものをうまく制御しないと、復興は後ろにずれこんで
いきますよ。東日本大震災の被災地での知見・教訓が今回生かされれば
いいんだが・・・。
藤井八冠のタイトル防衛一色の一年は、一週間前の王将戦で始まった。
二日目に帰宅して早速中継サイトを覗くと、藤井王将の残り時間が26分、
挑戦者菅井八段は1時間30分ぐらいだったかな。相穴熊模様で、残り時間だけ
見たら王将ピンチかと思いきや、AIの形成判断はなんと60%で王将が有利だ。
80手目の8筋に垂らされた歩への対応を菅井八段が考慮中。局面が86手目まで
進むとさらに20分消費されて王将の残りは6分になったんだが、まさにその辺り
から典型的な藤井曲線が描かれ始め、飛車を得した王将が詰ましに行きますよと
120手目に打った金を見て、素人目には穴熊が崩壊したようには見えないものの、
すべてを悟った挑戦者が38分も残しながらの無念の投了。最後の20数手はほぼ
ノータイムでAIの示す最善手を指し続けるという王将の正確無比ぶり。いやあ、
いいものを見せてもらいました。菅井八段は振り飛車でここまで勝ち上がって
きたらしいんだが、有利とみられていた先手番で得意の振り飛車が藤井王将の
返り討ちにあったので、もう不利飛車の時代は終わった、王将が今回も居飛車の
優位性を証明した、などとネット民のかまびすしいこと。
昨夕、帰宅時に強めの雪が降ったんだが、日陰を除いてもう溶けてしまった
ようだ。冬場に急遽帰省する可能性もなくなったので、スノータイヤに履き
変えることは無くなった。早朝の出勤時は時間に余裕を見て出発し、急の
付かない運転をすれば、今シーズンは乗り切れるんじゃないかな。
まだ大谷のドジャース移籍には触れてなかったけか。一人で万博が開けちゃう
くらいの契約金だと、野球がマイナーな国でも大きく報じられたようだ。
「デコピン」という愛犬の名前も話題を集めていた。背番号17を快くゆずって
くれた同僚の奥さんへのお礼がポルシェのEVってのも話題になったし、大谷に
進められる格好で、NPB最高の投手山本由伸もドジャース入りを決めた。
二人がヒリヒリするポストシーズンを送るのは、確定って言って間違い
ないんでしょう。どれだけの数字をたたき出してくれるかも、今から楽しみ。