個性化とは、自我(エゴ)と自己(セルフ)が一体となることと
ユングは言っています。
無意識の奥底にある
「自分は何のために生まれてきたの?」
「私はいったい何を望んでいるの?」
「私は誰?」
という人類の永遠のテーマの問い=ターコイズに対し、
答えを見つけていくプロセスの中で
「自己」を知ることが、大きな喜びであり、その自己の存在を実感するのが
「自我」ということになります。
自分が正しいと思いこんでいるもの、
自分がいやだと思っているもの、
コンプレックスと思っているもの、あるいはシャドーなどの
「自我」の偏ったジャッジに対して
謙虚に見つめ (そのためには壁にぶつかることが必然的に出てくる)
その先にある、自分にとって、本当の幸せとは何かという「自己」を見出します。
この個性化のプロセスの道を歩みだすのは、
ユング曰く、
中年以降としています。
(中年がいつなのかは人それぞれ・・・)
社会的地位、自分の仕事、自分の現実、あるいはその将来像がある程度固まり、
必死に(親や世間の目を気にしながら)頑張ってきたことが落ち着き始めたとき、
人はハタとこのままでいいのか???と立ち止まるのです。
これを中年期の危機としてますが、
それに気づくことが人生後半の喜びと大いに関わってきます。
新聞の身の上相談で、
40歳代のある女性が、
幼少期における親への恨みつらみを吐き出すように打ち明け、私はこの気持ちをどうすればよいのか?これからどう向き合ってどう生きていけばいいのか?
というような相談があったとのことで、
40歳の大人になって、いまさらこんなことで悩むことってあるのでしょうか?
という質問というか話が出ました。
大いにあるんですね~。
もっと後になってからでもありますね~。
というより、その気づきがないということは、物質的な充足感以上の
大きな喜びを得ることが一生できないということになるのでしょう。
壁にぶつかることで、自分の内面と向き合い、
本当の自分とは何か?と問いかけるようになります。
何かによって(親ということが多い、世間、権威など)条件づけられていたものから
そのペルソナを外すことができるのが、
中年期への転換期に起こりやすいということなのかもしれません。
そして、今までコンプレックスと思っていたものが、
実はギフトを得るための強烈なヒントであったり、
シャドーに覆い隠されていた、本当の魅力を発掘したりするチャンスを得ます。
宇宙はもともとひとつのエネルギーであり、情報であることは
量子論で説明がつく時代となりました。
私たちの心と体には、
宇宙全体の空間と時間に関する情報が含まれています。
何か問題が起きたときに、それの原因が他人や自分の外にあるように
考えがちですが、
自分も他人も環境も実際はすべて一つのもので、
同じホログラム情報を共有しています。
個性化のプロセスは、
問題解決のカギは自分の内側に持っているということで、
自分の内側にすでにある答えを、じっくり深~く見ていくことです。
そのときにはひとりになる必要があるので、ちょっと孤独を感じるかもしれませんが、
その時間はとても大切。 しかも本当は決して一人ではなく、宇宙はひとつ。
62番「マハコハン」内なる教師 画像
宇宙はひとつ・・・何やら量子脳論が、
いままでの様々な人類の問いに対して
解き明かそうとしている時期に来ているっぽい。
トップレベルの学者さんたちはすでに仮説を立てている様子。
まだ、宇宙の4,6%しかわかっていないらしいけど・・・加速度的に解明されつつある!
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