損害保険登録鑑定人

2005年05月02日 06時34分06秒 | その他の保険
損害保険登録鑑定人とは
 社団法人日本損害保険協会に登録された者で、財物に係る損害額の鑑定及び保険価額の評価やそれらに関する一連の業務を行う者をいいます。

損害保険登録鑑定人規則 第二条より
 各種火災保険や賠償責任保険、自動車保険の対物事故などの、損害の調査及び算出や保険を適正に契約する為の物件評価を行います。
分かりやすく言いうと、火災保険が契約されている建物が火事になった時に、保険会社から依頼を受けて現場へ行って下記の手順で調査鑑定をします。

 ・事故原因、損害状況の調査
 ・写真撮影、図面作成
 ・損害額と保険価額の算定
 ・保険約款から判断をして、支払保険金を算出
 ・鑑定報告書を作成して保険会社に提出


 損害保険に関係のある火災・落雷・爆発・破裂・風災・ひょう災・雪災・漏水事故・盗難・自動車事故・賠償事故等、様々な保険事故及び台風や地震・水害等の広域災害においても活躍しております。

特に今年のような都市は鑑定人さんは大忙しだったこと間違いありませんね。
しかし、われわれの商売や鑑定人さんが暇なほうが本当はいいのでしょうね・・・・

当て逃げ事故

2005年05月01日 08時20分54秒 | 自動車
警察署から一本のがあなたのお客様がスーパーの駐車場で車をぶつけたようです。
本人はぶつけて記憶が無いようだがお互いの傷を合わせると高さが同じ相手の車両についている塗料の色も同じ・・・

本人はぶつけていないと言っているが・・・どうか来てくれないか?

現場に行ってみると契約者が警察官ともめていた。
被害者は、その事故があったことと被害を立証責任がある。
ある意味こちらとしてはつっぱなるてもある

被害者は、買い物終えて自分の車に戻ったところバンパーからフェンダーに傷があることに気がつきスーパーの警備員へ通報し隣の車両の傷等を含め確認してもらいスーパーのインフォメーションで車のナンバーで呼び出ししてもらったが1時間たっても現れずその場を離れて戻ってきたら相手はすでにいなくなっていた。困り果てて警察へ通報しナンバーから相手を探し出してもらった。

一方、契約者は久しぶりにスーパーに買い物にきて駐車ペースがあいていたのでそこへ頭から車庫入れをしたのだからぶつけるわけが無いぶつけたとしたらこちらから呼び出しをするよ。または、別のところにおいて知らないフリをするかもしれないよ。まさかぶつけておいて隣においておくはずが無いだろう?

今回の傷は塗装にわずかに傷がある程度で仮にぶつかっても気がつかないのであろう

仮にぶつけたことを立証された場合は、それにかかった費用や裁判費用や刑事罰・・・・
さまざまな不利益となるのである。
損害額は約4~5万円程度であるならば最悪の事態は避けたいところです。
名誉かけてとことん戦うのか・・・が問題点となる。
契約者はまったく目撃者が無い中で不本意ながら事故があったことを認めた。

考えを変えてみるとこんな事故に巻き込まれないためには、加害者でないことが立証できるようにする必要があるのかもしれません。


どうもすっきりしない事故の解決となった。