「アナと雪の女王」を見る人が多い中、
を観ました。
カンヌ国際映画祭で、監督と二人の女優がパルムドール(最高賞)を獲得し、
スピルバーグ監督が絶賛、
なんといっても私の好きな色「ブルー」がタイトルになっていることで興味を持ちました。
ブルーが、意味深な「熱い色」として表現されているのがいいな~。
さすが、フランス映画です。
すべてが美しく芸術的。
同性愛者の恋愛物語だけれど、
セリフは、文学的、哲学的。
映像は
それがたとえベッドシーンであっても、絵画に描かれている美しい女性たちのよう。
クリムトとエゴン・シーレ、どちらが好き?というような会話が出てきて、
昨年、ウィーンの美術館で観た絵をを思い出しました。
華やかなクリムトと内面の苦悩を描くシーレは対照的。
一目ぼれや恋愛の苦しさは万国共通だから、特にレズビアンだからということはなく、よくある話。
ブルーだからこそ描ける、フランス事情が背景の恋愛物語はこうなるか~~。
リアルにパリの日常に迷い込んだような錯覚を覚えるカメラワークが素敵なのかもしれない。
面白いというより、とても興味深かった!
パリのマルシェにて。2013年2月
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