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パーソナルカラーも押し付けない、型を破るためには型が必要でさらに?

2015-06-18 | パーソナルカラー

先日のカラー講座でも再確認したこと、

また、カラーリストとしてよくあるご相談で私が感じること

 

パーソナルカラーを見極めるということは

かなりの熟練が必要ですね。

基本、4つのグループに分けるので、

ちょっと理論を勉強すれば、すぐにパーソナルカラーリストになれると思っている人が多いですが

実は奥が深いものです。

 

どんなものも習得するためには、プロセスとステップがあります。

1 習いたての段階

2 少しわかってきた段階

3 相当慣れてきた段階

 

 

 

 自分が今どの段階にいるのか、自分を知るということ。

時々それがあいまいで、ごまかしやあきらめ、いら立ちを感じている人がいます。

(これはカラーに限ったことではなく、どんなものにも当てはまりますが)

 

自己評価を正しくすることは成長の早道だと思います。

何をわかっていて、何がわかっていないかをできるだけ正しく知ること

 

この世の中はわからないことだらけなので、いつまでも探求することになるでしょうが

それでも今の立ち位置を知ることは大切です。

(何をしたいのか、したくないのかも同様です)

 

そのうえで、自分ができる範囲を知り、もしそれ以上できるようになりたいと思うならば

そこを埋めていく作業は必要です。

自分がどこへエネルギーを注ぐのかは自分次第で自己責任なので

やりたくないものはやらなくてもよいと思いますが、

何をどんな範囲でやりたいかが明確になっていないがために

人と比較したり、理想が高いため、焦りだけがでてしまい、結局何もやらないというのはもったいない。

 

 

それと重要なことは、

パーソナルカラーは押し付けるものではないということ

 

お客様のニーズにこたえること、何が必要かを知ること

知りたいと思っていることに対して応えるということが重要だと思うのです。

こちらが伝えたい~と思っていることと、相手が知りたい~と思っていることが違うと

空振りになり、どちらもフラストレーションを抱きます。

押し付け=おせっかいです。

 

ということは、コミュニケーションを十分とる必要があるのですが、状況によりできない場合は難しいです。

 

4つのグループの見極めができるようになることは

一番の土台ですが、それはある意味スタート地点です。

 

 

色の見え方は、

国、地域によってもずいぶん違いますよね。

 

時代や流行によっても違うし、

ライフスタイルによっても違う

文化や風習によっても違うし

もっと言えば個人の生きてきた歴史によっても

そのニーズは違ってきます。

 

最近では沖縄へ行く機会が多いので、

そこでさらに感じることは

その土地の色、空の色、土の色、建物の色

考え方、世代の違い、文化風習の違い、宗教の違い

などがあり、

まずはそれを学ばせていただき、

それをリスペクトして

もし求められるならば、それに見合ったものを

提案できればよいなと思いました。

 

「郷に入れば郷に従え」

色というものも、自分が思いこんでいる色とは違いがあるということを前提に

見ていく必要があると思うのです。

 

いくら、経験を積んでいるからといって、

土足で踏み込んでいくことは避けたいですね。

 

(たまにそれでもよいから何でも教えて~~という人もいますが、

そういう方は何やら憧れからそういう場に出てきて結局のところ

自己嫌悪に陥り、本当に私が知りたいこと必要なことはなんだったのかなとか?

でもみんながやっているし、一緒にいると楽しいし的な?)

 

 

感覚や考え方は柔軟にしておいたほうが楽ですね。

 

極端な言い方をすれば「常識」とか「正解」なんて言うものは、この世の常ではないと思います。

それは勝手に人間が作り出したもの。

だからそんな勝手なものに対して振り回されたくない。

 

 

押し付けようとすると

反発を食らいます。

 

いずれにしてもパーソナルカラーは画期的素晴らしいツールですが、

それをどのように応用して、人のために役立たせることができるのか

謙虚に見ていく必要があります。

 

色の世界は広いので、パーソナルカラーだけではありませんし

スタイリングだって同じことが言えます。

 

型にはめようとすればするほど、おかしななものになっていく場合もあります。

もちろん最初は型というかルールというか、基本がと~っても大切ですが、それをもっともっと

広げていくことが上達であり

人に受け入れられるようになる色の世界ではないでしょうか?

 

カラーの仕事が広がらないという方は、

型にこだわりすぎていたり

それ以上のものや、それ以外のものを受け入れない状況になっている場合があるかもです。

 

意外と見つめなおすと自分の癖、自分の好みを人に押し付けていることがあります。

色ほど、好き嫌いがあるものはありません。

プロになればなるほど、好き嫌いを外していくことが必要です。

色のアーティストであれば自分の好みをまっしぐらに掘り下げるのも一つ極める方法でしょう。それもあり。

ただしカラーコーディネーターに限っては

自分の好きな色ではなく、必要な色を客観的に提案できなければなりません。

 

見つめなおすためには、たまにはブラッシュアップも必要ではないかと思います。

 

私の今の仕事のやり方でいうと、

知りたいと思うことに対して、私にできる限りのことをお伝えする

というスタイルに変わりつつあります。

 

何がわかって何がわからないのかということが

わからない方に対しては、お応えできないかもしれませんので

今一度自分を振り返り、自分に必要なものを整理しておいてほしいなと思います。

 

ただ、今の時代、教えてもらったものがすべてとか、指示待ちの人が多いなあと思います。

もちろん、わからない場合、ご相談には十分お応えしております。

企業様でもカラーなら何でもという時代ではなく、

こんなことが知りたいけれど何ができるか、

どういうカリキュラムが良いかというリクエストがほとんどで、

以前のように、「パーソナルカラーについて話してください」「似合う色を見てください」

をというような漠然として要望はほとんどありません。

 

今日は、全く要望が違う4社の企業様向けレジュメをオリジナルで作成していますので

10枚以上になりました。

各企業様に必要とされている内容に特化して、イメージを膨らませながら

参考として喜んでいただけるものを作成しています。

 

 

 

あ、でも他には最近ある自治体の主婦向けのカラー講座の場合は、単純に似合う色見てください~というのもありました。

それはそれで、もちろん喜んでお引き受けしています。

 

カラーって面白いって思ってもらえること、

それが私の仕事で使命かなと思います。

 

 

 

 

 

 

リクエストによって、講座を開講することも可能です。

カスタマイズしたマンツーマンコースもあります。

 

お問い合わせはエクリュHPより承ります。

お問い合わせページはこちら ★★★

 

 

沖縄県立博物館・美術館 

沖縄で滞在するマンションからすぐのところにあるので、先日ちょっと寄ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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