私が昔、CAだった頃、新人チェックアウトすぐの時は、フライト前に分厚いマニュアルを読みふけり
失敗しないように、万全の準備をしていました。
エマージェンシー(緊急事態)チェックの手順、機内サービスの手順
(CAはサービス要員であると同時に保安要員でもあります)
もう必死、覚えることで精一杯でした。
機内に乗り込み、お客様搭乗までの短い間に素早く準備しなければならないのですが、
上司から「それは、そうではなくてこうして」と言われた時、
「え!?マニュアルではこう書いてありました・・・」と答えたところ、
叱られました。。
その時は必死だったため、「マニュアルにこう書いてありました」という言葉は、上司に逆らうという気持ちは私には全くなくて
とにかく、仕事をキチンを覚えた通り、遂行しようとしただけの必死さゆえだったのですが、
「はぁ~ん?!マニュアル~!?」「それがどうした」
「ここは現場なんだーー、お客様の人数とフライトタイム、その他諸々を考えると今回はこのやり方でするんだ!~」
私は、ハタと気が付いて、「ハイーーー!!!!!」とその指示に従いました。
後で、先輩にマニュアルにこう書いてあるなんて生意気なことを言ってしまって
、大ベテランで熟練している人に逆らうようなことを言ってしまった
今後は、「どういたしましょうか?」と聞きながら仕事を進めていこうと反省しきり。
そういう私もしばらくして仕事に慣れてきたころ、
マニュアル通りでよいパターンなのか、状況に応じてアレンジしたほうが良いパターンなのか
わかるようになってきて、
「この路線のサービスはこのようになっていますけれど、今日はこちらのパターンで用意いたしましょうか?」
とか
「どちらのパターンで用意するのが良いですか?」
と先輩の意見を聞いてから準備するということができるようになりました。
チームワークが大切な仕事場で、とてもスムーズに進めることができるようになりました。
たまに、予想を超えた状況になった場合は、臨機応変にすぐに対応を変えて行くこともあります。
その場合はもちろん、先輩の了解を得てからです。
一人が勝手な動きを良かれと思ってしてしまうと、チームワークの輪が乱れてしまうので、相談や報告は絶対に欠かせません。
そういう痛い経験から、私は基本としてマニュアルやテキストで勉強を下準備としてしておくことは大切だけれど
現場はそれを超えて、臨機応変に対応していくことを学びました。
そして、それは経験というものを通してしか学ぶことができないものでした。
サービスというのは、相手は機械でなく人間です。
人というのはどういう反応をするのか
パターンはあるにしてもその時の状況によって全く違ってくることがあります。
常にどうすれば最善なのかを考えていました。
マニュアル < 様々な状況別パターン < 個別
最近はどんな職場であっても、マニュアル重視だったりしますが、味気のないサービスです。
当たり前のことが当たり前にできるということは、金太郎飴のように均一のものは提供できるメリットはありますが、
感動を与えるのは、それを超えた瞬間だと思うのです。
たまにスーパーのレジの人が、こちらの気持ちを汲んで
その人の配慮として答えてくれたりすると、
それがどんなに小さなことであったとしてもすごく感激してしてしまいます。
なんて良いお店なんだろうって。
通っていると、だんだんレジ担当の人たちの行動が見えてきて、新人さんだな、実習生だな、ベテランさんだなというのがわかってきます。
ベテランだからよいというわけではなく、ベテランだからだれている場合もあり、実習生でも熱意と笑顔満点だと好感が持てたりします。
人というのは、いろんな立場と経験によって変わっていきます。
カラーの世界も同じようなことが言えるのではないかと思っています。
今は資格時代です。
試験に合格することが目標となって、
たとえば色彩検定1級をとったということで満足してしまう傾向がありますが、
色彩検定1級?それがどうしたの?だから何?
どういう意味があるのかは、それを使いこなしてこそなのだと思うのです。
1級を持っているだけでは何の効力もありません。
確かに肩書になりますし、企業はわかりやすいためにそれを従業員に求めたりしますが、
私はそれだけでは判断できず、取得するために「頑張りました証明書」でしかないと思っています。
頑張りましたの次のステップに進める人が本物です。
最近では即戦力を求めますが、そんな肩書で判断しては血迷います。、、が、それがわかりやすいという現実。。(悲)
現場で生かしてこそなのです。
その体験ができる講座を企画しました。
知識はあるけれど現場に活かしきれていない方向け
今回は、モデルとしてアクセサリー作りというテーマで学びます。
モチーフは、カラーストーンを使います。
アクセサリー作りにはダイレクトに、
それ以外のデザイナーさんたち、あるいはインテリアやテーブルコーディネートなどに興味のある主婦の方に
応用が利きます。
知識の確認をしたうえで、それをどう生かすかというところに力点を置きます。
最後のカリキュラムの実践が大切なのです。
本当はもっと時間をかけたいところですが、必ずヒントを持って帰ることができるはず。
大きく変われるチャンスです。
カラーをどう組み合わせるか、
もし、色彩検定の1級なら、理論的にあっていれば「正解」となります。
ですが、現場では理論は合っていても、それはかならずしも〇ではなく、×になることさえあります。
試験では金太郎飴的答えを求められます、当然ながら採点をするときの便宜上です。
理論的にあって入れば、正解、合っていなければ不正解になってしまうのです。
ところが現場では、その不正解の方が、良かったりします。
〇と×はつけられないのです。
どちらも正解ということもあります。基本、正解なんてないのです。(というと、???の人が多いのですが)
その感覚、左脳を右脳に移す作業、(左脳と右脳どちらも50%ずつ必要)
今回の講座で体験していただきたいと願っています。
常に正解ばかり求めていて、右脳を使ったことない方、ちょっと刺激的ですよ。
2日で学べる
作品が生きるカラーの基礎講座
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